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2020年10月6日 18:23

小池徹平、皆川猿時との演技で…出演者たちが当時を振り返る 「COCOON Movie!!芸術監督名作選」初日舞台挨拶レポート

取材:記事・写真/RanRanEntertainment 

「COCOON Movie!!芸術監督名作選」初日舞台挨拶が10月6日(火)に、Bunkamuraシアターコクーンで行われ、松尾スズキ、大竹しのぶ、宮沢りえ、小池徹平が登壇した。

本企画は、芸術監督就任後、『キレイ-神様と待ち合わせした女-』の4度目の上演やWOWOWとのコラボ企画『アクリル演劇祭』など、存在感を遺憾なく発揮し続ける松尾が手掛ける新たな企画。10月6日(火)〜11日(日)にかけて、これまでにシアターコクーンで上演された過去作品の収録映像を蔵出し上映する。

 

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今回、上映されるのは、松尾がこの20年間にシアターコクーンで上演した作品の中から3作品、そして初代・芸術監督である串田和美、二代目・芸術監督である蜷川幸雄作品からそれぞれ1作品ずつ。また松尾がプロデュースした二人芝居『命、ギガ長ス』と、その製作過程を辿ったドキュメンタリー『ノンフィクションW 松尾スズキ 人生、まだ途中也』もセット上映される。

 

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舞台挨拶では、松尾は「昔の演劇を改めて見ることができないのが当たり前でしたが、今は立派なカメラや音声技術があって、それを放映できる。視聴者の方はテレビやパソコンで観ますが、もっと大きなところでやったものは大きなところで観たいんじゃないか、と。それなら、コクーンが空いている時間を使ってできたらいいなと思いました」と今回の企画意図を語った。

 

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今回、上演される作品のうち、松尾が演出を務めた『女教師は二度抱かれた』に出演した大竹は、「とにかく阿部(サダヲ)さんを始めとした“大人計画”の方のお芝居がびっくりでした」と当時を振り返る。そして、「でも、(“大人計画”の役者は)舞台では思い切ったことをなさるのに、普段はしゃべらなくて、おとなしくて、恥ずかしがり屋。(大竹の)誕生日(が稽古期間中に)あったんですが、何もなく終わっちゃった」と嘆き節で明かして笑わせた。

 

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蜷川幸雄演出作品『下谷万年町物語』に出演した宮沢は、「それまでも何度か(蜷川さんと)ご一緒できる機会があったんですが、飛び込むことができなくて…。この作品でまた改めて(お話を)いただいて、ここで飛び込まないとだめになるって」と決死の思いで臨んだことを告白。稽古中は「希望と絶望のシーソーに乗っているような毎日」だったそうで、「死に物狂いでやっていて、立てないくらいになるの毎日で、その中に喜びと感動がありました」と当時の思いを明かした。

 

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『キレイ-神様と待ち合わせした女-』に出演した小池は、「松尾さんから歌を聴かせてほしいと言われて、WaTの曲をひとりでアカペラで松尾さんの前で歌ったのを覚えています。とにかくご一緒したくて、それを言ったのを覚えています」と顔合わせ時の思い出を語った。公演は「とにかく最高の時間だった」と話す一方、「皆川(猿時)さんから唾をかけられるシーンがあって、毎日浴びていたら、後半ははける度に吐きにいっていました」と苦笑いで振り返り、笑いを誘った。

「COCOON Movie!!芸術監督名作選」は、10月6日(火)〜11日(日)にBunkamuraシアターコクーンで上映。

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