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2022年12月13日 23:00

ミュージカル『キングアーサー』歌唱シーンを披露! 浦井健治&伊礼彼方&加藤和樹らが壮大な世界観を体現

取材/RanRanEntertainment・撮影/田中亜紀(オフィシャル)

ミュージカル『キングアーサー』の歌唱シーン披露が12月13日(火)に行われ、浦井健治、伊礼彼方、加藤和樹、太田基裕、平間壮一らが、劇中の楽曲を歌い上げた。

全キャスト集合s


本作は、数々のヒット作を生み出しているドーヴ・アチアが音楽・脚本・歌詞を手掛けたフレンチミュージカルの日本版。日本版の演出は、今、韓国演劇界で最も注目される新進気鋭の演出家オ・ルピナが務める。

M26 浦井健治s

浦井健治


主人公アーサーを演じるのは浦井健治。最強の騎士として評され、アーサーの敵として立ちはだかるメレアガンを伊礼と加藤、アーサーに忠誠を誓うが恋敵となるランスロットを太田と平間、アーサーの妻グィネヴィアを小南満佑子と宮澤佐江がそれぞれダブルキャストで挑む。また、アーサーの甥ガウェインに小林亮太、アーサーの兄ケイに東山光明、アーサーに仕え導く魔術師マーリンに石川禅、アーサーの異父姉モルガンに安蘭けいが配役されている。

M19 浦井健治、平間壮一、宮澤佐江、小林亮太s

宮澤佐江、平間壮一、浦井健治、小林亮太


今回の歌唱披露では、7曲を披露。まず最初に、伊礼によって「奪われた光」が披露された。製作発表でも歌唱されたこの楽曲を、力強く美しい歌声で聞かせた伊礼は、カメラに向かって「ありがとうございます。楽しんでいただけましたか?」とにこやかに挨拶し、盛り上げた。

M7-石川禅、狼、鹿a

狼、鹿、石川禅


その後、浦井と石川によるナンバー「私は誰なのか」が続く。このシーンにはオオカミとシカも登場し、華麗なダンスが繰り広げられた。

今回の稽古場歌唱披露では、稽古場そのものの空気感を感じられるよう “ノート”も公開。この“ノート”は、シーンごとに演出家などから修正を伝えるというもの。立ち位置などで伝わるものが変わるため、微々たる修正もその都度、キャストたちに伝えて作品をブラッシュアップしていく。

M15-安蘭けい3a

安蘭けい


続いて、安蘭をメインに、浦井と小南も登場する「報いを受けなさい」、浦井、平間、宮澤、小林を中心とした「約束」、さらに浦井、太田、小南、東山による「アーサーの誓い」、太田と小南の「愛じゃないみたいに」と続く。

そして、最後に加藤と安蘭を中心に、アンサンブルたちが舞い踊る迫力あるナンバー「誓いなさい」が披露された。

いずれも壮大な楽曲に、アクロバット的な要素も取り入れた美しくも華やかなダンスが印象的。公演への期待を存分に感じる歌唱シーン披露となった。

最後に、演出家のルピナは、「キングアーサーを待っていてくださっている皆さんありがとうございます」と挨拶すると、「幸せな気持ちで俳優の皆さんと稽古をしております。公演が始まる日まで私たちみんな、安全で楽しく稽古をして皆さんに会えるように頑張ります。皆さんも健康に気をつけてください。劇場でお会いできることを待っています」と呼びかけて締めくくった。

M27 太田基裕s

太田基祐


また、この日の歌唱披露に合わせ、キャストからコメントも発表された。以下、それぞれのコメント。

アーサー:浦井健治
作品のテーマである、選択。
今の世の中、選択することを余儀なくされることも多く、自分自身、日常的に責任をもって行動することと、良いこと悪いことを間違えないように選択することの大切さを今まで以上に感じている日々です。
それでも抗いたい…というアーサーたちの、運命や選択を超えた想いなどが、時代への願いに変換されて込められているような今作。過去、シェイクスピア歴史劇シリーズに携わっていた時と同じ流れを感じています。王とは、血筋とは。そして、いつの時代にも通ずる人間の業というものに立ち向かう、純粋なアーサーを演じていきたいと思います!

メレアガン(Wキャスト):伊礼彼方
初のフレンチロック。
想像以上に1曲1曲の個性が強く、独特で、どの曲もシングルカット出来るくらい遜色のないクオリティー。数人の作曲家が関わっているのにもかかわらず、良くこれを一本の芝居にまとめたなぁと感心しました。
メレアガンはほとんど台詞がないので音楽の力と殺陣を使って心情を伝えられるように心掛けてます。どこまで伝えられるのかまだ手探りですが、限られた時間の中、色々チャレンジし、役を掘り下げて初日を迎えられるように精進します。ファンの方やお客さまと年明け早々に会えるのが嬉しいです。今から待ち遠しい!!!メインキャスト以外のカンパニーのみんなも一人一人の技量が高く、観ていて毎回惚れ惚れする。彼らが作り出す世界観と僕らの芝居が合わさった時、初めて日本版キングアーサーが生まれます。存分に楽しんでください。お見逃しなく!!

メレアガン(Wキャスト):加藤和樹
日を重ねるごとに形になっていく様子を目の当たりにして、ワクワクしています。ルピナさんの演出は我々をしっかり正しき方向へ導いてくれます。一つ一つのシーン、それぞれの役の感情が芝居、歌を通してビンビンに伝わってきます。ここから更に良い方向へ進んでいくと思います。ご期待ください。

ランスロット(Wキャスト):太田基裕
ランスロット役の太田基裕です。まだまだこれから稽古を積む段階ですので、見えていない部分ばかりですが、お客様に楽しんでいただける様に稽古していきたいと思っています。来年の幕開けに相応しい豪華なエンターテイメント作品になるかと思いますので、ぜひ楽しみにいていただけると幸いです。元気な姿で劇場でお会いしましょう!

ランスロット(Wキャスト):平間壮一
これからの残りの稽古も一生懸命向き合って、初日まで頑張っていこうと思っています。キングアーサーを好きな人が沢山いる事もわかって、それぞれの好きポイントも全然違ったりしていて、アーサー伝説の用に色々な捉え方がある作品だからこそ自分の軸もしっかりおきつつ、幅広い世代の方に楽しんでいただけるように、がんばっていきます!
劇場でお待ちしております。

グィネヴィア(Wキャスト):小南満佑子
グィネヴィア役の小南満佑子です。
フランス、韓国で上演され、多くの方に愛されている作品に、グィネヴィアとして出演させて頂けること、そして韓国公演の演出をなさったルピナさんの熱いご指導のもと、連日充実したお稽古に大変喜びを感じながら奮闘しております。人生は選択の連続だと言われますが、そんな重大な選択を迫られた時に、人はどういった感情を持ち、行動するのか。
グィネヴィアの選ぶ道を丁寧に描いていけるよう、全身全霊で挑んで参ります。2023年の幕開けに相応しい豪華な今作を是非ご期待下さい!

グィネヴィア(Wキャスト):宮澤佐江
グィネヴィア役を演じます、宮澤佐江です。
数年前、この作品の出演のお話を頂いて以来頭の片隅にキングアーサーが常に存在していました。自分の人生のこのタイミングでこの作品に出演できる事、そしてそれを自らが選択した事、絶対に何か意味があると思っています。私にとってこの作品への出演は大きなチャレンジです。日々のお稽古の中でまだまだ自分への課題は山積みですが、必ず自信を持って舞台上でグィネヴィアとして生きます。素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと心を一つに日本ならではの『ミュージカルキングアーサー』を創りあげたいと思います。楽しみにしていてください。

ガウェイン:小林亮太
台本に書かれた言葉が、稽古で少しずつ具現化されてきました。想像していた以上に、壮大で、華やかで。しかし、アーサーがいたであろう時代を生きようとするのはなかなか難しいです。その中でも、健治さんの生きるアーサーは生命力に溢れていて、とても力強く…日々、掬い上げてもらっています。王の成長を見守る者として、ガウェインの在り方を、残りの稽古期間、模索していきたいと思います。

ケイ:東山光明
1幕を通し、今は2幕のお稽古真っ只中ですが戦闘シーンなどド派手なナンバーから心に響くナンバーまでエンタメ要素が豊富な作品だと強く思います。登場人物の中ではある意味浮いたキャラのケイですが、これからも真剣に彼の生き様を突き詰めていきたいです。カンパニーウェアも届き、これを着て更に一丸となって初日目指して頑張ります!2023年の新年幕開けとなる『キングアーサー』を大成功させていきますので応援よろしくお願いします!!

マーリン:石川禅
「ああ、ほら、エクスカリバーを岩から引き抜いた人でしょ?」「あ、円卓の騎士を作った人?」「あれ?エクスカリバーってRPGの主人公が持てる武器によく出てくるヤツ?」(笑)アーサー王のことを聞かれると、おしまいに「?」マークが付くほど、知らないことばかりでした。未だに実在したかどうか議論される人物なのに、海外ではアーサー王に纏わる映画が40作品以上制作されているそうです。何故そんなに支持されるのか?僕はこの作品に取り組んでその理由が段々わかってきたところです。一緒にアーサーの背負った「運命」を追体験してみませんか?劇場でお待ち申し上げております。

モルガン:安蘭けい
演出のオ・ルピナさんに明確なビジョンが見えているので、信頼して安心して、いい稽古ができていると思います。モルガン役に関しては、求められるキャラクターのイメージをいかに自分に落とし込んで演じるかが課題になってくると思います。お客様に楽しんで頂ける作品になるようにカンパニーみんなで頑張ります!

ミュージカル『キングアーサー』は、2023年1月12日(木)~2月5日(日)に、新国立劇場 中劇場で上演。

 

 

 

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