
映画『遺書、公開。』の大ヒット御礼舞台挨拶が2月13日(木) に丸の内ピカデリーで行われ、主演の吉野北人、共演の志田彩良、堀未央奈、そして英勉監督が登壇した。
序列1位の姫山椿(堀未央奈)は優しくて人気者、誰もが認める優等生。だがある日、彼女が何の前触れもなく自殺する。数日後、クラスの全員に姫山から遺書が届き、その日から学級崩壊が始まる・・・。序列がもたらす人間の本性を描いた衝撃のドス黒エンタメミステリーが誕生!
序列19位 池永柊夜を演じた吉野は「公開されて2週間、想像以上に評判がよく、ほっとしています。皆さんがいろんな考え方で捉えてくださり、すごく素敵な作品に携われて本当に光栄だなと思いました」と挨拶。さらに「RAMPAGEのメンバーも数人が観てくださったんですけど、今では柊ちゃんって言われてます(笑)。かなり余韻に浸っていただけているみたいで、すごく面白かったっていう声をいただきました」とグループメンバーからの印象も披露した。
序列20位 廿日市くるみ役を演じた志田は「この2週間SNSでもたくさん考察を送ってくださる方がいらっしゃり、たくさんの方に届いているんだなと思うと、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです」と声を弾ませた。また、「SNSでもたくさん呟いてくださったり、感想を見ていても楽しいなと思いますし、お出掛けしたときに、街中で『遺書、公開。観ました』と言ってくださる方がすごいたくさんいて、廿日市は結構ダークな役柄なので、そうやって気軽に話しかけていただけて、すごい嬉しいです」と周囲の反響を口にした。
また姫山椿を演じた堀は「私も公開してから友達5人引き連れて劇場に観に行ったんですけど、改めて観ると、自分が演じた姫山椿と客観的に見た姫山椿のちょっとした違いや、(キャスト)皆さんの劇中に挟む顔芸とか、細かい部分をいろいろ見つけることができました。ホラーチック、ダークな内容なんじゃないかなと思う方もいると思うんですけど、実はコメディー要素もあるということを伝えられたら」とアピール。さらに「家族が2、3回に観に行ってくれて、車の中でも、家の中でもずっと『遺書、公開。』の話なんです。テレビの横にも『遺書、公開。』のポストカードが飾ってあって、『遺書、公開。』ファン家族になっていますし、大人の方にも楽しんでもらえる作品なのはすごく嬉しいです」とコメントした。
ここで、英監督から吉野、志田、堀三人の印象を披露。まず、吉野について「RAMPAGE(のメンバー)だと聞いてたので、ゴリっとしてるのかなと思ったら、割と話しもマイルド。池永のキーワードは包容力だと思っていたので、(初めて)会ったときに、ちゃんと話を聞いてくれるので、ぴったりだなと思った。柴犬感というか、来た!来ないなみたいなみたいな、かわいい感じでした。それで全体を背負ってくれたので、いい座長だと思いました」と称賛しつつも「だけど、話が伸びないよね」と不満顔。吉野は「あまり嬉しくないです」と苦笑を浮かべていた。
英監督は志田の印象は「笑い方が抜群にかわいらしい!」、そして堀については「アフレコ事件です!(堀がアフレコを収録する日に)体調が悪くて来なかった。(堀の)インスタを見たら、その前日に髭男のコンサートに行っていた」と執念深く覚えていた。
堀は「コンサートの後に蕁麻疹が出て・・・。髭男は関係なんですよ。多分疲れが蓄積されていたものの、しんどいながらも、姉夫婦をライブに連れて行ったら、蕁麻疹が出まして・・・。でも作品のことを思いすぎて出ちゃったんじゃないですかね」と呟いた。英監督は「(言い方が)男前なんです。椿ちゃんそっちじゃないから。松井奏くんとの自転車の二人乗りのシーンもあって、怖がってほしいけれど、全然怖がらない」と残念がっていた。
続いて、志田へは吉野の印象について。志田は「正直、吉野さん自体、存在は知っていたんですけど、どんな方なのか、どんな活動をされてる方なのかを知らなくて、事前に吉野北人って検索したら、ガッチガチの金髪ですごい怖い! 話しづらい感じの方なのかなと思って、読み合わせのときに『おはようございます。初めまして』と挨拶したら、すごくクールに返してくださった。撮影が始まって積極的に話しかけている姿を見て、あのときはクールに見えて、実はすごく緊張していらしたのかなと思いました。監督も言ってましたけど、ワンちゃんだけど、なかなか懐かないワンちゃんみたいなイメージがあります」と評価。吉野は「確かに。マイペースだし、犬というより、猫ですね。僕ネコです!」とイメージ回復を図っていた。さらに吉野は「本読みのときは、そのときもうめちゃくちゃ緊張してたんです。実際に教室で机も配置されて、皆が座っていとので、周りの人たちの熱量というか、気迫にやられてしまった」と反省していた。志田は「そのときにずっと(志田演じる)廿日市のことを五日市と読んでいたので、それを聞くたびに、多分この人、大丈夫な人だって思ってました」と思出し笑いをしていた。
志田と堀は本作を通してプライベートでも仲良くなったという。志田は「撮影中は話す機会があまりなかったけれど、“お互い恋の始まり”みたいな感じで、お互いが気になっていて、他のキャストの方が『(堀)未央奈ちゃんともっと仲良くなりたかった』と話していたので、私が『もっと仲良くなりましょう』と言ってご飯に行きました」と経緯を説明した。「(堀は)すごいクールで、あんまり人と関わらない感じの方なのかなって正直思っていました」と言う志田に対し、堀は「よく言われます。でも『仲良くなりたい』って、すごい頻度で誘ってくださった」。志田は堀を「優しいお姉さん」と言うと、堀は「私は(男前と優しいお姉さんの)ギャップがいいよね」と自身のギャップをアピールしていた。
一方、堀は志田について「真面目すぎて、私の話も笑ってくれないんじゃないかなとか思っていたんですけど、ご飯に行ったときに、ずっとケタケタ笑ってくれたので、気が合うんじゃないかと思いました」と笑顔で語りかけていた。
それを聞いていた英監督は、吉野に向かって「僕らも仲が良いよね」、吉野も「ご飯とかもこれから行く予定です。結果はストーリーに揚げますから、楽しみにしていてください」と対抗心を燃やしていた。
映画『遺書、公開。』 絶賛公開中!
配給:松竹 ©2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 ©陽東太郎/SQUARE ENIX