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2020年3月10日 06:00

石橋蓮司、最期の主演作?に豪華キャストが大集結!映画『一度も撃ってません』完成報告会

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

映画『一度も撃ってません』の完成報告会が3月9日(月)都内で行われ、18年ぶりの主演を務める石橋蓮司、共演の大楠道代、岸部一徳、桃井かおり、佐藤浩市、江口洋介、妻夫木聡、新崎人生、井上真央、渋川清彦、前田亜季、小野武彦と超豪華なキャスト、そして阪本順治監督が登壇した。

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後列左から:前田亜季、新崎人生、井上真央、妻夫木聡、渋川清彦、小野武彦
前列左から:阪本順治監督、佐藤浩市、岸部一徳、石橋蓮司、大楠道代、桃井かおり、江口洋介

 

本作は人生最大のピンチにばたつく”ハードボイルド気取りな小説家“の顛末を描いたエンタテイメント作品。石橋演じる市川進【伝説のヒットマン】は“殺し”の依頼を受けては、実は本当は“ハードボイルド小説”のネタ集めをしているだけの、ただの売れない小説家。その“一度も人を殺したことがない”小説家が、敵のヒットマン(豊川悦司)に命を狙われ、妻(大楠道代)には浮気まで疑われることになる!

市川の編集担当を演じた佐藤は「どんな映画の完成発表なんだろう?という凄いメンツが集まっていますけど、この作品に誘われたときに『石橋蓮司、最期の主演作』という題目で、阪本さんから誘われた気がします」と出演経緯を明かす。製作の経緯について監督は「石橋蓮司さん主役でやりたいなと思っていた中で、とどめを刺したのは桃井さんです。原田芳雄さんの家に集まった際、桃井さんが『芳雄さんの後は蓮司さんでやらない?』って、おっしゃっていただいて、『皆、出るよね』って声を掛けたのが始まりでした」と説明。

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石橋は18年ぶりの主演について「監督に『オレ、主役なんで、付け睫毛していいか?ヅラ被っていいか?』って言ったら、ダメ!って言われたので、普段どおりにさせていただきました。こういう作品は、昔のB級作品のようにひっそりと上映して、ひっそりと評価を受ければいいと思っていました。ただキャスティングを見たときに、とてつもない人が出ている。どうやってこの人たちを説得したのだろうと思っていたけど、浩市が言ったように撮影中はずっと、生前葬っていう雰囲気でやらせていただきました。皆さん、どうも永い間御世話になりました」と笑わせた。

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そんな石橋に、桃井は「遺作にしようとしたのではなく、(石橋が)元気なうちに、余力があるうちに、力を発揮して欲しい。これで、蓮司が死ぬと、本当に(原田芳雄の遺作を撮った)阪本さんが撮ると死ぬということになるので、絶対に死ねないわけです!」と石橋にエールを送った。

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佐藤と寛一郎親子初共演に話題が移り、上司・部下の関係を演じたことを佐藤は照れくさそうに振り返った。「いい意味で息子と最初に一緒にやるというハードルを阪本さんが設定してくれた。ただ今回、説明セリフが多くて、2、3回NGを出しまして、息子に冷ややかな目で見られました」と苦笑。監督は「浩市君と寛一郎と一緒にご飯を食べる機会があって、帰り際に、浩市君から『寛一郎を演出すると“親子三代”を演出することになるぞ』と言ったんです。親が言うということは共演OKだなと。浩市君にしては(寛一郎が)ベテラン勢と芝居を交わすチャンスがないから・・・」と経緯を明かした。

桃井も「すごくいいパパなんです。テレビに映ってる浩市さんは全部、ウソ!」と真実を暴露。さらに二人の共演シーンについて「(寛一郎に)『上がっちゃう?大丈夫?』って聞いたら、『上がったことないっスから』って本気で言ってました(笑)」と羨ましそうに語った。石橋は「寛一郎と一緒にやれたことで、僕は三國(連太郎)さん、浩市、寛一郎の三世代と共演させてもらった。俺も随分と古いですね。干物みたいです」と感慨深げだった。

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映画『一度も撃ってません』は4月24日(金)より東京・TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。

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