小南満佑子 星風まどか 加藤和樹 春野寿美礼
真彩希帆 笹本玲奈 平原綾香 市村正親 石丸幹二 橋本さとし
ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』製作発表が10月30日(水)に行われ、市村正親、石丸幹二、橋本さとし、平原綾香、笹本玲奈、真彩希帆、加藤和樹、星風まどか、小南満佑子、春野寿美礼が登壇した。
橋本さとし 市村正親 石丸幹二
『オペラ座の怪人』の続編となる本作は、2014年に日本初演され、19年に再演もされた人気作。3回目の上演となる今回の公演では、前公演から継続して主人公ファントムを演じる市村、石丸に加え、橋本が参加。さらにクリスティーヌ役は引き続き平原が演じるほか、初演時にメグ・ジリーを演じた笹本が役替わりで出演。そして、真彩が初参加となる。
初演からファントムを演じ続けてきた市村は「このファントムという役に出会ったのは39歳の時でした。『オペラ座の怪人』から10年後のファントムのお話があると聞いて、運命的な何かを感じていたところ、この作品をホリプロさんがやると聞いて(オファーを受けて)ファントム俳優としてはやらざるを得ない。こんなに幸せなことはない」と本作への思いを語った。
そして、「東京でしか上演できないのは残念ですが、この機会に全国の方が東京に来て、観ていただけたらありがたいです。今日、ファントムとしてクリスティーヌが歌っている姿を見ていたら、このミュージカルはファントムの思いが全編に漂っているとしみじみと感じて、また今、身が引き締まる思いです。どうぞご期待ください」とアピールした。
19年に続きファントム役で出演する石丸は「市村さんは(劇団四季の『オペラ座の怪人』の)初代ファントムをやっていらっしゃいましたが、僕はその後にラウルでデビューしていました。僕も非常に親しみを感じていて、ファントム役は運命かなと思います。この運命のチャンスを生かして、ファントムにより磨きをかけてお届けしたいと思っております」とコメント。
今回、初めてファントム役に挑戦する橋本は「初演を観させていただいたときに、(ファントムの背中から物語が始まったので)背中から始まる作品はなかなかないぞと。その背中からすでに世界の中に巻き込まれていって。その時にファントムという役は俳優の誰もが憧れる場所にいるんだなと思って、僕の中でも憧れでした。まさか自分がファントムを演じると思っていなかったので、その時の自分に『お前、やっているぞ。ここまで来たぞ』と言ってやりたいです」と出演が決まった思いを明かした。
また、平原は「私は今年がミュージカルデビュー10周年なんです。この作品(の初演)が私にとっての初めてのミュージカルへの挑戦でした。歌うこと、演じること、ミュージカルで舞台に立つ上での大事なことを教わった大事な作品です。3回目ですが、頑張ってまいります」と挨拶。
笹本は「2014年の初演ではメグ・ジリー役として出演していました。今回は、私にとっては挑戦の役となりますので、皆様に素晴らしい作品をお届けできるように、心も体もクリスティーヌと一つになってお届けできるように頑張ります」。
真彩は「 初演からずっと見ていた作品に出演できること本当に嬉しく思っております」と思いを話した。
ミュージカル『ファントム』ではファントム役を演じた加藤は、今回、田代万里生とダブルキャストでラウル・シャニュイ子爵役に挑戦する。加藤は「別作品とはいえファントムを演じさせていただいたので、自分の中にファントムの心はある」と明かしながらも「ラウルとして、緊張してしまうようなお三方と対峙するということで、一度、『ファントム』のことは置いておいて、この作品なりのラウルという役を突き詰めていきたいと思います。彼が持っているキャラクター、そしてクリスティーヌへの愛を見せ、ただのひどい男ではなく、愛がある人物として作り上げられたらと思っています」意気込んだ。
なお、この日の会見では、劇中歌も披露。まず最初にファントムがクリスティーヌへの想いを歌う「君の歌をもう一度」を市村と石丸が美しい歌声で聞かせた。
次にクリスティーヌとラウル、メグ・ジリー、マダム・ジリーが10年ぶりに再会するシーンで歌われる「懐かしい友よ」を歌唱。真彩、加藤、星風、小南、春野の5人がセリフを交わすように歌い、劇中のワンシーンをステージに立ち上げた。
その後、ファントムとクリスティーヌの夫であるラウル・シャニュイ子爵の対決「負ければ地獄」を橋本と加藤が歌い上げる。
そして、最後に物語のラストシーンでクリスティーヌが歌う「愛は死なず」が平原と笹本によって披露された。
ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』は、2025年1月17日(金)~2月24日(月・休)に日生劇場で上演。