“誰もみたことがない”萩本欽一!!
映画『We Love Television?』
喜劇王・萩本欽一、最初で最後?!のドキュメンタリー映画
「若い人に土屋(監督)の勢いを観て欲しい!」
4年間に渡る密着が遂に公開!
日本を代表する喜劇王・萩本欽一の笑いに対する探究心を2011年から約4年間追った、最初で最後の密着ドキュメンタリー映画『We Love Television?』が11月3日(金)、東京のヒューマントラストシネマ渋谷で公開初日を迎え、知らないうちに主演になったという萩本欽一と劇中で号泣した河本準一(次長課長)、そして仕掛け人である土屋敏男監督が舞台挨拶を行った。
観客からの拍手に迎えられた萩本は挨拶も早々に、本作が映画として公開されることを後々知ったと明かしながら「自分が映画に出ているという意識もなかったから、なんで舞台挨拶をしなければいけないの?ってマネージャーに聞いたぐらい不思議だよ。この作品は見るのが怖くて見ていないので、中身については広げないようにしてくださいね」と欽ちゃん節で爆笑をとった。
河本が「僕も最初は欽ちゃんと一緒の舞台に出るという話だったけれど、途中から映画になると聞いたんです。そういう意味では僕もいつの間にか映画に出ていたようなもの」と「進め!電波少年」などで知られるバラエティの鬼才・土屋監督の大胆演出にハマった流れを明かすと、萩本は「なによりも今日は河本が来てくれたことが嬉しい。だって彼は出演していないんですよ?それなのに来てくれるなんて、河本はいいヤツです」と発言。自身の出演作を一切見ないことで有名な萩本のコメントに対し河本は「いやいや、僕は出ていますよ!しかも結構長時間出ています!早く本編を見て!」と“主演”に本編鑑賞を懇願していた。
欽ちゃん節に緊張の色を見せていた河本はさらに、劇中で号泣したことを土屋監督からいじられ、「欽ちゃんとの舞台の内容が直前でガラッと変わったり、出るはずの人が出なかったり、役も変わったり、その全部がプレッシャーになってたんです。それがあったから収録後に『頑張ったな』って肩ポンされたら誰でも号泣しちゃいますよ」と力説する。萩本からは「あんまり覚えてないな」と、河本と観客一同をずっこけさせた。
最後に萩本は「映画の内容は見てないからわからないけど、無謀なことをする土屋って大好きなんだよね。若い人には、その土屋の勢いは見てほしいね」とアピール。 土屋監督がアポなしで萩本の自宅を訪れ「30%超えの番組を作りませんか?」と言ったことからこの企画がスタートした舞台裏が明かされると、萩本は「嬉しいよね。だって『30%超えのテレビを作ろう!』だよ?そんなことを言われたら嬉しいもん、家に招き入れるよね。そこでカメラに向かって色々と喋ったんだけれど、それは自分の遺言だと思ってたのね。僕が亡くなったときに、何を考えていたのか伝えるために喋ったつもり」と突撃当時の心境を吐露。土屋監督が「それを死ぬ前に見られるのが嫌だから映画を観ていないんですね?」と水を向けられると、「だってその映像が表に出るとは思っていなかったもん。だからこの映画は凄く嫌だねぇ」と照れながらも土屋監督の絆を見せてくれた。
出演:萩本欽一 / 田中美佐子、河本準一
企画・構成・監督:土屋敏男(つちや・としお)
配給:日活
(c)2017日本テレビ放送網
公式サイト: http://kinchan-movie.com
11月3日(欽・祝)より全国絶賛公開中