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三宅健 主演舞台『陰陽師 生成り姫』制作発表記者会見

2022/1/15 13:00

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

1月13日、都内において、夢枕獏原作舞台『陰陽師 生成り姫』の製作発表会が行われ、安倍晴明を演じる三宅健、物語の鍵を握る徳子姫に音月桂、晴明の親友の源博雅に林翔太、晴明のライバルの蘆屋道満に木場勝巳、脚本のマキノノゾミ、演出の鈴木裕美、松竹の山根成之が出席して行われた。

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左から)鈴木裕美、林翔太、音月桂、三宅健、木場勝巳、マキノノゾミ

 

原作は、全世界での発行部数が800万部を超え、日本のみならずアジアをはじめとする世界中で大ヒットを記録。1986年に小説誌「オール讀物」での連載が開始し、2021年に35周年を迎えた今でも人気の作品で、これまで映画やドラマ、漫画などジャンルを超え様々な「陰陽師」が描かれてきたが、今回の舞台化ではマキノノゾミの脚本、鈴木裕美の演出により、晴明の無二の友である源博雅との友情や、晴明がそっと見守る徳子姫と博雅の切ない恋など、登場人物の機微をより繊細に写し出しす。

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脚本:マキノノゾミ


『陰陽師』シリーズの中で、演劇にするにはこの作品が一番相応しいと考えて選びました。脚本の5分の4位は原作通りですが、5分の1は私のオリジナルです。原作とは一味違う展開をして着地するように工夫しました。舞台ならではの『生成り姫』をお見せできると思います。夢枕先生の作品の世界は素晴らしいし大変面白いので、その世界だけは壊さないように気をつけながら執筆しました。

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演出:鈴木裕美


有名な作品で、LEDなどを使った派手な演出を思い浮かべる方や期待される方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は人間の情などにフォーカスし、様々な表現を人力でやっていきたいと思っています。音楽は古楽の生演でリュート、ビオラ・ダ・ガンバ、リコーダー、パーカッション、歌唱を取り入れ、アコースティックにやろうと思っていますと、三宅さんに電話説明した時に「つまりアンプラグドってことね」と言われた言葉が気に入り、演出も表現も、アンプラグドに、人の力でお見せする『陰陽師』を作っていく予定です。マキノさんともお話ししていたんですが、『陰陽師』は安倍晴明と源博雅の友情がベースになっているシリーズです。二人の関係性がドラえもんとのび太みたいだと思っていて、博雅が困っていると晴明が「仕方ないなあ」と助けてくれる、そんな関係性だと思います。まだ稽古が始まって間もないですが、アンプラグドな演出も二人の関係性もイキイキと息づきはじめているので、楽しみにしていただけたらと思います。また、常に舞台上に物の怪や精霊が漂っているような演出にしていこうと考えています。

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安倍晴明:三宅健


安倍晴明は、これまで多くの方が演じられてきた役なので、お話をいただいた時は光栄でしたがプレッシャーも感じました。自分なりに、自分にしかできない安倍晴明を演じたいと思っています。

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徳子姫:音月桂


徳子姫を演じさせていただきます。『陰陽師』の世界にはこれまで触れたことがなかったのですが、世界各地にファンがいるということは伺っています。嬉しいと同時に、皆様がそれぞれのイメージを持っていると思いますのでプレッシャーもあります。キャスト・スタッフの皆様のお力を借り、情熱を持って稽古に臨みたいと思います。

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源博雅:林翔太


源博雅役の林翔太です。誰もが知っている作品に出演できる嬉しさもあります。僕がジャニーズ事務所に入るきっかけになった三宅健くんと、事務所を少し離れた世界で一緒にお芝居できるのが本当に光栄です。この幸せを噛み締めながら千穐楽まで頑張っていきたいと思っています。

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蘆屋道満:木場勝巳


だいぶ前になりますが、夢枕獏さんがお書きになった『花歌舞伎徒然草』というエッセイ本を漫画家の萩尾望都さんからいただきまして、その中の「圓朝と歌舞伎」の話の中に立川談志さんのことが書かれていました。生前個人的に談志さんにお世話になっていたので年甲斐もなく号泣してしまいました。その時、急に事務所から電話がかかってきて、この作品のオファーがあったと伝えられました。運命的な縁を感じて、お断りはできないと思いました。晴明のライバル、蘆屋道満を演じますので、よろしくお願いいたします。

ーーそれぞれの役柄についての意気込みを教えてください。

三宅:頭脳明晰・沈着冷静な安倍晴明を演じさせていただくんですが、今回はマキノノゾミさんの脚本により、晴明が感情を発露するのがひとつのキーポイントになっています。

裕美さんが「ドラえもんとのび太みたいな関係性だね」という解釈もすごく分かりやすくて、常にめんどうくさそうにしている晴明が博雅のこととなると最終的に関わって事件に巻き込まれていく、その関係性を作っていけたらと思っています。

林:僕が演じる博雅はすごくピュアで、毎回新鮮に驚いてます。一人の女性を12年以上も思い続けていたり、道端の草花にも心を打たれたりという部分も素敵だなと思います。博雅の心情をしっかり演じつつ、晴明がなぜ博雅を好きなのかも表現できたらと思っています。僕が健くんのことを大好きなので、博雅から晴明への友情は素で出せるかなと思いますね。

音月:徳子姫は、ピュアで真っ直ぐで奥ゆかしい姫だったとは思うんですが、届かぬ思いや裏切られた感情によって捻じ曲がり、少しずつ復讐の鬼と化していく役どころです。宝塚を退団後いろんな国の姫を演じさせていただいていますが、鬼になる姫は初めてで、どう演じたらいいか、まだ手探りです。本読みをしていると晴明と博雅の関係性があたたまっていくのが見えるので、そこにどう溶け込んでいくか楽しみながらお稽古をしています。

木場:蘆屋道満はジジイなんですよ。歳をとるといろんなものがなくなっていくんですよね。例えば晴明さんが持っている若さや美しさ、友、寂しい限りで孤独の度合いが増していくんです。晴明さんの本心は分からないけど、ライバルだと思ってくれていたらいいなと、願っているような人だと思っています。

ーー宿敵を演じる木場さんと三宅さんですが、お互いの印象はいかがですか。

木場:三宅くんは美しい! それだけは妬みます(笑)。

三宅:木場さんのお芝居は何度も拝見していまして、とても素敵なのでいつかご一緒できたらいいなと思っていました。今回共演できて本当に光栄です。道満と晴明の面白い関係性を見せていけたらと思っています。

ーー三宅さんが役作りのためにしていることはありますか?

三宅:美しい人を想像しますが、本物の晴明が美しかったかは分からないですからね。美しいかどうかに重きは置いてはいなくて、時代物ものなので、平安時代の宮中の空気や匂いみたいなものをどうやったらまとえるか試行錯誤しているところです。

ーー音月さんは和物は初挑戦かと思いますがいかがですか?

音月:実は昨年末に時代もの(『華-HANA-』)に出演したんですが、宝塚時代は侍など男性役でしたし、平安時代の華やかな衣裳や立ち居振る舞いに挑戦するのはこれが初めてなので、基礎から学ばなきゃと思っています。ポスターで初めて三宅さんのビジュアルを見た時に、美しさや妖艶さがすごくて焦りました。本番までに頑張ります!

ーー今回、脚本でこだわったところはありますか?

マキノ:一番腐心したのは、舞台と映像の違いで、舞台は全身がみられるので心情の葛藤みたいなもがないと難しいと思っていました。晴明はクールなところが魅力なんですが、もう一味人間としての弱音を吐くところとか、原作の晴明像とのギリギリのせめぎ合いを考えつつ、描きました。うまくいったんじゃないかと思っています。

ーー晴明がかなり苦しい脚本になっているようですが。

三宅:既に苦しいです。裕美さんの演出ってだけで苦しくて辛いです(笑)。嘘で(笑)。ものづくりって、みんなで掘り下げて一つひとつ紐解いていく、その作業はとても楽しいですが苦しさもあるので、マキノさんが書いてくださった『生成り姫』に全力で向き合おうと思っています。

ーー三宅さんとは4回目ですが、1回目から見ていて、成長を感じる部分はありますか?

鈴木:それは常に。インタビューでよく答えていますが、1回目の途中で大きなブレイクスルーがあって、そこからかなり手を組めています。1作ずつ真実に近づいているなと感じています。今までは役をやって頂いたのですが、今回は三宅健というパーソナリティーを役に使えるんじゃないかと話しています。あまり大きな声で言っちゃいけないかもしれませんが、感じ悪いとこがあるじゃないですか(笑)。

三宅:失礼だなあ(笑)。

鈴木:表現の仕方が感じ悪いところ、あとハラハラするところがあって(笑)、内面はすごくハートがあたたかい人なのに、そのバランスが晴明を演じるのに役立つんじゃないかと思っています。晴明は歴史的には半分キツネだとも言われています。今回、舞台上に常にいる物の怪や精霊たちが見えているのは晴明と道満だけです。晴明を慕って出てきている精霊が多いので、王様的な存在に見えなきゃいけない、それが晴明の孤独に繋がっていくと思います。こういった話がスムーズにできる関係になれていることを、一緒にものを作る仲間として嬉しく思いますね。

ーー音月さん、鈴木さんの発言でかなり笑っていましたが、思い当たる節があるのでしょうか(笑)。

音月:私は初めての本読みや稽古に入って数日間、すごく緊張するんですね。三宅さんはその緊張感の中で、すごくフラットでいてくださって座長がそういう空気感だと、カンパニーが一気に和やかになりますし、こんなに自由にのびのびやっていいんだなと鍵を開けていただいたような気持ちになりました。何年か前に裕美さんとご一緒したことがあり、今回の稽古も結構ドキドキしていたんですが、その裕美さんに達者なご意見を…言葉が見つからなくてすみません(笑)。お二人のやり取りから作品に対する愛情や熱を感じられたので、稽古場に来るのが楽しいですし、私も思い切ってチャレンジしようという気持ちになりました。それでニヤニヤしてしまいました。

三宅:皆様がお持ちのパブリックイメージの中に、私が失礼ぶっこいてるところもあると思うんですが、それは全てエンターテインメントで本来の私ではないので知っておいていただければ(笑)。

木場:僕はすごく気が小さいんですが、稽古場で時々三宅くんが、ガン飛ばしているんですよ。本当は優しいと思うんですけど、時々怖いです(笑)。

ーー最後に、改めてメッセージをお願いします。

三宅:このご時世ですから「ぜひ観にきてください」とは軽々しく申し上げられませんが、お時間のある方、心に余裕のある方は、僕たちにしかできない『陰陽師』を観にきていただけたらと思っています。よろしくお願いいたします。

★『陰陽師-生成り姫』メインビジュアルa


<あらすじ>


時は平安時代。満月が美しい夜、安倍晴明(三宅健)と源博雅(林翔太)は酒を酌み交わし、思い出話をしていた。――12年前の堀川橋のたもと。夜に博雅が笛を奏でると、決まって対岸に牛車が現れた。ある日、笛の音に相和するように、牛車の中から琵琶が奏でられる。博雅は夢の中にいるような心地よさを感じるが、琵琶を奏でていた美しい姫(音月桂)は今宵が最後と言い残し、名前も告げずに去ってしまうのだった。

そんな話をした3ヶ月後、晴明と博雅のもとに盲目の法師が壊れた琵琶を持って訪ねてくる。なんと、それこそがあの時の姫が弾いていた“飛天”であった。

姫を心配した博雅は、晴明の提案を受けて再び堀川橋のたもとで笛を奏でる。すると月明かりの中に美しい姫が現れた。自らを“徳子”と名乗った姫は「どうかお助けくださいまし」と伝えて消えてしまう。

かねてより晴明と術比べをしてきた蘆屋道満(木場勝己)に焚き付けられた徳子姫が鬼に成りかけていることを知った晴明と博雅は彼女を助けようとするが――。

『陰陽師 生成り姫』

■東京公演
日程:2022年2月22日(火)~3月12日(土)
会場:新橋演舞場

■京都公演
日程:2022年3月18日(金)~3月24日(木)
会場 南座

原作:夢枕 獏(文春文庫『陰陽師 生成り姫』)
脚本:マキノノゾミ
演出:鈴木裕美

出演
三宅健
音月桂 林翔太
姜暢雄 太田夢莉 佐藤祐基
市川しんぺー 岡本玲 佐藤正宏
木場勝己

製作:松竹株式会社
制作協力:クオラス

松竹HP https://www.shochiku.co.jp/
公式HP https://www.onmyoji-stage.jp
公式Twitter @onmyojistage

 

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