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【前編】山崎一インタビュー! イプセンの名作戯曲のその後を描いた「人形の家Part2」出演に「今からワクワク」

2019/6/3 02:00

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

 ノルウエーの世界的作家ヘンリク・イプセンの「人形の家」のその後を描いた戯曲が、栗山民也演出で日本初上演される。アメリカの新進気鋭の劇作家ルーカス・ナスが書き下ろした意欲作といえる本作は、家を飛び出した主人公・ノラが15年の時を経て、突然帰ってきたことから物語が始まる。なぜノラは帰ってきたのか…。二人芝居が連続する斬新なスタイルかつスリリングな構成、サスペンスタッチのセリフの応酬で物語は綴られる。そんな本作で永作博美が務める主人公ノラの夫・トルヴァルを演じる山崎一に、公演への思いや本作の魅力を聞いた。

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——近代古典の名作と言われている「人形の家」の“その後”という形で書き下ろされた注目作ですが、まずは出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

トルヴァル役だって聞いて、それにまずは驚きましたね(笑)。僕、10年前に「人形の家」に出ているんですが(注:デヴィッド・ルヴォー演出の2008年上演作品)、その時にはクロクスタ役を演じているんですよ。クロクスタは(「人形の家」では)トラヴァルに銀行を追い出されて、ノラを脅すという役どころで、ノラはそれが原因となって家を出て行くことになるんです。だから、そういった役を演じていた僕がトルヴァルなんだって(笑)。でも、台本を読ませていただいたら、とにかく面白かった。今からワクワクしていますね。

——面白かったというのは、具体的にどんな点が?

まず、設定が面白いじゃないですか。自立に芽生えて家を出て行った、かつて “人形”だったノラが、完璧な自立をして帰ってくるんですよ。その時点で、何か起こるに違いないって思いますよね(笑)。その思い通りに、トルヴァルや(乳母の)アンネ・マリーや娘のエミーと対峙してバトルが繰り広げられて、意外な展開を見せていくんです。これは夫婦のお話でもあって、そこが魅力的でもあり、やりたいって強く思ったきっかけでもありました。

——本作は、前作にあたる「人形の家」を知らなくても楽しめる作品だとは思いますが、改めて「人形の家」の面白さはどこにあるとお考えですか?

「自立すること」に目覚めるまでの経過が、ものすごくスリリングに描かれていて、そこが「人形の家」の魅力だと思います。実は、10年前にやった時からすでに、演出家のデヴィッド・ルヴォーさんが「現代の日本の女性にも通じるところがある」っておっしゃっていて、最終的にノラはトルヴァルに三行半を突きつけて家を出て行くんですが、そこに至るまでの女性の感情は今でも通じるところはあると思います。

その上で、今回の「人形の家 Part2」では、その後が描かれているというのが単純に面白いですよね。「人形の家」では語られることのなかった娘が大人になってノラと対峙するという、その構図も一つの魅力だと思います。アンネ・マリーは乳母ではありますが、ある意味母親代わりなので、彼女を含めた3世代の考え方や世代のギャップが垣間見える対話も面白い点だと思います。

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——本作では、ノラ、トルヴァル、アンネ・マリー、そしてエミーが対峙し、それぞれの主張を突き合わせます。台本を読まれて、山崎さんはどの人物に共感できましたか?

トルヴァルの気持ちはすごく分かります。確かに「人形の家」では、ノラから見たら嫌な人物ではあったかもしれないけど、でも、「あれだけの会話で出て行っちゃうの?」とも思いました。もうちょっと対話してもいいんじゃないかなって。それで、ノラに出て行かれてしまって、トルヴァルはものすごく打ちひしがれて、その傷を15年、引きずってたんだって、最初にこの台本を読んだ時に思いました。読み進めるうちに、トルヴァルの事情も分かってくるんですが、でも、なぜこの人は再婚しないのかなって、そんなにノラのことが恋しいのかなって、自然とトルヴァルの気持ちを考えながら読んでましたね。

——山崎さんから見て、ノラはどういった人物だと感じますか?

キャリアウーマンで強い女。自分の足でちゃんと立って、自分の意見を言える女性というイメージです。

——山崎さんご自身は、そういった女性はいかがですか?

人によりけりではあると思いますが(笑)。でも、しっかりと自分の意見を言えるというのは素晴らしいことじゃないかと思います。

——どういう方に本作を観て欲しいと思いますか?

夫婦で観に来てもらいたいな。家族を描いた物語なので、いろいろな要素を含んでいるとは思いますし、どの立場の人でも共感できたり、思い当たることはある作品だと思いますが、夫婦で観に来ていただけたら、観劇後に会話が生まれるんじゃないかなと思います。バトルになるのか、もっと深く話さないといけないねってなるのか分かりませんが(笑)。

後編に続く~ http://ranran-entame.com/dorama/61332.html

PARCOプロデュース2019『人形の家 Part2』

日程:8月9日(金)〜9月1日(日)
会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
作:ルーカス・ナス
翻訳:常田景子
演出:栗山民也
出演:永作博美、山崎 一、那須 凜、梅沢昌代


公式サイト http://www.parco-play.com

 

 

 

 

 

 

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