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2019年8月23日 12:04

上白石萌音・山崎紘菜、カラオケでアジカンの歌を歌って申し訳ありませんでした!映画『スタートアップ・ガールズ』 完成披露上映会

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

上白石萌音と山崎紘菜のW主演映画『スタートアップ・ガールズ』の完成披露上映会が822()TOHOシネマズ日比谷で行われ、W主演の二人と山本耕史、池田千尋監督、さらには音楽を担当したロックバンドASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)の後藤正文と喜多建介、FEEDERのグランド・ニコラスが登壇した。起業家を目指す正反対の二人がビジネスパートナーとして成長する姿が描かれる本作は、96()より全国公開される。

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左から:グランド・ニコラス、喜多建介、後藤正文、上白石萌音、山崎紘菜、山本耕史、池田千尋監督

 

冒頭、起業を目指す自由奔放で天才的な大学生・光を演じた上白石は「『スタートアップ・ガールズ』って何ぞや?というところから始まって、知っていくうちにすごく魅力的な世界だと感じ、それを映画にしてたくさんの方に観ていただくのは革新的なことだと思いました。あとは、大好きな紘菜ちゃんと初めてW主演ができるということで、いろんな種類の高揚が心の中にありました」と明かす。

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安定志向をもつ大企業OL・希を演じた山崎も「“スタートアップ”を知らなかった」と語り、「そういう起業することが日常に溢れていて、学生さんや若い方でも起業できるということを知ったときに全く未知の世界との遭遇というか大きな世界の扉に立たせてもらったような気持ちで、これから挑んでいくドキドキ感と一歩進んでいく不安、プレッシャーを感じたことを覚えています」と振り返った。

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光の事業をサポートする水木を演じた山本は、脚本を読んだときにどう感じたか問われ、「まず、ガールズ役じゃなくてよかった(笑)」と冗談を飛ばす。主役の二人について「本当に仲がよくて・・・。彼女たちの情熱みたいなものを感じた。僕は若い頃からこの世界でやってきたのが、いつの間にか(逆に)エネルギーを受ける立場になっていて、それが役とリンクできた。最後にこういう(ホールのような)場所で撮影したんですけど、一番うしろで(二人を)見守るという役で撮影させてもらって、スタッフの気持ちになるというか監督さんの気持ちになる、いい作品に参加させてもらった。彼女たちの芝居へのアプローチは(最近の自分と)全然違っていて、二人と向かい合えて、むしろ勉強になったという感じがしました」と絶大な褒め言葉を贈った。

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恐縮ぎみの二人だったが、上白石は「現場で率先して盛り上げてくださったのは山本さん。おしゃれジョークとか(笑)」、山崎は「すごい寒い2月頃の撮影だったんです」と返すと、山本は「オレのジョークが寒い」と苦笑し、「(おしゃれなジョークって)何だろう?お芝居の中では、台本にないことをやっていたんだな」と思い出す。監督は「私がなかなかカットをかけないで狙っているとき、(山本が)紘菜ちゃんにいろんなことを言って、紘菜ちゃんが素で通しををやっていたというシーンがあります」と補足した。

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主役の二人が自由奔放の“光”か安定志向の“希”のどちらのタイプか?と問われ、まず山崎は「私は絶対に希ちゃん。希ちゃんは自分のことを普通とか平凡と思っているタイプで、私も自分ってすごい普通だなと思っています。石橋を叩きまくって石橋が割れちゃうみたいな」と答える。

一方の上白石は「私は3週間前だったら、迷わず“光”って言ってたんですけど、よくよく考えたら、“希”でした」と答え、山崎は「ちょっと前の取材では『私は“光”』って言ってたもんね。今日会ったら“希”って言ってた」と反応。上白石は「朝からずっと“希”(笑)。“光”っぽい部分もあるかもしれないんですけど、私も何をするにも不安を感じちゃうし、一歩が踏み出せないことが多いですし、思っていることも言えないし、校則は一回も破ったことがないし(苦笑)。現実に!っていうところが意外にあるなあと思って、“光”じゃなくてよかったかもしれないです。ただ、光ちゃんにあって、私にない憧れているものをたくさん戴いた感じ。私も光ちゃんに、思いきって、いろいろやってみようかなという気持ちにさせられたと思います」と気持ちを見据えていた。

このあと、主題歌「スリープ」を担当したアジカンの後藤正文と喜多建介、FEEDERのグランド・ニコラスが登壇した。主題歌「スリープ」は英国ロックバンドFEEDERのグランド・ニコラスと後藤正文の共作だということで、後藤は「“新時代の胎動”という歌詞が、監督に気に入られた。こんなに映画にぴったり当てはまるとは思っていなかったです」と語る。

主役の二人は「(劇中でのカラオケのシーンで)アジカンの歌を歌っています。申し訳ありませんでした!」と謝るシーンも。上白石は「生まれて初めて、人前で音程を気にしないで歌いました。あんなに素敵なメロディーがあるにもかかわらず、“光”って衝動で生きている人なので、衝動で歌って、飛んで、跳ねて。『リライト』の歌詞とか世界観も私たちの背中を押してくれて、撮影の帰りには爆音で聴いてました」と絶賛した。

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イベント最後には、山崎が「本作の扱っているテーマは起業、お仕事の話ですけど、私はメチャクチャ青春映画だと思っていて、二人が真剣に人とぶつかること、無我夢中で何かを追いかけていくことの眩しい光と希望を感じていただけたらいいなと思います。二人の強烈な個性と音楽と、そして山本さん演じる水木さんなどが化学反応を起こしている。皆さんともいい化学反応を起こせるといいなと思います」と挨拶。上白石は「この映画に出会って、いろんな起業家に会って、スタートアップは特別なことではないと思いました。普段の生活で、小さなひっかかりを自分の中で、水をあげて芽を出させてあげるかどうかの違いなんだと思いました。この映画を観て感じられたことを何かの一歩にしていただければ、私たちは本望だと思っております。エンドロールの最後の1行まで快く楽しんでいただきたいと思います」と締めくくった。

822()よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開される。

公式サイト:startup-girls.jp

 

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