その端正な容姿と高い演技力で人気上昇中の若手俳優チ・チャンウクが、4月3日、東京芸術劇場にて、NPO法人日韓文化交流会主催日韓交流スペシャル企画『5th日韓友情フェスタ2013』に出演し、ファンを熱狂させた。韓国歴史ドラマをテーマに文化交流と友好親善を高める、日韓交流スペシャルチャリティーイベント「日韓友情フェスタ」。2008年より毎年4月に開催されている本イベントは、第1回は『海神』『テジョヨン』のチェ・スジョンと『太王四神記』のユ・スンホ、第2回は『朱蒙』のソン・インルグク、第3回は『善徳女王』のキム・ナムギル、第4回に『太陽を抱いた月』のチョン・イルといった、韓国ドラマで活躍し、両国でも最も注目度の高い俳優が参加している。
第5回を迎えた今年登場したのは、最高視聴率40%超を記録したドラマ『笑って、トンへ』に主演し、“国民的好青年”“国民の息子”と称され、主演ドラマ『僕らのイケメン青果店』や『蒼のピアニスト』などで大活躍のチ・チャンウク。時代劇『ペク・ドンス』では圧倒的な存在感を示し、今大注目されている次世代若手俳優だ。
「癒しの芸術品」“バラダン”の壮大な演奏とともに、過去4回のフェスタの模様を映像で辿り公演がスタート。「組曲『歴史物語』~イ・ビョンフン監督特集~」と題したメドレーの他、『海神』の「祈り」、『朱蒙』の「愛の記憶」などのOSTで名場面を蘇らせ、ドラマチックに韓国時代劇の世界へいざなった。
続いて、『ペク・ドンス』の特別映像がスクリーンに流れると、ブラックスーツをスタイリッシュに決めたチ・チャンウクが登場!大歓声のなか、『ペク・ドンス』のOST「また会ったら」を熱唱した。「こんにちは!」と笑顔で挨拶し、「今日は喉の調子も良くなくて、緊張しています。」とはにかみながらも、「今年はじめのファンミーティングに続き、このような意義のあるイベントに参加できて光栄です。『日韓友情フェスタ』のバトンを受けつぎ、尊敬する先輩方と同じ舞台に立つことができて嬉しいです。」と出演の喜びを語った。そして、客席を見渡して「皆さん本当に可愛いくて、少女みたいですね。」と手を振ると、割れんばかりの拍手が湧いた。
4月5日にミュージカル『あの日たち』の初舞台を控え、多忙なスケジュールの合間をぬっての来日。「緊張もしていますが、ときめいています。すばらしい作品で音楽も良いです。僕自身期待しているので、頑張ろうと思っています。」と公演への意気込みを伝えた。主演ドラマ『ペク・ドンス』では、激しいアクションシーンも見どころの一つ。「怪我をしないようにプロテクターを着装し、事前にも打ち合わせをしていますが、それでも実際にアクションしている時はぶつかったり怪我をすることもありました。」と明かした。また、乗馬シーンは、「想像以上に難しかったけれど、想像以上に楽しかったです。」「馬と仲良くするために、たくさんなでてあげました。」と無邪気な笑顔をみせ、「暑い中での撮影で疲労もたまって大変でしたが、撮影現場の雰囲気もよく、素晴らしい先輩やスタッフと出会えて、僕にとってとてもいい経験になりました。」と振り返り、満足感を示した。
ゲームコーナーでは、劇中さながらに弓矢をつかったミッションを遂行。おもちゃの弓矢は思うように飛ばなかったが、一生懸命臨む姿に客席からも応援の拍手が送られる。剣術を披露してカッコイイポーズを決めたり、「人生でこんなことをするのは初めてですよ。」と、男性ファンの頭に包帯を巻いてサインするなど、会場は大盛り上りに。
ここでいったん退場すると、ボーダーのカーディガンに蝶ネクタイ、淡いピンクのパンツという春らしいカジュアルスタイルにチェンジし、客席後方からサプライズ登場。ドラマ『蒼のピアニスト』のOST「満たす」で甘い歌声を披露した。
続いての○×クイズでは、次々の質問に素直に答えるチャンウク。「普段から愛嬌はあるほうですよ。」と答えると、会場から「見せて!見せて!キヨミ見せて!」の大コールが。客席からのリクエストに応え、韓国で流行している数え言葉「キヨミ」を愛嬌たっぷりに見せると、そのキュートな姿に、会場のファンからは悲鳴にも似た歓声があがった。
また、持参しているカバンの中身を見せ、使用している香水が気になったファンから「どんな香り?」との声に、すっと席をたち、客席に向かって香水を吹きかけてあげる優しい彼を垣間見れる場面も。自身のTwitterの写真を披露したり、GFSCワンコインチャリティー抽選会や、サインボールを客席に投げ入れたりとサービスたっぷり。NPO法人日韓文化交流会が行う国際的な支援活動「GFSC」のチャリティーオークションも行われ、チャリティーに賛同したチ・チャンウクから愛蔵品のバスケットシューズとスニーカーの2点が出店された。高額の落札に「僕、今汗でいっぱいです。」と驚きをみせながらも「意義深い活動に使用されるということで、大変うれしく思います。」と感謝の気持ちを語り、落札者にツーショット写真とハグもプレゼントした。
その後、チャリティー基金の贈呈式、ファンからの熱いメッセージが書かれた大きな応援幕をチャンウクにプレゼント。最後に「これからももっともっと頑張って、素晴しい作品で皆さんにステキな姿をお見せしたいと思います。ありがとうございます。」と決意もあらたに挨拶し、観客全員と記念撮影をして、イベントを締めくくった。イベントのあとは、チャリティーハイタッチ会を行い、一人一人としっかり目を合わせ、笑顔でファンとの交流を深めた。
なお、このイベントの収益金は、NPO法人日韓文化交流会を通じて、GFSCチャリティープロジェクトに寄付される。チ・チャンウクは翌日の4日、高麗郷1300年を祝い、埼玉県日高市にある高麗神社を訪問した。
<セットリスト>
~バラダン~
M1 組曲「歴史物語」 ~イ・ビョンフン監督特集~ イ・サン~チャングムの誓い~ホジュン~トンイ
M2 海神「祈り」
M3 朱蒙「メインタイトル~愛の記憶」
M4 善徳女王「メインタイトル~アラロ」
M5 太陽を抱く月「メインタイトル~時間にさからって」
M6 ペク・ドンス「たまって」
~チ・チャンウク~
M1 『ペク・ドンス』より「また会ったら」
M2 『蒼のピアニスト』より「満たす」
M3 『イケメン青果店』より「キミのぬくもり」