取材:記事・写真/RanRanEntertainment
6月1日公開の映画『50回目のファーストキス』のレッドカーペットセレモニーが5月22日(火)、東京・表参道ヒルズにて行われ、W主演を務めた山田孝之と長澤まさみ、共演のムロツヨシ、佐藤二朗、勝矢、太賀、山崎紘菜が登場した。
本作は、アダム・サンドラーとドリュー・バリモアの共演で2004年に公開されたハリウッド映画を福田監督がリメイク。ハワイのオアフ島を舞台に、記憶障害で前日の出来事を全て忘れてしまう瑠依(長澤)と、彼女に一目惚れしたツアーコーディネイターの大輔(山田)との恋の行方を描いたラブストーリー。
大階段に敷かれたレッドカーペットに登場したキャスト陣は、集まった観客に笑顔で手を振り、大きな歓声で迎えられた。
山田は「楽しい現場でした。みんな仲良く、楽しくまじめに頑張って撮影しました」とハワイでのロケを笑顔で述懐した。
他の作品の撮影で当日欠席した福田監督はコメディー作品を得意としている。そんな福田作品に参加して、今回最も笑えたシーンを聞かれた山田は、「(佐藤)二朗さんがとある人のコスプレをするんです。それが凄過ぎて、本人を超えちゃってるんですよ」と佐藤がモノマネを披露することを示唆。すると、ムロが「ヒントはパイナップルですよね」とネタバレ発言をしたので、佐藤は「答え、言ってる!」と大慌て。会場は大爆笑だった。
ムロがネタバレ発言した2016年にブレイクしたお笑い芸人・古坂大魔王扮するピコ太郎のようなパンチパーマの佐藤は「このヘアスタイルは福田監督のリクエストなんですが、息子が(怖がって)目を合わせてくれない」とぼやき節だった。
長澤は「福田監督とは『銀魂』でご一緒していますが、福田組は穏やかで楽しい現場なんですが、一発本番が多いので気が抜けません」と話す。
大輔の親友・ウーラ山崎に扮したムロは「そうそう、福田組は緊張感あるんですよ」と同調した。またハワイでの撮影についてムロは、「ハワイでは、長時間撮影をしてはいけないというルールがあるんですね。だから、集中して撮影したあとは遊ぶ。仕事する。遊ぶ。仕事する。飲む。これが毎日出来たのは楽しかったですね。ちょっと浮かれてました」と楽しかったという現場を振り返った。
太賀が「長澤さんがムロさんをバットを持って追いかけるシーンに笑った」と回答すると、ムロは「すげー痛かったもん!」と恨み節。長澤は、「そこは本気で行かないと。嘘になっちゃうと困るから。本気で行かせていただきました」と得意げな表情を見せていた。
長澤は「家族(父役・佐藤、弟役・太賀)のシーンはすごく楽しかった。家族が大切にしてくれる役で、とても楽しかった。お芝居なんですけど、瑠衣を本当に大切にしてくれて、毎日笑わせてくれるんです。温かみのある撮影ができたのは2人のおかげです」と述懐した。さらに、お気に入りのシーンについては、「山田さん(大輔)が毎日、どうにかして瑠依を口説こうとするのですが、車のバッテリーが上がっちゃったときに山田さんが感電しちゃうシーンは面白すぎて……『泣けるぅ!』」と思い出し笑い。作品の中では、悲鳴を上げて怖がるシーンになっているそうだ。
映画『50回目のファーストキス』は6月1日より全国公開