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市村正親、胃ガンの主人公役に自身を重ね「神様の采配」 黒澤映画『生きる』がミュージカル化!

2018/4/4 06:00

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

1952年公開の黒澤明監督の代表作を世界で初めてミュージカル化した、ミュージカル『生きる』の制作発表が3日(火)に行われ、市村正親、鹿賀丈史、市原隼人、新納慎也、小西遼生、May’n、唯月ふうか、山西惇、作曲を担当したジェイソン・ホーランド、演出の宮本亜門が登壇し、本作にかける思いを語った。 

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本作は、間も無く60歳で定年を迎えようとしている市民課長の渡辺が、当時、不治の病とされていた胃がんになり、死んだように生きていたこれまでの人生を悔い、自分の残りの人生をかけて、市民のために小さな公園を作る物語。黒澤明没後20年となる今年、初めてミュージカル化された。作曲と編曲は、ブロードウェイ・ミュージカル『若草物語』の作曲を手掛け、音楽監督を務めたブロードウェイ・ミュージカル『ビューティフル』でグラミー賞を受賞したジェイソン・ホーランド。脚本を高橋知伽子、演出は宮本亜門が担当する。

また、名優・志村喬が演じた主人公・渡辺勘治役は、市村正親と鹿賀丈史がダブルキャストで挑む。市村と鹿賀は、劇団四季退団後、本作が5度目の舞台共演で、ダブルキャストでの主演は2014年のミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』以来2度目となる。

宮本は、本作の演出オファーを受けて「初めは嘘って思いました(笑)。黒澤映画をミュージカルにできるの? って」と驚きを隠せなかったようだ。とはいえ、「でも、映画を観れば観るほど、これはできるなと思いました。『生きる』という普遍的なテーマを描いている作品ですが、今の現代に響くところが多いと思います」と自信をのぞかせる。そして、「日本で作られた黒澤映画が、日本のオリジナルミュージカルとして世界にいく。オリジナルで、ここまで作り上げていくことってないので、やる気いっぱいです」と笑顔を見せた。

胃ガンであることを知り、人生を考えて苦悩する主人公を演じる市村は、自身も胃ガンを患った過去を持つ。市村は「僕自身が何年か前に胃ガンになって、スポーツ紙の一面を飾りました。早期発見だったので、今はこんなに元気に生きています。そういう(同じ経験をした)役者にこの渡辺という役がきたのは、芝居の神様の采配だと思います」と感慨深げに話す。

一方、同じく渡辺役を務める鹿賀は「この映画がミュージカル化されるというのを聞き、驚きが大きかったです。人が生きるということを真正面からとらえたドラマですので、(ミュージカルも)素晴らしい舞台になると思っています。真摯に作り上げていきたいと思います」と意気込んだ。

また、本作がミュージカル初挑戦となる市原は、「ミュージカルは合わないんじゃないかと、避けてきたんです。でも、僕の父の体調が思わしくなくて、自分で車椅子も動かせなくなった時に、『動けるうちにいろんなことをしたほうがいい』と親父がいいました。その(父親の)思いも含めて、新たな世界を見たいと(感じ)、敬意を込めて参戦させていただきます」と本作への強い思いを明かした。

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この日の会見では、キャストによる歌唱披露も行われた。小説家役の新納と小西がそれぞれ、小田切とよと渡辺一枝役をWキャストで務めるMay’nと唯月が、ジェイソンのピアノに合わせて歌声を響かせた。最後に、市村と鹿賀が、映画で志村演じる主人公がブランコをこぎながら口ずさむ名シーンで使われた「ゴンドラの唄」を歌唱し、会場を沸かせた。

 

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