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2019年2月3日 11:40

ブロードウェイミュージカルが横浜に!夢と魔法の一夜『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』

取材:記事/RanRanEntertainment
写真/オフィシャル

「♪Be Our Guest, Be Our Guest」立ち上がってステップを踏みたくなるようなディズニーらしさを感じる楽しいこの曲、天才作曲家アラン・メンケンの代表作の一つ美女と野獣(Beauty and the Beast)からの一曲「Be Our Guest」で開幕した『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』日本公演。観客を一瞬でディズニーワールドに惹き込んだ。本場・ブロードウェイの「ディズニーミュージカル」からオリジナルキャストが来日し、日本にいながらにして本場NYブロードウェイを体感できるこの公演は1月31日(木)・2月1日の2日間に亘りパシフィコ横浜にて開催された。

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今回の公演は出演者の豪華さに注目が集まった。ミュージカル「メリーポピンズ」のメリーポピンズ役のオリジナルキャストで知られるアシュリー・ブラウン、「ターザン」のターザン役のオリジナルキャストで人気のジョシュ・ストリックランド、「ライオンキング」で父親・ムファサ役でお馴染みアルトン・フィッツジェラルド・ホワイト、「ライオンキング」ナラ役で知られるキシー・シモンズとブリードウェイのスターたちが一堂に会し、さらにゲストシンガーとして、『ライオンキング』『アラジン』『ノートルダムの鐘』で連続主演して一躍“ミュージカル界の宝”となったミュージカル俳優、海宝直人が登場。「美女と野獣」「ライオンキング」「アラジン」「リトル・マーメイド」「メリーポピンズ」「ターザン」「ノートルダムの鐘」とヒット曲のオンパレードで一度の舞台なのにまるで何本ものミュージカルを見たような気分になれる。体が震えるような生の歌声、音が立体的に迫ってくるオーケストラの迫力は決して映像では感じられないものだ。

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魂に訴えかけてくるようなソウルフルな歌声のキシー・シモンズ、伸びやかな透明感のある高音が美しいアシュリー・ブラウン。アシュリーシモンズの素晴らしいところは、素晴らしい歌声はもちろん、役が憑依したように歌い上げるところだろう。「リトル・マーメイド」のPart of your worldではアリエルが舞台に現れ、Jolly Holidayでは衣装をまとっていなくても間違いなくそこにはメリーポピンズがいた。今回の舞台は指揮者・水戸博之が率いる今回の公演のために特別に編成された“ディズニーヒッツオーケストラ”と共に4人のブロードウェイスターが舞台に登るシンプルなものだが。彼らの歌声の前には余計な装飾は全く必要ない、キシーが歌い上げる『ライオンキング』の「Shadowland」では、観客は広大なサバンナの中に誘われる。まさにブロードウェイがそのまま横浜に現れた形だ。これがブロードウエイの実力。世界最高峰の舞台の一つであるブロードウェイ。その舞台に立つということは世界のトップの実力を持たなけらばならない。その力をまざまざと見せつけた。

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そんなブロードウェイを代表する実力者たちに引けを取らない見事な歌声を聞かせたのがゲストシンガーの海宝直人。海宝は子供の頃『ライオンキング』の初代ヤングシンバ役を務め、後に主演のシンバ役を演じた経歴を持つ。両方のシンバを演じた経験を持つのは世界でただ一人だという。特に『ノートルダムの鐘』の「Out There」は圧巻で、会場中から歓声が沸き上がった。

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この素晴らしい公演の最後を飾ったのは2018 年ブロードウェイ初演の最新作『アナと雪の女王』よりキャスト全員による情熱的な「Let It Go」。奇しくも初日の1月31日の横浜には雪が舞っていたが、その雪をも溶かしてしまうような熱い歌声で夢と魔法の一夜は幕を閉じた。是非再演を熱望したい舞台だ。

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