2015.09.11 取材：記事・写真/RanRan Entertainment
2015年9月18日、ソウルの忠武アートホールにて、ミュージカル『シンデレラ』のプレスコールが行われ、BEASTのヤン・ヨソプ、VIXXのケン、ソ・ヒョンジン、ユンナ、アン・シハら出演者達が出演した。
ミュージカル『シンデレラ』は、2013年ブロードウェイにて初公演され、その後トニー賞、ドラマディスク賞など数々受賞。その作品性が認められた作品。ブロードウェイでの人気に力を付け、2016年まで全米ツアーが行われる予定だ。ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』、『王と私』などの作品で知られる作曲家、作家パートナーのRodgers and Hammersteinが1957年に作り上げたTV放送用ミュージカル『シンデレラ』を、ミュージカル『ジェナ－ド』のDouglas Carter Beanenにより脚本された。童話の中の『シンデレラ』の物語とは違い、新鮮なキャラクター設定と斬新なストーリー展開で、従来の『シンデレラ』とはまた違った面白さが引き出されている。
今回韓国で9月12日から初めて公演され、俳優オム・キジュン、BEASTのヤン・ヨソプ、B1A4のサンドゥル、らが王子として、またミュージカル女優アン・シハ、女優ソ・ヒョンジン、歌手ユンナ、歌手ペク・アヨンらがシンデレラ役を演じる。この日のプレスコールではヤン・ヨソプとケン、アン・シハ、ソ・ヒョンジン、ユンナが舞台を披露した。
公演後の会見にてヤン・ヨソプは他の王子役と自身の相違点について聞かれ「実際これが2度目の王子役ですが、ファンの間では笑い話で“王子専門俳優”と冗談を言われたりもしますが、王子らしく演じたいと思いました」と話した。さらに、「ミュージカルの歌の中に“やわらかい茶色の髪、凛々しい男、背が高い・・”という歌詞があるんですが、“背が高い”に合わせられないので茶色の髪だけでも合わせようとがんばって髪を染めています（笑）」と発言。「来て下さった方々がやわらかい茶色の髪を見ながら楽しく観覧していただければ嬉しいですね」と答えて会場を沸かせていた。また、シンデレラ演じるソ・ヒョンジンからも「沢山のことを教わりました」と付け加えた。
ドラマでの活躍から久しぶりにミュージカルに挑戦したソ・ヒョンジンは、最も大変なシーンについて「こんなにも体力がないということを初めて知りました。ミュージカルは久しぶりで、大作は初めてなのでこんなに回って走って歌うことになるとは思いませんでした（笑）」と演じる上での苦労話を伝えた。また、劇中数あるキスシーンの中でどれが気に入ったかについて聞かれ「最後の甘いキスシーンがメロラインと結びつくようで一番気に入りました」と伝えた。
シンデレラ役のユンナは初めての挑戦ということでの苦労を話し「ダンスも初めて踊り、歌はできると思っていたのに12年もの間何をしていたんだろうと思うほどメンタル崩壊の連続でした（笑）」と話した。また「基本的な演技やシンデレラの情緒などは(共演者の）お姉さん方を見て本当に沢山学ばされました」と伝え「健康で明るい姿が自分の長所になるのではないかと思います」と役柄についての豊富を話した。
また、ユンナは「初公演のときに中に来ていたペティコートが解けてしまい、ワルツを踊らないといけないのにどんどん落ちてきたんです。一緒に演じたヤン・ヨソプさんに話したら自然にリードしながら退場させてくれたんです。再び舞台に戻りながら胸がつぶれる思いがしました」とエピソードを語った。「家で犬を抱いて泣きました」と当時を振り返りながら「今後はこんなエピソードがないように発展した姿をお見せしたいです！」と意気込みを伝えた。
ミュージカル『チェス』に続き、2度目のミュージカルに挑戦したVIXXのケンは「まず初めて踊るダンスなので難しかったんですが、踊りながら幸せでした」と話し始めたケンは「(共演者の）お姉さんたちと一緒に踊れるということが光栄だし“綺麗に見えたら”という思いで期待が大きいです」と意欲を見せていた。また初めてワルツを踊ることに対して「今まではありませんでした。シンデレラを愛する気持ちで、恋に落ちてワルツを踊っています」と伝えた。
既存のシンデレラとは違った斬新なストーリー展開と、シンデレラが舞台で一瞬のうちに衣装変えするシーンや魔法をかけるシーンなど、他では見られない見所が詰まったミュージカル『シンデレラ』は9月12日から11月8日まで、ソウルの忠武アートホール大劇場にて上演中。
