トップ > PICK UP > 山本亮太 (宇宙Six/ジャニーズJr.)主演、青木豪演出でおくる土田英生の傑作コメディ『相対的浮世絵』いよいよ開幕!

2019年10月26日 19:03

山本亮太 (宇宙Six/ジャニーズJr.)主演、青木豪演出でおくる土田英生の傑作コメディ『相対的浮世絵』いよいよ開幕!

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

東京・下北沢 本多劇場で1025日(金)に初日を迎えた舞台『相対的浮世絵』(脚本 土田英生)。公演直前に、主演の山本亮太 (宇宙Six/ジャニーズJr.)、共演の伊礼彼方 石田明 (NON STYLE) 玉置玲央 山西惇、演出の青木豪の囲み取材が行われた。
本作は、土田英生本人の作・演出で2004年に初演され、2010年にG2演出で再演され、高い評価を得た傑作コメディ―。今回、9年の時を経て、青木豪の演出で再び蘇った。

9J9A2888-2s

(左から)青木豪 玉置玲央 伊礼彼方 山本亮太 石田明 山西惇

演劇の聖地ともいわれる下北沢本多劇場での公演だが、山本亮太は当初、本多劇場のことを知らなったという。興味がなかったわけではなく、「(玉置)玲央さんと、時間が空いた時に下北沢でデートして、ドーナツ買ったりして()。その後お兄ちゃん(伊礼彼方)と(青木)豪さんと玲央さんと4人でも行き、ここがどういう劇場だとか全部教えてもらいました。」と語った。

9J9A2891-2s

主演二作目の山本は「今回は、主演というより5人で作り上げたものなので、失敗できないですね。失敗が怖く、人に迷惑をかけたくないタイプなので頑張ります。迷惑をかけた場合はお兄ちゃん(伊礼)が責任とります」と笑った。

9J9A2751-2s

石田は山本と伊礼が「ほんまの兄弟に見えてきてます。」と語り、山本は「楽屋もすごくいい感じです。」と続けた。伊礼が「楽屋では無口だね。世代が違うからしゃべる話題がないんでしょ。」とからかったが、「でもいいお兄ちゃんといい弟をやっています」と語り、一同の笑いを誘った。

9J9A2765-2s

伊礼は山本の印象を「かわいいですよ。笑顔が。何もわかりません、お願いしますという感じで、ほんとに甘え上手だと思います」と語った。山本は悩んでいることを隠せずに全面的に出してしまうそうで、伊礼が稽古の帰り道にいろいろとアドバイスしてくれたと言う。山本は「いいお兄ちゃんゲット!と思った」と語るとすかさず伊礼が「ポケモンじゃない」と突っ込んだ。

9J9A2810-2s

演出の青木豪も山本は「とても甘え上手だ」と思ったそうだ。山本が演劇を好きになっていく姿が見えたという。石田も山本が稽古場で変わった瞬間が、「稽古場に納豆を持参するようになった時」と話した。「(山本は)“納豆臭くても大丈夫”と思ってから変わりました」というと皆笑いながら頷いていた。冗談のように聞こえたが、山本も「ほんとにそうです。変わろうって思ったんです(笑)」

一同が笑っている中、急に山本が「いや、ほんとに会話劇難しいです」と発言。再び笑いに包まれた。「いやぁ、いかに僕が普段人の話を聞いていないかという事がわかったんです。

台詞に気持ちを乗せることに苦しみ、自分が意外と素人だったと思いながら、この5人にアドバイスをもらって一つ一つ細かくやっていきました。今回は自分で作ったというより、作ってもらったという感じです。」

一番響いたアドバイスを問われると一瞬答えに詰まったため皆から、そういう答えは用意しておかないと突っ込まれる場面もあったが、山西惇が「『芝居をもっと線で作っていったらどうか』とアドバイスした覚えがある」とまとめた。

劇中、山本、伊礼は兄弟で、伊礼、石田、玉置は友人だが山西は「よくしゃべる中年の男」を演じる。正体を明かすと話がわかってしまうのでベールに包まれているが「初演の時に演出の人がやっていた役なので自分が演出できる範囲の出演部分しかないです」という。

「簡単にいえばおいしい役です」(笑)

石田は「エロ教師役」(笑)、玉置は「僕ら(石田、伊礼と)3人は同級生で、ちょっとだけ立場が違う状態で話が進んでいきます。」と劇中で着る高校の制服姿で会見に臨んだ。みなが制服姿になるかと問われると話の核心に触れるのか、言葉を濁した。

9J9A2678-2s

劇中で「わっちら、わっちら」という言葉が繰り返し出てくるが、これは脚本の土田が作った架空の場所の架空の方言“もの弁”だ。5人も劇中だけでなく、家でもつい口にしてしまうことがあるという。稽古場でも“もの弁”を話し、「山西さんがうまいから山西さんに合わせたりして、会話を楽しんでいる」という。アットホームな現場の様子が伝わってきた。

山本はコメディ―を演じてきているが、今回はお笑いは石田に任せて、楽屋でも稽古中でも、石田の“入り(はいり)”を勉強していたそうだ。

9J9A2704-2s

―最後に山本亮太から皆さまへのメッセージをもらった。

2019年を締めくくる『相対的浮世絵』だと思っています。笑いあり、そして笑いあり、時には熱く涙あり、いろいろ盛りだくさんに詰まっているので、劇場に足を運んでください。一度ではなく二度、三度観にいらしてください。よろしくお願いいたします!」

一同より「よろしくお願いします!」

9J9A2928-2s

あらすじ
人生の曲がり角にさしかかり、それぞれにややこしい問題を抱えてしまっている岬智朗(伊礼彼方)と、高校時代の同級生、関守(石田明)。そんな二人の前に突然現れ、救いの手をさしのべたのは、20年前、高校生のときに事故で死んだはずの、智朗の弟・達朗(山本亮太)と同級生・遠山大介(玉置玲央)だった。

どこかでうしろめたい気持ちを抱えながら、遠山と達朗の「ある力」を頼りにするようになる二人。そこへ現れたのは、自分の思い出ばかり語りたがる、やたらおしゃべりな初老の男、野村淳(山西惇)。彼は、遠山、達朗と知り合いだという。

いつも一緒にいた高校時代の、他愛のない思い出話に盛り上がる4人。そして、そんな話に入れて貰えない野村。やがて、かつての事件の話にさかのぼり……。

あの日、何が起こったのか。現在を生きる二人と過去のままの二人。四人の時間が交差した時、明らかになる真実とは…。

舞台『相対的浮世絵』
【脚本】土田英生
【演出】青木豪
【出演】山本亮太 (宇宙Six/ジャニーズJr.)
伊礼彼方 石田明 (NON STYLE) 玉置玲央 山西惇
【東京公演】2019年10月25日(金)〜11月17日(日)
下北沢 本多劇場
【大阪公演】2019年11月22日(金)〜11月24日(日)
           COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
【企画・製作】キューブ
公式サイト https://www.soutaitekiukiyoe2019.com/

 

 

 

トップ > PICK UP > 山本亮太 (宇宙Six/ジャニーズJr.)主演、青木豪演出でおくる土田英生の傑作コメディ『相対的浮世絵』いよいよ開幕!

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています