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2025年3月5日 05:00

長尾謙杜、當真あみに四つ葉のクローバーを贈られ感激! 映画『おいしくて泣くとき』完成披露試写会

映画『おいしくて泣くとき』の完成披露試写会が3月4日(火) 都内映画館にて行われ、主演の長尾謙杜、ヒロインの當真あみ、そして長尾演じる心也の父親を演じた安田顕、30年後の心也を演じたディーン・フジオカ、さらには横尾初喜監督が登壇した。

孤独だった二人の密やかな初恋、交わした約束、生涯忘れられない短い夏の夜。突然訪れた別れ。それから30年の月日を経て、彼女の秘密が明かされたとき、優しい奇跡が舞い降りる、“互いの幸せを願う純粋な想い”をまっすぐに描いた森沢昭夫の小説が原作。

主人公・心也を演じた長尾は「事務所に入って11年、ようやく劇場初主演をさせていただき、すごく嬉しいです。こんなにもたくさんの方々に集まっていただいき、愛されている!と感じています」と感謝の表情を示した。また、前作ではアクションを披露、打って変わって、今作では切ない想いを描いたラブストーリーを演じ、長尾は「『室町無頼』撮影後の撮影だったので、正直現代はいいなと思いました(笑)。(『室町無頼』では)アクションもつらかったですし寒かったし、現代に戻ってきて、こういったラブストーリーをさせていただき、嬉しく感じています」と本音を漏らしていた。

ヒロイン・夕花を演じた當真は、長尾との初共演について「初めましての俳優さんとは緊張するんですけど、同級生役ということで、夕花と心也の空気を作るためにも話しかけてくださり、そのおかげで緊張もなくなって、いい雰囲気で作品作りができました」とニッコリ。一方の長尾は「学生役を演じるということで、當真さんはリアルに学生なので、一緒に並ぶということが大丈夫かな、学生に見えるかなという不安もあったんですけど、完成した作品を観てくださった方々から、めちゃくちゃ15歳だったよと言ってくださった」と太鼓判をもらった自身の演技に満足、また當真との共演について「最初(當真とは)少し年齢も離れているので何を話そうかなって思ったんですけど、當真さんはしっかりしていて、おしとやかな方なんですけど、しっかりとした芯を持たれていて、同級生役を演じて違和感がなかったです」と當真を立てていた。

當真は「毎日明るく温かい撮影現場でした。その空気を作ってくださったのは、長尾さんが明るく笑顔でいてくださったおかげです」と長尾を称賛。すると、30年後の心也を演じ、長尾との共演シーンが皆無だったディーンは「それ、見たかったな」と残念がった。

長尾は心也の父親を演じた安田について「お会いするまではテレビの画面越しで観たり、、カメラ屋さん(カメラのキタムラのCM)で観させていただいたんですが、なぜか怖い印象があって、いざお会いしたらすごい優しい方。心也のお父さんと一緒で、温かい方と感じました」と評した。安田は「嬉しいねえ」と返し「カメラ屋さんの補足ですけど、中古買取もしておりますので、ぜひそこを書いていただきたい」と自身のCMをアピールしていた。

横尾監督は「5年前に原作に出会って本当に感動して、どうしても映画化したいという思った。“恋から始まるけれど、それだけじゃない形で勇気を出して行動した結果は必ず報われるんだ”という救いのあるお話に感銘を受けて、絶対にやろうと決めたのが一番の思いです」と映画化への想いを明かした。ディーンも「なぜ人は支えられなければいけないのか、自助努力では抜け出せない負のスパイラルみたいなものがあって、なぜそれを社会や周りの人間が手を差し伸べなければいけないのかというところを、ぜひこの映画を通して、感じていただけたら」と自身の想いを補足した。

イベント後半は、映画タイトルにちなみ「○○で泣くとき」と題して、それぞれが涙を流す瞬間を明かす!

横尾監督「原作者に泣いた! 森沢先生からは『信頼をしているから』とおっしゃって、プレッシャーもあったんですけれども、初号試写を観ていただいたときには、すごい泣いてくださった。その想いを受けとめ、家でちょっと泣きました」

ディーン「日本語のボイスメッセージで泣いた! 娘からボイスメッセージが送られてきて、日本語を使う生活をしていないので、頑張ってんだなと思って、ぐっときました。『大好き』という言葉には号泣しました」

安田「学び舎の校歌に泣いた! 室蘭市に住んでたんですけど、小学校は廃校になってずいぶん経つものの、校舎だけが残っていて、自分が通っていたのは何十年も前なのに、体育館はそのときのまんま。そこに校歌の歌詞が書いてあって、その歌詞を見ながら歌ってみたら、泣けてきて・・・」

當真「SNSに出てくる動物の動画で泣けた! 動物に弱くて、出てくるだけでちょっとウルッとなるんです。亡くなった動物が残していった飼い主を想っているというアニメ動画を観て、それだけで号泣。私は動物を飼っていないのに泣いたことがありました」

長尾「當真あみに泣いた! 現場はすごいいい人ばかりで温かい現場だったんですけど、その中でも當真あみさんの人柄の良さに泣いた。というのは、クランクアップの日にキャストそしてスタッフさん含め全員分の四つ葉のクローバーのパウチをくださった。現場の撮影中にずっと四つ葉のクローバーを探していたんです。どんだけ探すんだろう?どんだけ夢叶えたいんや?って、思っていたんですけど、最終日にサプライズで、四つ葉のクローバーの裏側には一人ひとりメッセージを書いてお渡しして、なんていい子なんだ!って感じました」と、それぞれがグッとくる良い話を披露した。

イベント最後には、長尾が「切なさの中にすごい温かさが詰まった作品。心也が夕花に対して芽生えた愛、そしてお父さんと心也との親子の愛、30年後ディーンさんが演じた心也が夕花に対して思い続けてくれた愛、たくさんの愛が詰め込まれたラブストーリーです。その一方で、子供食堂であったり、家庭環境といった日本が抱えている社会問題も描かれています。ラブストーリーを純粋に楽しんでいただき、そういった現状についても、何か残ったらいいなと思っています」と話し、イベントを締めくくった。

映画『おいしくて泣くとき』 4月4日(金) 全国公開
配給:松竹 ©2025 映画「おいしくて泣くとき」製作委員会

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