トップ > PICK UP > 中川晃教が第24回読売演劇大賞 最優秀男優賞を受賞!ミュージカルでは初受賞。

2017年2月16日 23:13

中川晃教が第24回読売演劇大賞 最優秀男優賞を受賞!ミュージカルでは初受賞。

取材:記事・写真/RanRan Entertainment

先日発表された第24回読売演劇大賞において、『ジャージー・ボーイズ』でのフランキー・ヴァリ役の活躍が認められ最優秀男優賞を受賞した中川晃教の取材会が215日に行われた。

9J9A0987-1a

ミュージカル作品として初となる最優秀作品賞を受賞した『ジャージー・ボーイズ』。

作品賞の受賞について連絡をもらった際に『ジャージー・ボーイズ』出演者の面々とメールにて喜びを分かち合ったという中川。しかし最優秀男優賞受賞の件は事前に連絡をもらいながらも公言は禁止。「母親からも“やっぱり(三浦)春馬くんかねぇ〜とか言われながら()、でも受賞が発表されたらもう周りは知っているので、自分の口から一番に報告できずモヤモヤしてました。」とノミネートから受賞発表までの日々を明かした。

9J9A0987-2a

数々頂いたお祝いの言葉で心に残ったものとしては、「ぼくは15年間ミュージカルの世界でやらせていただき、その中でご一緒させていただく機会の多いプロデューサーの方から、“中川さんが出演しているこの作品が受賞したことを中川さんと仕事をした、中川さんを知る人はみんな喜んでいると思いますとコメントをいただき、この賞は僕の活動だけでなく、今まで出会った全ての方への感謝の意味を持つなとそこで改めて感じました。」とスタッフや周りの方々への感謝の意も交えつつ語った。

9J9A1038-1a

また、自身も難役であったと語る『ジャージー・ボーイズ』のフランキー・ヴァリを、ボブ・ゴーディオから認められた中川がシングルキャストで全41公演を演じきることとなった。その際の苦悩については、「初めての発声法で41公演やり遂げる責任がとても大きく、自分の声は自分がいちばん知っていますが、知らない声に出会ったときの感動は大きかったです。本番が始まってからも休演日などにレッスンに通いました。寝たり休むことも重要ですが、舞台に立ち続けるためには声のメンテナンスをしないとと思い、最高のパフォーマンスをするための意識をしました。声帯を使い続けることが公演に際してプラスになるのかわからなかったのですが、より声がトリートメントされて、声をコントロールできるようになりました。」とストイックなまでのこだわりと努力の末の41公演であったと明かした。

ひとつひとつの役にこだわりと情熱を持ち、熱い想いを歌にのせ続ける中川。役との出会いを“奇跡と表現し、「役を乗り越えるごとに自信を得ながらも、毎回次の役に不安があります。僕は19歳の時に『モーツァルト』に出させていただき、10代と20代の代表作だと思ってきて、30代に入ってからこの『ジャージー・ボーイズ』に出会い、すぐにこれは僕の30代の代表作になるかもしれないなと思いました。周りの方にもこれアッキーの声で聞きたいと言っていただき、周りの方の想いと共に作り上げられたのかなと。」と新たな扉を開いた経緯について語る。

中川をはじめとする出演者の熱意は客席から広まり、公演中に再演が決まった本作。異例の事態について、「千秋楽にそれを発表したときの客席の盛り上がりは今でも覚えていて、歓声というか、雄叫びに近い感じですかね。お客様に育てられた作品だなと思いました。」と笑顔を見せた。

9J9A1039-1a

次なる挑戦として、49日(日)から日比谷 シアタークリエにて上演されるブロードウェイミュージカル『きみはいい人、チャーリーブラウン』にスヌーピー役で主演することが決定している。誰もが知るあの“犬の役に挑む心境としては、「ピーナッツもスヌーピーのキャラクターも僕はそんなに深くは知らなくて、スヌーピーミュージアムに行ったときに最初に書かれたスヌーピーの絵を見たのですが、今とは違う感じで。それが時代ごとに変わっていっているんです。スヌーピーのミュージカルも、市村正親さんや大澄賢也さんも演じられてきた役で、モーツァルトでお父さん役を演じていたあの市村さんがスヌーピーっていうのもすごいですよね。役者冥利に尽きます。」と時代と共に移り変わってきたスヌーピー像と、何度か再演を重ねる本作品を重ねた。

見所に関して尋ねられると、「この作品、深いんです。子供向けミュージカルではなく大人が見て楽しいものになると思います。スヌーピーを演じる時に、形からではなく中身から入ってみようかなと思います。時代ごとの変化と、このミュージカルに込められた、子供達の日常をみて些細なことに大人が気づける瞬間があり、ユニークなキャラクターが小さな悩みが大きな愛に繋がっていきます。キャラクター内部の肉付けが大切なのかなと思います。応援よろしくお願いいたします。」と語る。難役ヴァリを乗り越え、フランケンシュタイン、そしてスヌーピーまで!様々な役が中川晃教の歴史となってゆく姿から目が離せない。

2017年出演予定
314日 「中川晃教 Symphonic Night With Love」(東京)
4月~5月 ミュージカル「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」
7月~8月 ミュージカル「ビューティフル」
1112日 「中川晃教シンフォニックコンサート」(大阪)

公式HP http://www,akinori.info
Twitter
 @nakagawa1982ski
ブログ http://www.owakuri.com

 

トップ > PICK UP > 中川晃教が第24回読売演劇大賞 最優秀男優賞を受賞!ミュージカルでは初受賞。

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています