後列左から:平尾帆夏、竹内希来里、清水理央、宮地すみれ、山下葉留花
前列左から:熊切和嘉監督、小西夏菜実、藤嶌果歩、正源司陽子、渡辺莉奈、石塚瑶季
人気アイドルグループ日向坂46の四期生11名全員が出演する映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』(10月25日公開予定)の完成報告会が10月2日(水)に都内47Fで行われ、四期生(主演・正源司陽子、共演・渡辺莉奈、藤嶌果歩、石塚瑶季、小西夏菜実、竹内希来里、平尾帆夏、清水理央、宮地すみれ、山下葉留花、および熊切和嘉監督が登壇した。(平岡海月は体調不良のため欠席した)
本作は、メンバーの学生時代の思い出や、アイドルになる前のエピソード、東京への想いなどをヒアリング、それを基に、彼女たちのリアルな物語が盛り込まれた完全オリジナルストーリー。東京への修学旅行を前に「ゼンブ行きます!」「トーキョーっぽいところゼンブ味わっちゃおうよ!」と意気込み、完璧な計画表を立てる班長・池園優里香(正源司)だが、待ちに待った自由行動の日、なぜか班全員がバラバラに!池園はスカイツリーの下で一人きりになってしまう。まさかのパラレルワールド!? と思いきや、実は班員それぞれに思惑があり……。
四期生としての新しい挑戦、演技初挑戦!「底抜けに明るく、楽しいことに一直線の女の子」池園優里香を演じた正源司は「演技に興味のある子ばっかりなので、みんなで嬉しいね!っていう話もしましたし、私たち四期生、年齢もバラバラなんですけれど、今回この作品では同い年ということで、みんな高校生の服装で、ありのままを撮っていただき、すごく幸せでした」と笑顔でコメント。
「内気でおっとりした性格だけど、夢に向かってまっすぐ一筋の女の子」桐井智紗を演じた渡辺は「四期生全員で映画初挑戦だったので、(本作の企画を聞いて)すごく驚いたんですけど、普段から四期生で活動する時間をすごく多かったので、強く深まった絆がこの映画にも発揮されたんじゃないかなと思うし、すごく楽しい撮影期間でした」と振り返った。
熊切監督は「まさか今までの(自身の)作品から、こういう話が来ると思ってもいなかった。これを断ると二度とこういう話が来ない、新たな挑戦としてやってみたいと思いました」と監督を引き受けた経緯を明かし、当初「(四期生全員の)写真を見て、同じタイプの可愛い子が来るのかなと思っていたのが、会ってみると個性的で一人として同じタイプの人がいない。結構バラバラな感じがすごく面白かったし、こんな清々しい気持ちで撮ったのは初めて。彼女たちの等身大の姿を撮りたかったので、すごく面白かったです」と振り返った。
「ちょっぴり小悪魔な部分があって面白い子」羽川恵を演じた藤嶌は、「最初いただいた仮台本は、役が決まってない状態の台本で、このお話の子たちが自分たちにどんどん当てはまっていくのがすごく不思議でしたし、嬉しくてワクワクしながら読み進めていたの覚えてます」と述懐。さらに「どの役につくのか全く想像がつかなくて、実際に羽川恵ちゃんという役をいただいて、楽観的なところはすごく私に似てるなと思いました」と納得顔だった。
また、「好きなものには一生懸命。たまに天然、はたまたしっかり者、いろんな一面がある女の子」説田詩央里を演じた石塚は「台本が送られてきた時にドッキリじゃなくていよいよだなと思ったと同時に、演技は右も左も分からなくて・・・。詩央里ちゃんのMBTI を自分なりに考えて演じてみました。演じてみて、自分にソックリで、しっかり者かと思えば、ちょっとポンコツの部分も。11 人の中で自分が一番説田ちゃんに似ていると思います」と自己評価した。
先日出来上がったばかりの初号試写を観ての感想を問われ、「東京クールぶっている」枡谷綾乃を演じたクールな小西は「監督が『等身大にこだわって撮った』とおっしゃっていて、確かにみんなの等身大の姿がしっかり映されていて面白かったですし、めっちゃ笑いました。青春を感じてグッときました。竹内と藤島の掛け合いは本当に面白くて、勢いもリアルで、すごいと思いましたし、自分がいないところでこんなに頑張ってたんだって、感動しました」とみんなの頑張りを評価した。
「好きな男の子を一途に追いかけている」辻坂美緒を演じた竹内は「自分自身はクセが強いと思ってなかったんです。でも観た時に自分はこんな顔してたんだって、すごいびっくり。本当に怖い(苦笑)。怖かったです」と思っていない自分に驚いていた。
「東京とクールな女子に憧れを持つ、とってもピュアな女の子」花里深雪を演じた平尾は「スクリーンで観ると自分が演じていたのと違う見え方になっているのが、映画のすごいところ。面白いなって感じました」とコメント。
イベント後半には、撮影時のエピソードを披露。正源司は「浅草での撮影が初日。ほとんどセリフがなく、修学旅行生として浅草に来た時の雰囲気で楽しくしていたんですけど、実はハプニングが起こりまた。撮影スタートっていう掛け声と同時に、海外の観光客の方に英語で『写真を撮ってくれないか』とカメラを渡され、写真を撮って差し上げた。この間カットがかからずこのまま行こうと。私たち本当に高校生で修学旅行生なのだと思いましたし、周りもそう思っているようでした」と素敵な話を披露。
「サバサバで男女関係なくみんなと仲がいい」角村若菜を演じた清水は竹下通りでの撮影。「平日の竹下通りのメインストリートで撮影。たくさんの人がいる中を通っていく撮影は初めてで、すごく新鮮でしたし、たくさんの人をくぐり抜けていくのが楽しかった。自撮りは結構難しかった」と振り返った。
「相変わらずマイペースで迷子になっちゃうような天然な子」梁取茜を演じた宮地は新宿での撮影。「朝の通勤通学の時間帯での撮影で、すごく人も多く、道順も覚えられず迷子になっちゃった。何回も監督さんと一緒に歩き、楽しかった」に、熊切監督は「どうしてもルートが伝わらないです」と苦笑していた。
「ビジュアルから分かるとおりのギャル」門林萌絵を演じた山下は上野で撮影。「上野といえば、パンダ!初めてパンダさんに出会って、元気をもらいました。一人での撮影だったので、すごく緊張して心細くて・・・。映画のシーンでも出てくるんですけど、鳩が出てくるんです。石塚さんが鳩に足を食べられそうになったことがあるというのを聞いていたので、鳩が苦手。でも鳩に食べられなくて、安心して撮影を終えることができました」とオドロキ発言。石塚は「山下さんの撮影の後日談で『鳩さんたち、いい子だったんだよ』っていうのを聞いたら、ちょっと鳩が大丈夫になったかもしれない」と声を張り上げていた。
イベントの最後には、公開の翌日10月26日には四期生全員と監督登壇の公開記念舞台挨拶が予定されていること、東京の駅11カ所に11人それぞれのキャラクターポスターの掲出、スタンプラリーが行われることが告知された。
そして、最後に正源司と熊切監督が挨拶。正源司は「初めて演技に挑戦、私たちにとってかけがえのない大切な思い出になる作品になりました。女子高校生たちがたくさんの方との交流を通して成長していく姿を楽しんでいただけたらいいなと思います」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』
10月25日(金) TOHOシネマズ日比谷 他 全国ロードショー
配給:ギャガ ©2024映画「ゼンブ・オブ・トーキョー」製作委員会