尾上菊之助、中村七之助 新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』昼の部・夜の部通しで完全上演!
2019/9/30 21:35
取材:記事・写真/RanRanEntertainment
宮崎駿が1982年に雑誌「アニメージュ」に連載を開始し、足掛け13年かけて完成した大作漫画「風の谷のナウシカ」(全7巻)が歌舞伎舞台化される。この度、新橋演舞場にて新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』(12月6日~25日千穐楽)の上演が決定、9月30日(月)に都内で製作発表記者会見が行われ、ナウシカ役を演じる尾上菊之助、クシャナ役を演じる中村七之助のほか、演出担当のG2、松竹株式会社の我孫子正代表取締役副社長、株式会社スタジオジブリの鈴木敏夫代表取締役プロデューサーが会見に臨んだ。左から:G2、中村七之助、尾上菊之助、鈴木敏夫、我孫子正(敬称略)
宮崎駿の原作をもとに、アニメ映画版では描ききれなかった壮大な物語全てを、昼の部・夜の部通し上演で、歌舞伎が通し上演されるのはなんと江戸時代以来(我孫子副社長)の出来事となる。
鈴木プロデューサーは「菊之助さんが『ナウシカ』を歌舞伎にしたいと考えた張本人です。宮崎駿にとって『ナウシカ』が一番大事な作品。本当に精魂込めて、自分の持っているものを全てぶつけた作品。ハリウッドからもこれを実写映画化したいという話があり全部お断りしていた。5年前に、菊之助さんから話があったときは宮崎が断ると思ったので、『もののけ姫はどうですか?』って話をしたことがあるんです。菊之助さんがやりたいのは『ナウシカ』だった。ところが、今回に限っては、彼は『やる!やろうよ』って言ってくれたんです。そのときに宮崎が出した条件は2つ。①『ナウシカ』というタイトルは変えない。②記者会見その他に、俺は協力しないよ。全部鈴木がやってくれるならOKですよ」と舞台化の経緯を説明し、「期待しています。いい作品を作ってください」と菊之助らに微笑みかけた。歌舞伎『風の谷のナウシカ』のロゴは鈴木プロデューサーによるもので、「新しいロゴもいろんな方に愛されればいいなと思っております」とニッコリ。
新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』
12月6日(金)初日~25日(水)千穐楽 新橋演舞場
10月19日(土)10:00より電話予約・Web販売開始 tel:050-000ー489、03-6745-0888
http://www1.ticket-web-shochiku.com/t/