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2022年11月24日 13:39

岡本健一、成河による二人芝居『建築家とアッシリア皇帝』がシアタートラムにて開幕!

岡本健一、成河による二人芝居『建築家とアッシリア皇帝』

【メイン1】世田谷パブリックシアター『建築家とアッシリア皇帝』撮影_細野晋司_左から岡本健一・成河_PBF5166_s

 

新星・生田みゆきの演出、演劇界の盟友、岡本健一と成河による二人芝居『建築家とアッシリア皇帝』が11月21日(月)、シアタートラムにて開幕した。

本作『建築家とアッシリア皇帝』は、スペインで生まれ、フランスで活躍した劇作家フェルナンド・アラバールの代表作で、1967 年にパリで初演。自らの作品を「テアトル・パニック(恐慌の演劇)」と称し、1960年代の演劇に大きな影響を与えた。絶海の孤島に墜落した飛行機から現れた男は自らを皇帝(岡本健一)と名乗り、島に先住する一人の男を建築家(成河)と名付けて、近代文明の洗礼と教育を施そうとする。そのうち二人は「ごっこ遊び」を始めるが、いろいろな人物を演じる中で明らかになる欲望、愛憎、そして罪の意識。それらはやがて衝撃的な事件を引き起こすことになる。

 

【メイン2】世田谷パブリックシアター『建築家とアッシリア皇帝』撮影_細野晋司_左から岡本健一・成河_STJ2965_s 【メイン3】世田谷パブリックシアター『建築家とアッシリア皇帝』撮影_細野晋司_左から岡本健一・成河_PBF5389_s

 

生田、岡本、成河より初日を迎えてのコメントが到着した。

生田みゆき(演出)
アラバールが自分の身体の中に渦巻く言葉を殴り書きしたような、エネルギーに満ちたこの戯曲を何とか立ち上げるために、座組一丸となって実験を繰り返した毎日。自分の限界に貪欲に挑み続ける二人の俳優にあらゆる演劇的な仕掛けで応戦してきましたが、劇場に満ちるお客様の「目」こそがこの芝居を成立させる最終兵器だったのだと、初日を迎えて確信しました。これからも実験が続くこの公演ですが、孤島から世界に挑む二人の男の共犯者として、マグマのような時間を多くの方に一緒に過ごしていただきたいと思います。

 

世田谷パブリックシアター『建築家とアッシリア皇帝』撮影_細野晋司_岡本健一①_PBF6289_s

岡本健一
今までに感じたことのない、本当のライブ感というものを感じました。広大だったり、果てしなさを感じさせたり、かと思えばミニマムな部分もあったり。そんなアラバールが生み出した世界観と生田さんの演出、そして相手が成河だからこそ感じたライブ感なのだと思います。
戯曲、演出、美術、音楽、そして役者のエネルギーと、演劇のおもしろさをわかりやすくお届けできる作品。何も考えず、気楽に劇場に来ていただけたら嬉しいです。気軽に楽しめながらも、深いメッセージも込められているので、思考が解放されるんじゃないかなと。こんな作品に関わることができて、誇らしく感じています。

 

世田谷パブリックシアター『建築家とアッシリア皇帝』撮影_細野晋司_成河①_PBF5169_s

成河
とても楽しかったです。生田さん演出のもと、健一さんとのグルーヴ感が日に日に高まって新たな発見があり、息が合っていく瞬間がお客様の力を借りて感じられて、終わりのない旅がはじまったな、という感じです。これから楽しい毎日を過ごしたいと思います。
思っていた以上にお客様はよく理解してくださるし、僕らのもっともっと先にいらっしゃるなという感じもしたので、僕らもさらに追い越していけるようにやっていきたいと思います。
もうなにも考えないで来てください。難しく考えるだけもったいないので、難しく考えずにいらしていただけると嬉しいです。

二人芝居『建築家とアッシリア皇帝』
2022年11月21日(月)~12月11日(日) シアタートラム

掲載写真はオフィシャル提供(撮影:細野晋司)

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