芦田愛菜、“信じる”を力説する一方、猫と話したいです!映画『星の子』完成報告イベント

2020/9/3 23:36

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

10月9日(金)より全国公開となる映画『星の子』の完成報告イベントが9月3日(木)、都内で行われ、主演・芦田愛菜、共演の永瀬正敏、原田知世、そして大森立嗣監督が登壇した。

 

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6年ぶりに実写映画出演となる芦田愛菜が演じるのは、“あやしい宗教”を深く信じている両親を持つ中学三年生の少女・ちひろ。そして、永瀬、原田演じるちひろの両親。ちひろの成長を愛情たっぷりに見守る一方で、幼少期、病弱だったちひろを救った“水”と、その水を販売する“あやしい宗教”を深く信じてしまうことから、家が日に日に貧乏になり、挙句の果てにはフリーマーケットで買ったお揃いの緑ジャージーしか着なくなる両親を演じている。

 

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「髪の長い自分が主演を演じるのがしっくりこなかったというか、何かイメージが違うな」と長い髪をばっさりカットしたという芦田だが、「脚本を読んだとき“信じる”というのが、ひとつのテーマになっているのかなと感じて・・・。よく使われる言葉なのに、深く考えたことがなかったので、自分なりの答えを演じながら探していけばいいなと思いました」と語る。

さらに芦田は役作りについて「ちひろは、多面性のある女の子で、一人でいるときは両親について、悩みだったり、悲しみ、失意がすごく表われていて。かと思えば、皆と過ごしているときは純粋に楽しんでいるちひろがいたり、そういう多面的な部分を表現できたらいいと思っていました」と語った。

 

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「(原田とは)ずいぶんご無沙汰だったんですけど、全く変わってなくて」と言う永瀬。原田は「(相手役が)永瀬さんと伺ったので、安心して現場にも行けましたし、今回みどりのジャージーを着たんですけど、衣装合せで永瀬さんがみどりジャージーを着てらっしゃるのを見て安心しました」と二人の相性の良さを見せていた。

 

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大森監督は、芦田について「ちひろの感情を固定化しないように、悩みを抱えているという心の揺らぎをなるべく自由に演じられるような環境を作って、(あとは)芦田さんに頑張ってもらうしかない。さすがでした。一番すごかったのは、目に涙が溜まっているところ。あとは、本を読む力もすごくあるし、的確な演技力もあるし・・・」と大絶賛した。

 

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改めて、“信じる”について問われ、芦田は「本作では全体を通して、『その人のことを信じようと思います』っていう言葉が結構使われているんですけど、どういう意味なんだろう?って考えたときに、その人自身を信じているのではなくて、自分の理想としている人間像みたいなものを期待しているのかなと感じて・・・。だから、その人は『裏切られたとか期待していた』とか言うけど、その人が裏切ったわけではなく、その人の見えなかった部分が見えただけ。見えなかった部分が見えたときに、それもその人なんだと受け止めるより、揺るがない自分がいることが“信じる”ことなのかな」と答え、さらに「揺るがない自分の軸を持つことは難しいじゃないですか。だからこそ人は『信じる』って口に出して、不安の自分がいるからこそ、成功したい自分や理想の人物像にすがりたいんじゃないかなと思いました」とまさに的確な答えを導き出した。

 

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本作では、流れ星が流れる満天の星空も見どころ。その流れ星にちなみ、流れ星を見たら何をお願いするか?キャストたちの答えは、大森監督「コロナのない日常」、原田「自由に旅ができる日がやってきますように」。そして永瀬は「コロナに打ち勝つとか、世界はギクシャクしているし、九州にはでかい台風が近づいているし・・・。いろんなことに立ち向かうには皆でスクラムを組んで、やっていくしかないんじゃないか」と「和」を強調した。

そして、芦田は「(皆と)趣旨が違う感じ(苦笑)。猫と話したいです!最近猫を飼い始めて、私のことをどう思っているんだろうって、聞いてみたいですし、普段困っていること、ご飯は何してほしいとか、いろいろ聞きたいことがあるので、一日だけでいいから、猫と話してみたいです」と、高校生の女の子らしいなんとも可愛らしいリクエストだった。

そして最後に、芦田は「私は、この映画を通して“信じる”って何だろうなと考えたんですけど、人それぞれ答えは違うし・・・。映画を観てくださった皆さんにとって、“信じる”って何だろうとか、“自分が信じたい人って誰だろう”とかを考えるきっかけになっていただければうれしいなと思います」とイベントを締めくくった。

映画『星の子』(配給:東京テアトル、ヨアケ)
©2020「星の子」製作委員会
10月9日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

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