2005年に韓国デビューし、独特なパフォーマンスと歌唱力で人気のポップロックDUO「NORAZO(ノラジョ)」が、2014年7月24日(木)渋谷TSUTAYA-O-EASTにて『NON STOP!NORAZO!』と題した公演を昼、夜合計2回行い、熱気溢れるライブを展開した。
NORAZOのイヒョクとチョビン。イヒョクは長身にモデル顔負けのルックス。そしてチョビンはかつてコメディアンを目指していたという、楽しく際立ったパフォーマンス。今回はバックバンド「Evolution No.7」率いての初ライブ。ティーザー写真では全身レザースタイルでのハードロックなイメージであったが、初披露されたNORAZOのバンドスタイルにも注目が集まった。
会場が暗くなり、スクリーンにメンバーの写真が映し出され名前が紹介されると、観客から大きな歓声が上がりその声に誘われるようにメンバーが登場!1曲目の『ROCK STAR』からハードコアロックのイヒョクとチョビンの歌声と、ドラムのリズム、ツインギターの素晴らしい演奏が雰囲気を盛り上げ、一気に会場全体がヒートアップ。
2曲目を終えたところで、チョビンのコミカルな日本語での挨拶に会場から「モシッター!(かっこいい!)」と逆に韓国語で声がかかるほどアットホームな雰囲気の中、ファンにお馴染みのナンバーを引き続き2曲熱唱した。このあとファンには嬉しいライブは珍しい「フォトタイム」が設定され、これより3曲は舞台のNORAZOを思う存分撮影してもOKという時間が設けられていた。
フォトタイム最後の曲では、近藤真彦の大ヒット曲『ギンギラギンにさりげなく』をチョビンが舞台をくまなく移動しながらパフォーマンスし、会場の熱も更に上昇。
その後『Gaia』では10分以上にも及ぶハードな演奏を行いバンドの底力を見せつけた。ライブ中盤ではイヒョクがソロステージで、中山美穂のヒット曲『世界中の誰よりきっと』を日本語で披露した。そしてチョビンが再びステージ上に現れ、DUETでヒット曲『CURRY』『販売王』を衣装チェンジしてパフォーマンスした。
この衣装についてチョビンは「最初着ていた衣装も、この衣装も日本のファンの方々からのプレゼントされたものです。気がついたでしょう?」とファンとの距離の近さを常に大切にしているNORAZOの優しさ溢れるコメント。特に後半のチョビンの衣装は真っ赤な甚平という、まさに日本の夏にはぴったりの姿でチョビンもすっかり着こなしている様子だった。でも、ふんどしはちょっとライブでは付けることができないので、プレゼントは避けて欲しいというコメントに会場が大爆笑。
イヒョクはライブ中のインタビューで「お腹が空いちゃいました!牛丼が食べたい!」と大の日本の牛丼好きを明かして、MCから「近辺の牛丼屋さんで、会えるかもしれませんね?」と言われ、恥ずかしそうに笑っていた。
そしていよいよ新しいバンドスタイルでの新曲披露を迎え、『男訓練所』という曲は日本の漫画「突撃!男訓練所」からイメージを得たこと、そして『運動会』という曲はまだタイトルが完全ではないが、皆さんが運動会に出たときに聞いた曲をイメージしたというコンセプトを語った。
ライブ後半では、しっとりとしたバラード曲も披露し会場の雰囲気も最高潮に。
アンコールでは、NORAZOの黒のTシャツ姿でメンバー全員が登場し、『星を取る』『スーパーヒーロガンチョンクン』を迫力のある歌唱で締め全19曲を演奏し、昼の部は大盛況のうち終了した。
この日はNORAZOらしい特別な企画がたくさんあり、その中でも2階のVIP席ではNORAZO特製カレーが振舞われ、なんとインドカレーを食べながらライブを楽しむことができ、ライブ終了後はVIP席のファンには特別にメンバーから挨拶があるという嬉しいおもてなし。また、VIP席以外のファンにも退場時にメンバー全員とのハイタッチ、そして抽選で昼、夜各抽選で20名にライブ終了後のシークレットなアフターパーティーが贈られ大満足のイベントとなった。
バックバンド、Evolution No.7を率いて新しいコンセプトで始動したNORAZOのこれからの活動に注目したい!
取材記事・写真 RanRan Entertainment
写真提供 TSUTAYA O-EAST
―セットリスト―
M1 ROCK STAR
M2ムヌンサンサ
M3九回の裏2アウト
M4 愛唄
M5Happy Song
M6オッパなら優しくしてあげられる
M7ギンギラギンにさりげなく
M8 Gaia
M9世界中の誰よりきっと
M10 CURRY
M11販売王
M12男訓練所
M13運動会
M14 LOVE FIGHTER
M15スーパーマン
M16サバ
M17兄
M18星を取る
M19スーパーヒーロガンチョンクン