松重豊、北川景子とは二回りも違うのですみません! 映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ!』 公開記念舞台挨拶

2019/10/5 22:56

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

104()公開、映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ!』 の公開記念舞台挨拶が105日(土)に新宿ピカデリーにて行われ、主演の松重豊をはじめ、北川景子、濱田岳、山中崇、伊東四朗、細川徹監督が登壇した。

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本作は、作家・ヒキタクニオが自らの体験を基に書き上げたエッセイ「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」(光文社文庫刊)を原作に、 男の妊活を真正面から描きながらも、ユーモアあふれる語り口で展開される。49歳の作家・ヒキタクニオ(松重豊)は、一回り以上歳が離れた妻・サチ(北川景子)からの「ヒキタさんの子どもに会いたい」という一言がきっかけで、ヒキタの生活は一変する。医師からの「精子の8割は動いていない」という衝撃の宣告を受け、男の妊活がスタートするが

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自身初の映画主演という松重は「大体、台本はクランクアップの日に破り捨てる。取っておいても悪用されると困るんですよ。この作品に関しては、昨日まで宣伝活動に携わってきまして、かばんに台本を入れている日々が続きました。今日破り捨てるつもりでしたが、僕の棺桶に入れてもらおうかなと思っています」と、思い入れの強かった作品であることを明かした。

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過去に親子役や上司と部下など何度も松重と共演してきた北川は「松重さんがランクインの前から、『(年の差は)大丈夫かな、大丈夫かな』って大騒ぎしているのを聞いて・・・。松重さんとは何度もご一緒していて、心置きなく話せる環境だったので、(夫婦役はうまく)できたんじゃないかと思います」と振り返った。松重は「生々しいシーンがないので、逆に救われたかな。皆さんの(歳の差)違和感に苛まれることなく夫婦役を演じることができました。二回り(16歳差)も違うのですみません」と申し訳なさそうだった。

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ヒキタさんの担当編集者でプライべートでも仲の良い相談相手・杉浦を演じる濱田は「“受精大臣”という役名には参りましたね。こんなに品のないキャラクターはどうやったら正解なのか分らなかったです。“受精大臣”は唯一のヒールとして責任をもってヒキタさんを追い込んでやろうと思いました。すごく楽しかったです」と振り返った。松重は「濱田君とは今まで上司だったり先生だったり、目上の役。今回は対等というか、精子の量では負けている(笑)。立場が対等になると、この男の食い意地の悪さが鼻につきまして(笑)。芝居が上手いし、同世代だったら嫌なヤツだろうなと思って・・・」と褒めながらも嫉妬心をむき出し。濱田も「なんで、営業妨害するんですか」と照れくさそうだった。

松重は撮影中のエピソードとして、「スタッフは男性陣が多いし、サチという女性の本当に美しく可憐で愛おしい存在をスタッフ全員が共有していたんです。北川さんに気に入られようとするスタッフ、北川さんが喜んでくれることを第一に考えるスタッフが多かった。その北川さんがクランクアップの一日前に先に終わられ、最終日には僕一人のシーンが残った。そうするとスタッフ間で怒号が飛び始めたんです。僕らの中ではサチ・ロスと呼ばれていました」とスタッフ陣を非難。監督は「その節はすみませんでした」と平謝りだった。

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サチの一言から妊活がスタートするというストーリーに因み、忘れられない一言は?松重は「やっぱり、クランクインの日に北川さんに『大丈夫かな』と言ったときに、北川さんが『そんなに歳が離れていましたっけ』の一言に乗せられて、今日まで来たようなものです」と北川に感謝。

北川は「19歳のとき、森田監督からクランクアップのときに『女優を辞めないでください』と言っていただいた。壁にぶつかったとき、つらいときに、思い出す言葉かなと思います」、濱田は「西田敏行さんから『僕はあなたのファンなので、伸び伸びした姿を見せてください』と、背中を押していただいた」と、先輩方からの温かい言葉を常に胸に仕舞っていることを明かした。

不妊治療の医師を演じた山中は「20代半ばに占い師から『あなたは物事に真面目な人だけど、オーラがない。あなたは人にとって踏み台よ』って言われたことが未だに忘れられないです。どんな踏み台になればいいのだろうとか、プラスに考えるしかないですけど、面白い経験でした」と語った。

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そして最後に、松重が「今まで興行成績とか動員ということを意識せずに来たんですけど、学生時代に三谷幸喜さんと一緒に芝居をしていまして、今ほどあの男が腹立たしい感じで、目の上のたんこぶのように『記憶にございません!』(公開中)というのがあるんですけど、なんとか三谷幸喜をぶっつぶしてやりたい!」と対抗心を燃やし、「ジャンル、ターゲットは違いますが、こういう映画もありますので、入り口が取っ付きにくいかもしれませんが、奥行きがすごくあると思う。老若男女いろんな人が楽しんで、笑って、明るく前向きになれる映画です。ぜひ周りの方に宣伝してください」と締めくくった。

映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ!』大ヒット上映中!

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