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2022年11月20日 18:00

高橋健介が語る恋愛観「追いかけはしない。でも、相手には追いかけていると思わせたい」ドラマ『デブとラブと過ちと!』インタビュー

取材/RanRanEntertainment 場面写真/オフィシャル提供

3時のヒロイン・かなでと草川拓弥(超特急)がW主演を務めるドラマ『デブとラブと過ちと!』が11月7日(月)から放送がスタートした。本作は、電子書籍サイト「コミックシーモア」で累計6000万ダウンロードを突破したオリジナルコミックを原作に、ビルの屋上から落下したものの、一命を取り留めた夢子が、ポジティブに生まれ変わり、恋に仕事に友情に全力で突き進む姿を描いたラブコメディ。夢子が勤めるお菓子メーカー「株式会社サイバラ」に転職してくる松陰寺尊を演じる高橋健介に、本作の見どころや撮影の裏話、さらには恋愛観について聞いた。

 

005s

 

――高橋さんが演じる松陰寺が、第3話のラストからついに登場します。松陰寺はどんなキャラクターですか?

ベンチャー企業で働いていたのですが、ヒット商品を出したいという夢を持って「株式会社サイバラ」にやって来ます。かなでさんが演じる夢子が松陰寺に出会うことでどう変わっていくのかが見どころにもなると思うので、そこに注目していただきたいです。

――演じる上では、どんなところを意識しましたか?

1、2話でそれぞれのキャラクターが印象付けられて、視聴者の皆さんに定着したと思うので、そこに新しい風を吹かす人物になればと思いました。

 

001s

 

――今回は、新人社員という役柄ですが、役作りはどのようにされたんですか?

気持ちはまだ大学生気分ですが、年齢とともに会社員役も増えてきたので、普段からドラマを観たり、実際にお仕事で企業の方とお話をしたりして、イメージをストックしています。そのイメージから会社員を作っているところはあります。

――松陰寺は、高橋さんご自身と似ていると思うところや共感できるところはありましたか?

とにかく明るいというのは、僕自身も似ているところではあるのかなと思います。ただ、僕だったら、最初に大手企業に入ってから小さいベンチャー企業に行くだろうなとは思います。大は小を兼ねるじゃないですが(笑)。大学生だった当時を思い返すと、“新卒”であることが大事な場合もあると思うんです。そういうことも考えると、ベンチャー企業から大手企業に転職するよりも、大手企業からベンチャー企業に転職する方が一般的な気もします。大手企業ではやりたいことができなかったから、本当にやりたいことができるベンチャー企業でやりたいことをやろうという人はいると思うので、松陰寺は実は難しいことをやっているんだなとは思いました。

――すごく堅実な考えをお持ちなんですね。

人生一度しかないので、勝てるところに勝っていきたいな、と(笑)。

――面白い角度からキャラクターを分析されていて、興味深いです。では、今作の脚本を最初に読んだ時の印象をお聞かせください。

台本を読んだ時点では、かなでさんにお会いしたことはなかったのですが、すぐにかなでさんが演じている姿が浮かんだので、これはハマり役だなと思いました。かなでさんをイメージして僕も役作りをすることができたので、とてもありがたかったです。

 

004s

 

――Tverで配信中の「放送直前 胸キュンスペシャル!」では、キャスト同士の仲の良さを感じましたが、撮影中から積極的にコミュニケーションを取っていたんですか?

そうですね。ドラマに限らず、舞台もそうだと思いますが、やっぱり座組みの雰囲気は作品に少なからず出ると思うので、そういう面でも非常にいいメンバーでやらせていただけたのかなと思います。

――かなでさんとはすぐに打ち解けられましたか?

はい。僕もかなでさんも嵐が好きなので、それがきっかけになって、すぐに盛り上がりました。同じ趣味を持っていたり、好きなものが同じだと、やっぱりすぐに打ち解けられますよね。

 

006s

 

――印象に残っている撮影時のエピソードを教えてください。

草川さんとお酒の話をしていたときに、草川さんがよく飲むという焼酎を教えていただいたんです。それで、その場でスマホで調べて、「これですか?」って聞いたら、「違う」と言っていて(笑)。改めて調べたら、全く違うお酒だったんです(笑)。意外に天然な方なんだなと、印象に残っています。

――では、高橋さんから見た夢子の魅力はどんなところだと思いますか?

「ザ・主人公」というキャラクターだと思います。明るくて、その明るさで周りの人を巻き込んでいくようなパワーに溢れている。そうした夢子の持つ魅力は、現実社会でも必要な能力だと思います。生まれ持った天性のものだとは思いますが、素晴らしいところだなと思いました。

――松陰寺は、夢子を「師匠」と呼んで慕っていますが、もしも高橋さんの身近に夢子のような人物がいたらどうしますか?

僕も松陰寺と同じように、ついていきたいと思います。きっと僕自身も気づかないうちに、たくさん助けてもらっていると思うので、夢子に何あったら絶対に助けようと思うんじゃないかなと思いました。

 

003s

 

――ところで、今作がラブコメディということにちなんで、高橋さんの恋愛観についてもお聞かせいただければと思います。劇中では夢子と結城圭介(草川拓弥)が公園で運命的な出会いを果たしますが、高橋さんの理想の出会いは?

これは偏見だと自分でも分かっているんですが、合コンや飲み会で出会うのは嫌なんです。自分も行っているから出会うわけで、それなのに何を言っているんだという話なんですが(笑)。でも、その合コンや飲み会に、人数合わせだったり、どうしても断れない状況で行ったときに、同じような状況で来ていた女性がいて、意気投合するというのはいいなと思います。「こういう場所、好きじゃないんだよね」「僕も好きじゃないんですよ」という話から始まって、2人で抜け出して、その日はすぐに解散するけど、ちょっと気になって連絡して、次は2人きりで会う…というような。

――まるで漫画にありそうな完璧なストーリーですね! 高橋さんは恋愛をすると追いかける派ですか? それとも追われたい派?

追いかけはしないですね。「追いかけている自分」が嫌なんですよ。でも、相手には追いかけていると思わせたいんです。本当は相手が追いかけているんだけれども。そういう心理戦のような、人狼ゲームみたいな恋愛かもしれないです。

――駆け引きをするタイプ?

あまりストレートではないかな。人生、勝ち続けたいじゃないですか。もう傷つきたくないんです(笑)。

 

002s

 

――では、今回のタイトルにちなんで、高橋さんが「あれは“過ち”だったな」と思うエピソードはありますか?

「過ち」なのかは分かりませんが、東MAXさん(東貴博)の弟さんの東朋宏さんにすごくお世話になっているのに、ずっとタメ語で話していることに最近気づいて、もっと敬意を払わなければいけないなと思っています。最初にお兄さんの東MAXさんと出会って、その後に朋宏さんと知り合ったので、東MAXさんが弟として接している姿を見て、僕も同じように接してしまったんです。朋宏さんは、僕よりも18歳も年上ですし、2児のお父さんでもあるのに、受け入れてくれていて、申し訳ないなとは思っています。今さら変えないですが(笑)。

――高橋さんはどなたに対しても距離を自分から詰めていくタイプの方なのかなと思っていたので、そのお話を聞いて、イメージ通りだと思いました。

そうだと思います。特に、仕事では、作品を作るという同じ目標に向かって、一緒に走っていくので、共演者同士は絶対に仲良くなります。最終的に仲良くなるんだったら、初日から仲良くしていればいいのにって思います。俳優は人見知りの方が多いので、仲良くなるまでに時間がかかることが多くて、稽古最終日にやっと声を掛け合って「もっと話したかった」と終わることもあって、それなら最初から話していれば、もっともっと話せることが増えるんじゃないのかなと思うので話しかけるようにしています。

――ありがとうございました! 最後に、改めてドラマの放送を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。

2022年のドラマで何が良かったかなと振り返ったときに、ぜひこの『デブとラブと過ちと!』だと言ってもらえる作品になればいいなと思っています。記憶に新しいものはすぐに出てくると思うので、きっと1月から10月までのドラマよりも印象に残ると。11月から放送がスタートしていますので、ぜひドラマを楽しんでいただきたいです。

 

<文:嶋田真己>

 

007s

 

 

タイトル:『デブとラブと過ちと!』 
放送日時:
毎週月曜22:00~22:30 <TOKYO MX1>毎週土曜24:30~25:00 <BSフジ>

出演:
かなで(3時のヒロイン)、草川拓弥(超特急)、
太田夢莉、中西悠綺、西村ヒロチョ、志保、高橋健介、崎山つばさ ほか

オープニング主題歌: -真天地開闢集団-ジグザグ「スマイル★かわいいねん」(CRIMZON)
エンディング主題歌:フウセンカヅラ「シンデレラ」(T-RECKLESS creative forest)

監督・脚本:本田隆一・綿種アヤ
制作協力:  The icon
製作・著作:TOKYO MX
配信情報:
▼民放公式テレビポータル『TVer』にて2週間見逃し配信
⇒ https://tver.jp/series/srq0qo8s99

▼スマホアプリ/Webサイト『エムキャス』にて全国無料でリアルタイム配信&1週間見逃し配信⇒ https://mcasapp.page.link/mx1
▼その他各配信プラットフォームにて配信予定

HP・SNSアカウント:
▼ホームページ⇒ https://s.mxtv.jp/drama/debulove/
▼Twitter⇒   https://twitter.com/debulove_mx
▼Instagram⇒ https://www.instagram.com/debulove_mx
▼TikTok⇒   https://www.tiktok.com/@debulove_mx

事前特番配信中: 「『デブとラブと過ちと!』放送直前 胸キュンスペシャル」 TVerにて無料配信中! ⇒ https://tver.jp/lp/episodes/epn1vsyug4
配信期間:2023年1月9日(月・祝)まで

©ままかり/ソルマーレ編集部 ©TOKYO MX

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