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2025年2月8日 18:46

阿部寛「錦戸亮とは本番以外会話も出来ない環境」 錦戸亮「出ているのに誰にも言えず、今がすごく嬉しい!」 映画『ショウタイムセブン』公開記念舞台挨拶

映画『ショウタイムセブン』の公開記念舞台挨拶が2月8日(土)に丸の内ピカデリーにて行われ、主演の阿部寛、竜星涼、生見愛瑠、錦戸亮、そして渡辺一貴監督が登壇した。

夜7時、爆破犯からの1本の電話で始まる犯人との独占緊急生中継。爆弾が仕掛けられたテレビ局、交渉役に指名されたのは元人気キャスター・折本(阿部)。なぜ彼が指名されたのか?犯人(錦戸)の本当の目的と正体とは?

阿部はじめキャスト、監督の面々が公開の喜びを語るなか、公開まで誰なのか隠されていた犯人役の錦戸は「僕自身ずっと出てるのに誰にも言えないまま今日を迎え、やっとここで(出ていると)言えるのがすごく嬉しいです」と挨拶した。

登壇者後方のボードには各界の著名人による感想が記載。「衝撃のラスト、まさに今の映画とか生放送を見ているような緊張感」など。感想を求められた阿部は「ちょっとまだ読んでないっす」と苦笑いしつつ、「アナウンサーの使命を感じてアドレナリンが出るかもしれない・・・。あるあるです」「終始ゾクゾクしてニヤニヤが止まらない・・・」などを読み上げて納得。また、阿部から振られた錦戸は「いろんな方が言ってくれてんなと思って、すごいなって感じですね」と答えに戸惑っていた。

本作の舞台挨拶初登場となった錦戸は「スピード感がすごい! 結構早い段階から、この先どうなっていくんだろう?という緊迫感。そして、折本の最後の選択には、いろんな見方ができる映画なのかなとも思います」と感想を語り、「(自身)ずっと寒いところに毛布にくるまって待機していて、いきなり本番が始まって、俺(セリフを)言わなあかん!っていう時が、一番の緊迫感を感じたかもしれないです。みんな一生懸命撮影してるのに静かなところにひとり。気づかれないんですよ」と孤独な撮影現場を振り返った。

阿部は「錦戸さんの出番まで、僕の芝居に付き合ってくださって、1日10時間とか。それも映らないように来てくださって、現場の声は聞こえているけど、(錦戸の出演がシークレットのため、他の出演者と)会ってはいけないから、ひとり全然違うところにいるんです」と補足説明した。

錦戸は「実際『ショウタイム』の番組を観ている視聴者みたいに画面を見ながら、その画面に向かってお芝居している阿部さんに向かって、声を出してました」と緊張感ある撮影を述懐。「でも待ち時間もたくさんあって、その間に阿部さんが出演していた音楽隊の映画(『異動辞令は音楽隊!』2022)を観ていました(笑)。(出番になると)それを止めて、安倍さんとお芝居するみたいなことをやっていて、なんかすごい贅沢な気もしていました」とも話した。

今まで犯人役が誰かはシークレットになっており、事前に犯人役は誰かという考察合戦も始まっていたなか、どのように受け止めていたか?を問われた錦戸は「大阪の友達が『(犯人と)亮の声が似てるな』と言っていて、すぐに『僕だよ』って言いました」と話し、MCの唖然とした反応に、錦戸は「友達に映画に出ていることを言ってもダメなんですか?」と唖然としていた。

 

錦戸は撮影が始まって「やっときた!と思いました。本当に汚い格好で行って、そのまま帰るっていう作業がずっと続いていて、やっと撮影となったときも、すっぴんなんですよ。ここでもメイクせえへんなと思いながら、特殊な環境でした」と笑わせた。阿部も錦戸とは「会っちゃいけない、会話しちゃいけないみたいな雰囲気があって、錦戸さんは常に来てすっとブースに入っていく。すごく不思議な経験でした。だからこそ、最後に出てきた時の迫力に繋がったと思いました」と錦戸の行動にひたすら感謝していた。

キャスター 安積を演じた竜星は「僕なんか作品に出ても、『どうせ、お前が犯人だろ』みたいに言われるんですけど、錦戸さんは犯人ぽくない。だから、逆に生々しくてすごい素敵だなと思いますし、(錦戸とは)10年ぶりの共演で、そのときは生徒と先生の関係。僕からすると、先生出てきた!という感じで、嬉しかったです」と共演を喜んだ。

一方、錦戸は竜星について「あれから頑張って、いろいろやって、ここではアナウンサー役としてきっちり仕事ができてるのはすごく素敵なことだな、いい年の重ね方をしたんだろう」と成長を喜んだ。

新人アナウンサー 結城を演じた生見は錦戸の演技を「スピード感と臨場感が生で見ていて、本当に鳥肌が立ちました」と絶賛、さらに錦戸とは「現場でお会いできなくて、今がとても楽しいです」と微笑んだ。

竜星は生見について「いつものバラエティーを演じているときのエネルギーじゃなく、俳優の顔をしてくるので、(プロデューサー役を演じた)吉田鋼太郎さんはめるる(生見)に気づかない」、生見が続けて「そうなんですよ。クランクアップまで気づかれなかったらしくて、クランクアップのときに『めるるなの?』って。(吉田とは)共演したこともあったんですけど、忘れられていました」とビックリエピソードを披露した。

犯人役に錦戸を選んだ理由を問われた渡辺監督は「9割方、声だけの出演で、阿部さんと声だけで互角に渡り合えること。あとは最後に登場したときに『この人が犯人だったのか』という驚きを得られることがもう一つのポイントでした」と錦戸に太鼓判を押していた。

映画『ショウタイムセブン』絶賛公開中!
配給:松竹 アスミック・エース ©2025『ショウタイムセブン』製作委員会

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