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2023年1月10日 15:44

寛一郎・主演 舞台『カスパー』首藤康之ほかオールキャスト&公演詳細解禁

寛一郎・主演 舞台『カスパー』首藤康之ほかオールキャスト解禁

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ノーベル文学賞受賞作家のペーター・ハントケによる衝撃作『カスパー』が、初舞台となる寛一郎主演にて今年3月に東京芸術劇場シアターイースト、4月に松下 IMPホールにて上演。この度、本作のオールキャスト、公演詳細が決定した。

主演の寛一郎のほか、首藤康之、下総源太朗、萩原亮介、王下貴司。そして舞踏集団の大駱駝艦から、高桑晶子、小田直哉、坂詰健太、荒井啓太といった精鋭艦員の出演も決定した。

本作の主人公であるドイツ人孤児のカスパー・ハウザーは、史実によれば16歳で保護された当初、言葉をまったく理解しておらず、また言葉に意味があることさえ知らなかったと言われる。そんな彼に周囲の人々は教育を施し、ただの音でしかなかった“言葉”に意味があることを彼は知り、自分というものの存在、また他者との関係について考えるようになっていく。やがて自分のこと、周囲の事象を他者に伝える手段として自らが言葉を使うようになっていく過程で、彼が何を感じ、何を得て、何を失っていったのか。それらを、カスパー演じる寛一郎と共に、この実力派キャストたちがセリフだけでなく身体表現を駆使して描いていく。

“言葉の拷問劇”とも呼ばれる本作。この難役に初主演で臨む寛一郎を支えるキャストとしては、これ以上にない力強い顔ぶれが揃った。

首藤は、「“言葉” に関して言えば、思春期を通りこして急に赤ちゃんから大人になったような気がしています。カスパーのように! このペーター・ハントケの『カスパー』は、そんな “言葉”の尊さを感じさせてくれる戯曲で、様々な問題定義を示してくれます。僕の演じるプロンプター役はそんなカスパーに“言葉の世界”への道標を示す重要な役だと考えています。この素晴らしい戯曲の上演が“何かを考え”豊かな時間になるよう稽古に奮励したいと思っております」とのコメントを寄せた。

舞台『カスパー』
東京公演:2023年3月19日(日)〜3月31日(金) 東京芸術劇場シアターイースト
※チケット発売:1月25日(水)
大阪公演:4月9日(日) 14時開演  松下 IMP ホール
※チケット一般発売:3月5日(日) am10:00~

作:ペーター・ハントケ
翻訳:池田信雄
演出 ウィル・タケット
舞台監督:深瀬元喜
プロデューサー:毛利美咲
出演:
カスパー・ハウザー:寛一郎
プロンプター:首藤康之、下総総太郎、萩原亮介
カスパーの分身たち:王下貴司、高桑晶子(大駱駝艦)、小田直哉(大駱駝艦)、坂詰健太(大駱駝艦)、荒井啓太(大駱駝艦)

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