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ヴァイオリニストの五嶋龍がテレビ朝日『題名のない音楽会』の新司会者に決定し指揮者の佐渡裕からバトンタッチ記者会見!

2015/8/2 10:38

2015.07.30 取材:記事・写真/RanRan Entertainment

 

半世紀に渡り放送されてきたテレビ朝日の最長寿番組『題名のない音楽会』(毎週日曜日午前9時から9時30分放送)の新司会者に世界的ヴァイオリニストの五嶋龍が決定し、7年半務めてきた世界的指揮者の佐渡裕からのバトンタッチ記者会見が7月30日に東京オペラシティで行われた。

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佐渡さん、卒業を迎えてのお気持ちは?

あっという間の7年半という感じです。ずっと見てきた東京オペラシティの舞台裏が今日はちょっと違うものに見えました。スタッフの皆さんの顔を見ると感慨深いものがあります。

指揮者・佐渡裕ではなく『題名のない音楽会』の司会者・佐渡裕として声をかけて頂けることもあって、とても貴重な時間を過ごすことができました。

一番の財産となったのが、テレビの仕事にかかわれたことですね。収録が終わった後に「チーフ会」というのがあり、カメラさんとか技術さんとか音響さんなどの苦労話を聞いて、スタッフの方々と一緒に良いものを作ろうと頑張ってきた感じです。

それから長年一社でスポンサーを続けてこられた出光興産のスタッフの皆さんには感謝申し上げます。

まだ最後の収録が終わっていないんですが、どんな気持ちなんでしょうかね?~晴れ晴れと解放された感じで出ていくという気がしていたのですが、こうしてオペラシティに来てみるとスタッフが別れを惜しんでいる感じが自分の中であるので複雑な気持ちですが、最後まで頑張って龍君にバトンタッチしたいと思います。

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五嶋さん、今後の意気込みは?

7年半お疲れ様でした。またこのような舞台で立たせて頂けるのがとても信じられないです。デビュー10年目でもご一緒させて頂いて、縁だな~と思います(五嶋は今年デビュー20周年)。歴史ある『題名のない音楽会』の司会という事と佐渡大先輩の後というプレッシャーを感じています。今までの番組のファンの方に訴えかけながら逃がさないで、新しいファンの方も獲得できたらと思っています。

先ほど佐渡さんからアドバイスを受けましたが、初回の収録からチーム感というものをとても強く感じました。スタッフの皆さんと一緒に作っているというチームワーク感、団結感を感じられてコンサートよりもチームワークが大事な仕事なんだと感じました。最初の収録はとても緊張しましたが、皆さんの一言やサポートがあったのでこれからもやっていけるかなという感じです。これからもいろいろなテーマやマイエピソードを紹介して、みんなで一緒に楽しんでフォーカスの強いものを作っていきたいと思っています。

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ここで、95年、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)佐渡裕が指揮、五嶋龍が7歳、パガニーニのヴァイオリンコンチェルトを演奏している時の写真が登場!

(お二人とも大歓声を上げて懐かしんでいる様子)

佐渡:わあ~懐かしいですね。龍君はいつも寝ていた印象がありますよ。小さなヴァイオリンで難しい曲を演奏して“神童現れる”という感じでした。いろいろと思い出しますよ。僕は今、スーパーキッズのオーケストラを見ていて感じるのは、先生やお母さんに「こういう風に弾きなさい」と言われてそう演奏しているのが分かるんですが、龍君はこのころからどうしたいのかといことが感じとれましたよ。

五嶋:『題名のない音楽会』の最初の収録の時もこんな感じでしたよ。僕の雰囲気ですよ。緊張で回りが見えてないというか…。無心でやっているという感じでした(笑)。いつも何かあると見せられるビデオがこのシーンなんですよ(笑)。見るたびに佐渡さんはどこで指揮してるのかな~会いたいなぁと思っていました。

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現在、佐渡さんが54歳、五嶋さんが27歳ですが佐渡さんからみた五嶋さんの印象は?

佐渡:27歳の時の自分は留学しようかどうしようかという時で、小沢先生やバーンスタイン先生に会ってこれから指揮者としてやっていけるかどうかという頃だったです。龍君は7歳の時にオーケストラと共演しているわけだし、スタートから早いし才能に溢れて楽しみな未来をもっていて、人間性も明るいし全てのものを兼ね備えている。素晴らしい司会者になってくれる人が現れたなという思いです。

また、佐渡さんの印象は?

五嶋:僕が音楽にふれだして、その時に音楽性を養ってくださったのは佐渡さんのおかげです。今ここにいれるのは佐渡さんのおかげですし、アーティストとしてのエモーショナルな感じ方、音楽的な表現の仕方をベースで教えて頂いたのが佐渡さんです。恩人です。

佐渡さんが初めて司会したときにステージ上で「損した気分」とおっしゃっていますが、覚えていらっしゃいますか?指揮と司会を一緒にするのはこんなに大変だと思わなかったという意味でおしゃっていましたが。

佐渡:本当に今でもそうですよ。ほんとに大変です。僕は本番前に楽屋でピリピリするタイプではないのですが、例えば舞台で青島さんと話した後、直ぐにブラームス風の演奏をしなきゃいけないという時があるじゃないですか、そんな時にオーケストラとの緊張感というものが…確かに指揮をする回は大変でしたね。

五嶋さんは今日で4回目の収録を終えられて、司会とヴァイオリンの演奏との大変さを感じられましたか?

五嶋:精神的に大変ですね、アクロバットじゃなきゃいけないという事を感じましたね。全然違う作曲家の作品をそのまま続けるというものですね。緊張していると切り替えが難しいです。でもそうとは言え、僕が緊張していると周りも緊張してくるんだな~という事を感じました。ですから、もう少しリラックスして冗談を言ったり遊び感覚を入れると、周りの雰囲気が一緒にフレンドリーに盛り上げようという雰囲気になり演奏もしやすくなりますし…。まだ4回目ですが、司会をして勉強になったな~と感じるのはコミュニケーションの大事さという事ですね。音楽でコミュニケーションするのはなんとなく慣れているというか、言葉で表現して演奏するというと演奏が変わるんですよ。総合的な効果がアップするので〝学んだな”思いました。コンサート前にプレコンサートトークするのが好きなんです。そうすると聴衆の皆さんも僕もその雰囲気に入り込むことができるんですね。ですから楽譜と一緒だな~と思って、自由にできたら演奏も自由になるのかな~と。

今までに一番思い出に残っていることは?

佐渡:一番最初の収録のことはもちろん覚えていますし、辻井伸行君とのラフマニノフのピアノコンチェルトなども印象的でしたが、一番はやはり“11年の東日本大震災復興支援コンサート”ですね。実はその時に出光興産の100週年の年だったので素晴らし方々を呼んでガラコンサートを開催する予定だったんです。震災が起こったらすぐ後に出光興産の方から「追悼と復興支援コンサートをしましょう」というご連絡を頂き、ゲストの方々も直ぐに賛同してくださり、曲も直ぐに変更し余震の残るサントリーホールで練習して、出演者の方々はロビーで募金活動を行ったという事がありました。

よく言うのですが、医者や警察とか自衛隊とかトラックで荷物を運ぶ方々など直接命に係わる仕事とは違うでしょう。その時は自分の仕事はなんてつまんないことやっているんだろうと。だけどあのコンサートで、自分たちがやらなきゃいけないという事が具体的に見えました。

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五嶋さんにお聞きしますが『名のない音楽会』の印象について

五嶋:今年で51年目、ますます進化していくんだな~と感じますね。僕のミッションは伝統、歴史、クラシックと『題名のない音楽会』の歴史に敬意を評して進化していくイメージでやっていけたらと思っています。

幾つかビデオをみせて頂きました。子供の頃、日本に来ると母がこの番組を映していました。この仕事を受ける前は、この番組は“かたい”というイメージでしたが、実際はそんなことないという事を感じました。

ライブ感があるというのが、この番組の魅力なんだと思います。スタジオ収録じゃなくてライブコンサート、いま起きてるというエキサイトメントですよね。

毎週日曜日にクラシック番組があるという役割についてどうお考えですか?

五嶋:僕がこの番組の司会をさせて頂くことになった時に、僕のミッションと番組のミッションはどのように合わせていこうかなと考えた時に“教育番組であって教育番組じゃない”いろいろなレベルで“家族でエンジョイできて、子供たちが「あれ良かったよね! これ良かったよね! なるほどね!”って納得するレベルと、あまりクラシックを知らない方が「そういうコネクションがあるんだ! こうゆうことなのか!」ってアカデミックに考えて、クラシックに詳しい方たちは「こういう深いところもあるんだな~」ってディスカッションをするという、いろんなレベルの人たちを刺激したいなと思うんですね。

全部の年齢層とクラシック通の方から知らない人までのターゲットマーケットからすると全員なんですね。エピソードごとにじゃなく大きなストーリーを作っていきたいと思っています。毎回いろいろなアーティストの方がいらっしゃいますが、こんな機会なんてないですよね。

普段だったら絶対に触れ合わないようなジャンルのアーティストと出会えて、音楽の芸術のネットワークを作っていくのはラッキーだなぁ~て思います。出会いの場所ですよ。毎回、マイエピソード、人間としても音楽家としても成長してもらっているのかなという気がしますね。

☆☆☆佐渡さんは五嶋さんが生後1か月の時にバーンスタインの誕生日会の時に会っているそうです。佐渡さんがその時の様子をとても懐かしそうにお話されていて、何度もお二人とも縁を感じるとおっいしゃっていたのが印象的でした。

「題名のない音楽会」

毎週日曜朝9:00-9:30    テレビ朝日系で放送

佐渡裕の司会は9月27日(日)まで、

五嶋龍の司会は10月4日(日)から

 

 

 

 

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