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2018年3月13日 17:27

松坂桃李、現場では「バナナを食べて気合を入れていました」。舞台から映画へ!映画『娼年』

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

映画『娼年』の完成披露舞台挨拶が12日、都内で行われ、主演の松坂桃李を筆頭に共演の真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、小柳友、馬渕英里何、荻野友里、佐々木心音、大谷麻衣、西岡德馬、江波杏子、三浦大輔監督の13名が豪華に集結して、作品についてクロストークが行われた。

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本作は、石田衣良氏の同名恋愛小説が原作。2016年に舞台で上演され、映画でも三浦監督と松坂がタッグを組む。バーテンダーで娼夫の森中領 (松坂)が様々な女性たちと体を重ね、その欲望や心の傷に向き合うことで自身も成長していく姿が描かれる。松坂が一糸まとわぬ姿で体当たりの演技に挑戦。

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リョウを演じた松坂は「緊張、期待、不安が入り交じってますね」と今の心境を語り、R18+指定となる本作について「なんかあったら僕のせいでもあるんですけど、半分は三浦さんのせい(笑)。責任を割り勘しようという話はしてます。でも舞台、映画を通してこのメンバーでやってきて怖いものはないですね」と自信ものぞかせた。

撮影時を振り返り、松坂は「本当にキツかったですね。撮影中は、休みになんないかなって考えたり、三浦監督が風邪をひいて寝込まないかなぁって思っていました」と苦笑い。松坂に過酷な演技を要求した三浦監督は「本当に大変でした。すべて(みんなの頑張り)がスクリーンに刻まれています」と松坂の奮闘ぶりをたたえた。

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会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香役を務めた真飛は「短期集中型の過酷な撮影で、気がついたら今日が何日かわからなくなるくらい、ずっと撮影しっぱなしという日もありました」と話した。その後、劇中で、娼夫・リョウを“買う”女性キャスト陣から松坂の印象が語られた。

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「映画とともにリョウくんという存在がすごく変わっていったので、(松坂さん)を役者として『さすがだな』と尊敬してしまいました。大変だったのにバナナ一本を食べているところしか見なかった。松坂さんのおかげでこの作品は素晴らしいものになりました」(冨手)、「寒い時期のロケだったのですが、待ち時間にベンチコートを羽織ることもなく『いや、俺はいいです』と現場にいらっしゃって、すごくストイックな方だなと思いました」(馬渕)。「(リョウの)無気力さみたいなものの中にちゃんと品があり、それは松坂さんがお持ちの雰囲気が役にぴったり反映されていた。本当に素晴らしい」(桜井)。現場での松坂のストイックな姿勢に次々と称賛の声が上がっていた。松坂は「嬉しいです」と照れ笑い。バナナについては「食べていると、集中できるんです。別に好きじゃないんですが……」とコメントしていた。

リョウを買う“老女”役を務めた江波は「(女優の)看板を下ろそうかなと思っているところにこの話がきて驚きました。“老女”という役を老女が演じさせていただきました。台本を読んで濡れ場があるのに『え?』とびっくりしました。ごめんなさいね、松坂くん」と話して笑いを誘っていた。

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最後に、松坂は「僕がいままでに携わってきた作品の中で、これほど入り口と出口が違う作品もなかなかなかったなと思います。何より余韻を楽しめる作品。最初は面食らうかもしれませんが、観終わって劇場を出るときは軽やかな会話を繰り広げられるのではないかなと思っています。それだけ、自信のある作品です」と語り、イベントを締めくくった。

全編にわたる性描写によってR18+のレイティングが付いた話題作。

映画『娼年』は4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほかにて全国公開

 

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