2015.11.12 取材:記事・写真/RanRan Entertainment
11月13日神奈川芸術劇場を皮切りに、兵庫、札幌、倉敷にて上演されるラサール石井演出ミュージカル「HEADS UP!」のゲネプロが11月12日マスコミ向けに公開された。
出演は、ミュージカル初出演となる哀川翔、ミュージカル界注目の若手のひとり相葉裕樹、劇団☆新感線の看板役橋本じゅん、元宝塚トップスター大空祐飛、抜群の歌唱力を持つ中川晃教、声優、舞台で活躍する入野自由、女優としての活躍も目覚ましい青木さやかなど。
そして演出はラサール石井。これまでにもミュージカルの演出を何本も手掛けている石井は、なんと早稲田大学在学中はミュージカル研究会出身で学生時代の友人が小池修一郎氏、宮本亜門氏だとか。
さて、ミュージカルのストーリーは・・・
『ミュージカルファンなら誰もが知る“あの名作”が1000回目の公演を迎え、華々しく終了するはずだった。が、主演俳優の鶴の一声で、某地方都市の古い劇場で1001回目を上演することになった!しかしながら、当然、舞台美術は廃棄済み、キャストも足りない、スタッフも人手不足。さらに新人舞台監督のデビュー作でもあった。
とんでもない条件の中でスタッフたちは、必死に幕を開けようとする。幸か不幸かチケットは完売、つまり観客が待っている!!果たして幕は開けられるのか。主演俳優が「1001回目」にこだわった理由とは?』
ゲネプロに先立ち、出演者ならびにラサール石井から意気込みなどを聞くことができた。
哀川「ミュージカル初めてで、かなり緊張してます。でも袖からみているとかなり面白い。ミュージカルのいきなり歌って踊るというのは、映画界で言うといきなりドンパチが始まるというような感じが観客に伝わる。ミュージカルはあんなにバタバタするものなの?(石井:もっとおっとりしたミュージカルもあるんですが、今回は特別。)50過ぎて大丈夫かなみたいな、ハーハー言ってやってます。
バック宙はスキを盗んでやろうと思ってんですけど、ラサールさんがやめろといってんです。狙うところが3カ所ぐらいあるんです(笑)。(周りから:前転くらいにしたらどうですか?森光子さんみたいに(笑))」
相葉「いよいよ始まる。どきどきする。幕があいたら舞台監督として最後まで突っ走っていく。この舞台監督の役は今回2回目(前回は「BACK STAGE」)なので、インカムは使い慣れている。表役も裏役も舞台を成功させたいという気持ちで臨まれていることを強く感じた。明日の初日が楽しみ。」
青木「興奮するのと笑うのが好きなのですごく好きな舞台。客席から見ているのがとても楽しいです。哀川さんが緊張していると聞いて私もどきどきしてきました。」
入野「ついに始まるぞという感じ。今回オリジナルのミュージカルでは、すごく素敵な曲も揃っているのでみんなではやく届けたい。ほろっとした曲、名曲があります。」
大空「私も袖から見ていて楽しいなと思います。(哀川:みんなそればっかり。)今までずっとミュージカルをやってきましたが、今回のはすごく新鮮!」
石井「10年間私の頭にあったものが優秀なスタッフと素敵なキャストのお陰でなんとか現実のものになったことは非常に感慨深い。明日泣いちゃうじゃないか。明日の初日に向かってやらなきゃいけないことやりたいことやれるだけのことをやりたい。今頭がテンパっていて、どれからやったらという感じ。今までにないものができた。オリジナルなものは非常にたいへんと思いましたが、ぜひ見に来てほしいです。」
それでは、ラサール石井、哀川翔らによるコミカルでそして感動的なミュージカルをぜひ堪能いただきたい。
ミュージカルHEADS UP! (ヘッズ アップ)
脚本 倉持裕
原案・作詞・演出 ラサール石井
作曲・音楽監督 玉麻尚一
振付 川崎悦子
出演 哀川翔 / 相葉裕樹 橋本じゅん 青木さやか 入野自由
大空裕飛 中川晃教 ほか
【東京公演】
2015年11月13日(金)~23日(月・祝)
KAAT神奈川芸術劇場 ホール
公式サイト http://m-headsup.com/
他、地方公演あり