佐々木蔵之介主宰Team申 第5回公演『君子無朋』
佐々木蔵之介の主宰する演劇ユニットTeam申が、『君子無朋』を上演する。朗読劇で上演した番外公演を除いて、2010年にPARCO劇場で前川知大が作・演出した第4回本公演『抜け穴の会議室 ~Room No.002~』以来、11年ぶりの本公演となる。
20年に放送されたテレビドキュメンタリー番組「中国王朝 英雄たちの伝説」の第三章“過労に倒れた専制君主・雍正帝”の佐々木蔵之介による中国ロケが本作の発端となる。清の第五代皇帝“雍正帝”は、玉座に座ることなく執務室で毎日20時間働くほど勤勉で、最期は過労死との仮説が有力視される人物。その埋もれた皇帝のユニークさに触れた佐々木蔵之介が、皇帝として規格外れなこの男の生涯を掘り起こし、光を当てて物語を紡いでいきたいと、Team申の第5回本公演へとつながった。
脚本には、同ドキュメンタリー番組を制作し、“雍正帝”について詳細を調べ尽くした阿部修英。そして演出には、劇団桟敷童子の主宰で、テレビドラマ『めんたいぴりり』の脚本でも注目された東憲司。
共演は、中村蒼、奥田達士、石原由宇、河内大和など、錚々たる顔ぶれが揃った。
佐々木蔵之介 コメント
ドキュメンタリー番組での中国ロケがきっかけでした。
企画書には、「一国の頂点にありながら、大臣や高官をすっ飛ばし、223の地方末端役人と直接手紙で1日20時間、罵詈雑言のパワハラ指示を出し続け過労死した、中国歴代200人の皇帝の中でも究極の独裁君主、雍正帝」
肖像画は、くるくるパーマのカツラを被ったフランス国王ルイ14世風気取り。他にも数々のヘンテコ趣味のコスプレ画像あり。
撮影が進み、その「謎」「真相」に迫っていくうちに…この生き様を舞台にしたらオモロいかも⁇となり、旅の最後に阿部ディレクターに戯曲のオファーを。そのままの勢いで、桟敷童子の東憲司さんに演出をお願いしたところ、そのままの勢いで快諾してくださいました。そしたら、、、世界中が、こんなことに。
座右の銘に『君子無朋』と記した雍正帝。
己ひとり、覚悟と責任を背負い、国の未来を導いたユニークすぎる孤独なリーダーのお話です。
11年ぶりの自主企画本公演、無事に安全に愉快な公演であることを願うばかりです。
劇場で皆様にお目にかかるのを楽しみにしております!
Team申 佐々木蔵之介
東京公演: 2021年7月17日(土)~25日(日) 東京芸術劇場 シアターウェスト
※一般発売日 2021年6月12日(土) 10:00AM
仙台公演: 2021年7月28日(水) 電力ホール
広島公演: 2021年8月3日(火) JMSアステールプラザ 大ホール
福岡公演: 2021年8月7日(土)・8日(日) 柳川市民文化会館 水都やながわ 白秋ホール
京都公演: 2021年8月17日(火)~8月29日(日) 京都府立文化芸術会館
※一般発売日 2021年6月27日(日) 10:00AM
ほか、金沢・長野・新潟公演あり