映画『江南1970』プレス試写会に主演のイ・ミンホ、キム・レオンが出席、熱い思いを語った!
2015/1/15 12:59
2015.01.13 取材:記事・写真/RanRan Entertainment
2015年1月13日(火)、ソウル・ワンシムリのCGVにおいて映画『江南1970』のプレス試写会が行われ、試写会後にユ・ハ監督をはじめとして、主演のイ・ミンホ、キム・レオン、チョン・ジニョン、ソルヒョン(AOA)が参加し会見が行われた。
『江南1970』は、1970年代のソウルを舞台に、江南の土地をめぐった二人の男の欲望と義理、裏切りを描いたものであり、ユ・ハ監督の2004年『マルチュク青春通り』、2006年『卑劣な街』に続く10年に渡る“街三部作”の完結編であり、イ・ミンホとキム・レオンのキャスティングで期待を集めているアクションドラマだ。
監督自身も1974年に江南に引っ越して来て、カルチャーショックを受けたと言う。高校時代に出会った友達たちを描いた『マルチュク青春通り』を撮影してるとき、一緒に中学、高校に通っていたが、ある日突然浮浪者になり、くず拾いをしていた友達の話をしたいと思っていた。そして2004年度に“ソウル都市改革物語”という本を読んでその二つのモチーフがひとつとなり『江南1970』の枠ができたという。

時は、江南の土地開発が始まったばかりの1970年代に照明を当てる。
実の兄弟のような関係の孤児出身の二人の若者、ジョンデ(ミンホ)とヨンギ(レオン)は江南の土地を巡る利権争いの最前線で政治権力の行動隊員となり命をかけて争う。キム・レオン:アクションはミンホが僕よりもっと苦労した。アクションシーンで自分なりにつらい場面も一生懸命したけれど、個人的には残念な面がある。皆さんがどう見てくれるかが気になる。
今回初めて惨忍で暴力的な表現した。自分の中に暴力性や、そのような目つきがあることを初めて見る思いだった。また「現場で何もしなくても、疲れて大変なことも多かった。そのシーンの感情になるので、中後半部分になった時、精神的に疲れて倒れそうになった。」と精神的にも苦痛を感じながら、大変な演技に挑戦し克服していったことを告白した。
レオンも今回の役割について「今までしたことのない役割なので興味深かった。シナリオを見たとき悪人で卑劣だと思ったが、その中でも何か痛みを持っている人物ではないか。そういう部分を人間的に解いていけたらいいのではないかと思った。」と語り、
記者から、“人を殺すときに一瞬恐れるような表現をしたのはなぜなのか?”との質問を受け、「そのように見てくれてありがとう」と自分が表現したかった内面演技を見てくれたことに対し感謝の言葉を返した。
また、“今までと違う自分の姿を見てどうか?”との質問には、
「お金のない役はいままでしたことがなかった。豊かな家庭で育った役が多かった。」としながら「実際、自分の姿は誰が見ても〔くず拾い〕だとは思わないと思う、なにせ目鼻立ちが整っているから」と続け、笑いを誘った。
「皆、善なる人との印象をもち、楽に演技できるようにしてくれた。父親役のチョン・ジニョンに対しては、小さいころから見ていたので初めから“お父さん、お父さん”と呼んでいたと答えた。」
暴力性についてミンホは、「それも家族を守ろうとする父性として共感できる。」と作品に対する愛情を隠さなかった。
『江南1970』は、1月21日アジアで実時間、同時開封!世界の観客が同時に出逢う最初の韓国映画となる。