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2016年10月19日 13:20

石丸幹二×安蘭けい ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」囲み取材&ゲネプロ公開!

2016.10.18 取材:記事・写真/RanRanEntertainment

 

10月19日(水)から東京・赤坂ACTシアターにて開幕し、10月30日(日)から11月7日(月)まで大阪・ 梅田芸術劇場メインホール、そして東京凱旋公演として11月24日(木)から11月29日(火)まで 東京国際フォーラム ホールCにてミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」が上演される。これに先立ち18日には、ゲネプロ公開及び囲み取材が行われ、主演を務める石丸幹二をはじめ、元宝塚歌劇団星組トップスターの安蘭けい、石井一孝、平方元基、佐藤隆紀[LE VELVETS]が登壇、作品への意気込みを語った。

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佐藤隆紀  石井一孝  石丸幹二  安蘭けい  平方元基

原作はイギリスのバロネス・オルツィの小説「TheScarletPimpernel」(「紅はこべ」)。
このミュージカルは、脚本・作詞:ナン・ナイトン、音楽:フランク・ワイルドホーンによって創られ、今回、世界中で多数の作品を演出しているガブリエル・バリーが日本で初めて演出。ブロードウェイ版をベースに、ワイルドホーンの新曲を加えた新バージョンとして届けられる。

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ゲネプロでは、冒頭に演出を手掛けたガブリエル・バリー氏が挨拶。曲を手掛けたフランク・ワイルドホーン氏も紹介され会場に手を振った。
1789年のフランス革命。ロベスピエールを指導者とするジャコバン党が権力を振りかざし、元貴族らが次々と処刑される恐怖政治が続く中、無実の人々を断頭台から救おうと立ち上がったイギリス貴族のパーシー・ブレイクニーを石丸が熱演。勇敢でカリスマあふれる姿と、思わず笑ってしまう滑稽なセリフで観客を釘付けにする。

また、夫のパーシーに疑われる妻マルグリットの不安を安蘭が見事に演じ切った。元恋人ショーヴラン役の石井との恐怖政治の嵐の中で交差する愛憎劇も見どころだ。また、新曲の1曲目をパーシーのソロナンバーで、2曲目をロベスピエールが歌唱。また、宝塚歌劇版での「A Piece Of Courage」(宝塚劇版タイトル「ひとかけらの勇気」)は今回の新バージョンでは、演出のガブリエル・バリー氏により、ブロードウェイ版の脚本に合わせて歌詞、タイトルが新しくなり、また歌われるシーンも変更して登場する。ストーリーだけでなく、楽曲にも注目したい。

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<囲み取材>
石丸幹二:気がつけば舞台稽古になり、気がつけば明日初日という怒濤のような稽古の日々でしたが、無事に明日、スタートが切れそうな感じです。素晴らしい世界を皆さんにお見せできると思っています。

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安蘭けい:素晴らしい衣装をまとって、より(作品の)世界観が広がると思います。「スカーレット・ピンパーネル」初演を宝塚でやったが、また新しい「スカーレット・ピンパーネル」が出来上がっているので、とても幕が開くのが楽しみです。

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石井一孝:安蘭けいちゃんを石丸さんと取り合って勝負するので(自身の役名:ショーヴランとかけて)“勝負(しょうぶ)らん”(笑)。石丸さんとフェイシングで息をつかせぬ決闘をしますので、お客様にも息をつかせぬような面白さでこの作品をお届けできたらと思います。
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佐藤隆紀[LE VELVETS](Wキャスト):ロベスピエール、プリンス・オブ・ウェールズの二役をやらせていただきますが、今回、ロベスピエールの新曲を書いていただいたので、新しい部分を皆様に観ていただけると思います。いいスパイスになるように演じたいと思います。
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平方元基(Wキャスト):僕も佐藤君と同じくロベスピエール、プリンス・オブ・ウェールズを演じさせていただきます。ロベスピエールの新曲が追加されていて、先ほどワイルドホーンさんにも「ただでは歌わせないような難しい曲にした」と言われましたので、何とか攻略して皆様の元へお届けしたいと思います
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石丸とは今回が初共演という安蘭は「本当に~!信じられないくらい息がぴったり合った二人です(笑)」とにっこり。石丸も「ありがとうございます」とはにかみ、仲の良さをみせた。安蘭は宝塚時代に石丸演じるパーシーを演じ、今回は女性役マルグリッドを演じることに「パーシーをやっていた当時は、マルグリッドのことはよく考えていなかった。今思ったら大切にしてあげたらよかった」と明かすと石丸が「大切にしているよ(笑)」と笑いを誘う一幕も。
そんな石丸は安蘭からアドバイスもたくさん受けたといい、「彼女の舞台も観ていますので、『ここでこういう風に演じていたな』という私の記憶と、彼女のアドバイスをこの役作りに活かせたと思っています。一緒に作り上げた感じです」と感謝の気持ちを伝えると安蘭は「いやいやいや、すみません」と恐縮しきりだった。
宝塚版と今回のピンパーネルの違いについて安蘭は「宝塚の場合は小池(修一郎)先生が演出されていてお話の部分で脚色されていたが、今回はシンプルにニューヨークで公演されたものをやっていて、お話の進み具合に違いがあると思います。また、ロベスピエールの描き方や、3人の三角関係が宝塚より深く、大人の三角関係が描かれているなと思います」。
演じていたパーシー役の受け手としての心境を問われると「改めてパーシーってかっこいいなと思いました。自分がやっていた時は、ファンに向けて『かっこいいパーシーでいよう、かっこいい安蘭けいでいよう』と思って演じていたが、石丸さんのパーシーは私のとは全然違う、『こういう男性がいたら、ついて行きたくなるな』と思えるパーシー。宝塚では女性がやっているので夢の世界のパーシーだったのですが、男性がやる現実のパーシーは『素敵だな!男性が演じるとこういう風になるんだ』と、改めてもう一度パーシーを演じてみたくなりました」。それを受けた石丸も「彼女がやるマルグリッドは素晴らしいんですよ。色々な姿をお客様にお届けするので楽しみにしていてほしい。あっと驚くようなマルグリッドも現れます!これは観てくださらないとわかりません!」「可憐だし、妖艶だし、とてもキュートなセクシーな姿を楽しみにしてほしい」と太鼓判を押す。
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チームワークについても「『がっちりだね~』。毎日みんなで話し合って、演出家のガブリエルさんといいコミュニケーションを取らせてもらいながら毎日の稽古を続けてきました。日本の演技界でやってきてある意味、とても新鮮なことがたくさんあり、それも吸収できましたし、とても前向きでポジティブなカンパニーで進むことができています」。また、ガブリエル氏の演出方法について「例えば演技法だとか、客観的にどのように観えるかをすごく教えてくださった。ダイレクトに日本語では介さないが僕らの心の動きはよく観ぬいて、『こう動けばいい』という指示をたくさんいただきました。それは僕にとっての宝物です」と胸を張った。
また、息をもつかせぬアクションシーンについて石丸は「フラットな舞台だけでないんです。階段を何回も往復して足がブッーになりますよ(笑)。見どころのひとつであるフェイシングは最後の山場。是非、これも楽しみにしていただきたいです」と強調し、最後は石丸が「『スカーレット・ピンパーネル』いよいよ明日から始まります。私たちの総勢の力で、皆様を夢の世界へ連れて行きます!期待してください!」と期待を込めた。
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【あらすじ】
「知恵で奴らを出し抜くのだ!」
恐怖政治の嵐吹き荒れるパリの街、権力に挑む 情熱と勇気!
1789 年、王制に対する不満を爆発させた民衆が蜂起し、フランス革命が勃発。
その後、ロベスピエールを指導者とするジャコバン党が権力を振りかざし、元貴族らが次々と処刑される恐怖政治が続いた。
嵐が吹き荒れる混乱の中、無実の人々を断頭台から救おうと立ち上がったのは、イギリス貴族のパーシー・ブレイクニー。彼は仲間と共に「スカーレット・ピンパーネル」を結成し、知恵を絞った救出計画を秘密裏に敢行。その活躍ぶりは瞬く間に広まったが、女優を引退しパーシーの妻となったマルグリットでさえも正体を知らず、いつしか夫婦の間に大きな溝が生じていた。
フランス政府特命全権大使のショーヴランは元恋人であるマルグリットに接近。ある取引をチラつかせながら心のうちを熱く、甘く語りかけ、ピンパーネル団の素性を暴こうと執念を燃やす。
愛を疑うパーシー、愛を信じたいと願うマルグリット、愛を利用するショーヴラン。
恐怖政治の嵐の中で愛憎が交差し、物語はスリリングな展開をみせてゆく…。

【公演概要】
《東京公演》 20161019日(水)~1026日(水) 赤坂ACTシアター
《大阪公演》 20161030日(日)~117日(月) 梅田芸術劇場メインホール
《東京凱旋公演》20161124日(木)~1129日(火)東京国際フォーラム ホールC
【主催】   TBS/梅田芸術劇場
【企画・制作】梅田芸術劇場
 問い合わせ : 梅田芸術劇場 0570-077-03910:0018:00

 【キャスト】
パーシー・ブレイクニー/石丸幹二
マルグリット・サン・ジュスト/安蘭けい
ショーヴラン/石井一孝
ロベスピエール、プリンス・オブ・ウェールズ/平方元基(Wキャスト)
ロベスピエール、プリンス・オブ・ウェールズ/佐藤隆紀[LE VELVETS](Wキャスト)
アルマン・サン・ジュスト(マルグリットの弟、ピンパーネル団)/矢崎広
デュハースト(ピンパーネル団)/上口耕平
ベン(ピンパーネル団)/相葉裕樹
ファーレイ(ピンパーネル団)/植原卓也
エルトン(ピンパーネル団)/太田基裕
オジー(ピンパーネル団)/駒木根隆介
ハル(ピンパーネル団)/廣瀬智紀
マリー・グロショルツ/則松亜海

【スタッフ】
原作:バロネス・オルツイ
脚本・作詞:ナン・ナイトン
作曲:フランク・ワイルドホーン
編曲:キム・シェーンベル
訳詞・翻訳・潤色:木内宏昌
演出:ガブリエル・バリー

公式HPhttp://www.umegei.com/the-scarlet-pim
公式Twitterhttps://twitter.com/pimpernel2016

 

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