高橋由美子×鈴木拡樹、舞台「時子さんのトキ」開幕! 「精一杯お迎えできるよう精進いたします」

2020/9/12 13:33

取材:記事/RanRanEntertainment
写真/オフィシャル

舞台「時子さんのトキ」公開ゲネプロが9月11日(金)に行われ、高橋由美子、鈴木拡樹、矢部太郎、伊藤修子、山口森広、豊原江理佳が熱のこもった演技を見せた。

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本作は、劇団「ONEOR8」主宰で脚本家・演出家の田村孝裕が手掛ける新作舞台。離婚後、鈴木が演じる路上シンガーの男・翔真に、疎遠になってしまった息子を重ね、人生を大きく狂わせていく女性・時子の人生と幸せの形を描く。

2012年に時子と翔真が出会ったところから物語は始まり、2020年の現在までの8年間、さらに時子の離婚前の様子などが時系列が入れ替わりながら綴られた。

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高橋が演じる時子は、翔真をまるで母親のように応援していく。その“応援”は金銭の援助でもあり、より良い環境を与えることでもある。本来、息子に捧げられるはずだった愛情は、行き場を失い翔真に向けられた。とはいえ、時子の翔真への思いはそれほど単純ではなく、複雑な感情が入り混じったものなのであろう。

そんな時子の内面を高橋は透かして見せるように丁寧に、繊細に演じていた。特に、翔真の前で見せる「お節介なおばちゃん」と息子・登喜の前で見せる「母親の顔」の違いは圧巻だった。登喜に話しかける時子の表情、態度を見て、改めて翔真に対する思いの複雑さを感じさせる。

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翔真を演じた鈴木も魅力的。飄々としたクズ男の翔真だが、鈴木が演じると爽やかさすら感じ、憎めない男に見える。そして、だからこそ彼の周りの女性は騙されたんだなと妙に納得できる説得力を持っていた。

また、そんな2人の周りを彩るキャラクターを演じたキャストたちの好演も印象深い。中でも、矢部と伊藤は独特のテンポで場の空気を一変させ、シリアスなシーンも多い本作に笑いを作り出していた。

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開幕にあたり、高橋は「コロナウイルスが世界中で猛威をふるう情勢の中、こうしてお芝居の幕を開けさせて頂けることに心から感謝を申し上げます。このような時に演劇を行うことへのご意見もあるかと思いますが、今私にできることは駆け抜けることだけ。皆様に楽しみにお運び頂き精一杯お迎えできるよう精進いたします」とコメントを寄せた。

また、鈴木は「9月11日から予定通り、舞台『時子さんのトキ』公演を開始致します。ご来場の皆様と特別な時間を過ごせることを嬉しく思います」と開幕を喜ぶと、「今作はアフタートークショーがある公演回もございます。お時間よろしければアフタートークショーも楽しんでください」と呼びかけた。

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さらに、矢部は「はじめてのマスクあり、フェイスシールドあり、ケータリングなし!といった状況で稽古をしまして細心の注意を払いつつ上演します。皆さんは決して真似しないでください」、伊藤は「今まで人がひしめき合って稽古することが多かったのですが、少人数で衛生的で免疫落ちないように考慮された環境も心地よくなってきたりしています。公演中も何かあったら油断はできませんが無事公演を終了できたら…と思っております」と感染症対策にも言及して、公演への思いを語った。

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舞台『時子さんのトキ』は9月11日(金)~21日(月祝)に東京・よみうり大手町ホール、9月26日(土)~27日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼで上演。

 

 

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