取材:記事・写真/RanRanEntertainment
薮宏太(Hey! Say! JUMP)主演のミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』(以下『ジョセフ』)の製作発表記者会見が1月16日(木)に都内で行われ、薮をはじめ、すみれ、シルビア・グラブ、小西遼生、小浦一優(芋洗坂係長)、元木湧(少年忍者/ジャニーズ Jr.)、そして村井國夫などが登壇した。
左から:元木湧、小西遼生、シルビア・グラブ、薮宏太、すみれ、村井國夫、小浦一優
本作は、『キャッツ』や『オペラ座の怪人』を生み出した作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーと、『エビータ』『ライオンキング』などの作詞を手掛けたティム・ライスによる処女作で、全編楽曲で綴られ、ロック、バラード、シャンソン、 カントリー、ロカビリー…と、様々なジャンルの楽曲が演奏される。旧約聖書「創世紀」の「ジョセフの物語」がベースとなった本作は、11人の兄弟から妬まれ、奴隷に売られたジョセフが持ち前の真面目さで周囲から信頼され成長していくストーリー。
会見で、主人公ジョセフを演じる薮は「日本キャストで初の本格的に上演される『ジョセフ』を僕が主人公として演じさせていただき光栄に思います。日生劇場はジャニーズJr.時代から出させていただいた思い入れの強い劇場ですし、人を思いやる気持ち、人に夢を与えられるよう思うジョセフの気持ちをできるだけ正確に伝えられるよう頑張りますので、『ジョセフ』を楽しみにしていただければと思います」と挨拶。
また、薮は楽曲について「全編が歌ということで、台詞を読んでいるところが一つも無い。でも、なじみやすい曲が多いのでお客さまの心にすっと届くのでは。あとは、いかに様々な楽曲を、歌の意味を理解し、説得力をもって歌えるよう精進していきたいと思います」と力を込めた。
製作発表会見後に行われた囲み取材では薮はリラックスした様子で、自身が着用した衣装について「スチール写真、ポスター用なので、裾が長すぎ。生まれて初めて、登壇するときに介錯してもらって、不思議な気持ちですね(笑)。どこかのスポーツ紙の見出しに『薮、降臨!』って、恥ずかしいです(苦笑)。むしろ、“やっと、この日が来た”という気持ちです」と今の心境を明かす。さらに「プレッシャーも少しは感じているんですけど、豪華なキャストと一緒に、元々ある作品に自分たちのスパイスを与えて、観に来た人がチケットの値段以上に感じられるような作品になることが一番の使命かなと思っております」と意気込んだ。
ジョセフの父ジェイコブを演じる村井は「私は浄土真宗なので、旧約聖書はよく分らない(笑)。これから勉強していきます。12人の子持ちの役なので精力をもってやっていきたいと思います」と病み上がりにも拘わらず、とても元気な表情を見せた。
また、ジョセフが仕えるファラオを演じる小西は「王を演じるのはとてもワクワクします。王たる王を目指して頑張りたい。歌はプレスリーみたいですけど、(海の)向こうでやっているときは、扮装もプレスリー。もっと、ロックミュージシャン風の現代のテイストになるかもしれないです」と期待を寄せた。
Wキャストでナレーターを演じるのは、すみれとシルビア・グラブで、物語の進行を歌で導いていく。シルビアは「(すみれとは)年齢が違うでしょ(笑)。ナレーター役だから、何歳でもできる。(すみれとは)今日が、初めまして。お互い、英語ができるのでほっとしています」と語り、すみれは「私も緊張しています。5年ぶりのステージで、歌も大好きで、ワクワクしています」とコメントを寄せた。
『ジョセフ』は、4月7日(火)~29日(祝・水)まで日生劇場で、その後5月14日(木)~18日(月)に大阪・オリックス劇場にて上演される。