
後列左から:安川有果監督、甲田まひる、月島琉衣、前田旺志郎
前列左から:NOA、作間龍斗、山下美月、鈴木もぐら
映画『山田くんとLv999の恋をする』公開記念舞台挨拶が、3月29日(土)に東宝シネマズ日本橋で行われ、W主演の作間龍斗、山下美月、共演のNOA、月島琉衣、甲田まひる、鈴木もぐら、前田旺志郎、そして安川有果監督が登壇した。
原作はマンガアプリ「GANMA!」(コミスマ株式会社)にて連載中の超人気作品。彼氏に振られたばかりの大学生・茜(山下美月)がネトゲで出会ったのは、超塩対応の高校生 プロゲーマー・山田(作間龍斗)。しかし、無愛想で冷たいやつだと思っていた山田は実は“最強ギャップ男子”だった!! いつもは超塩なのに、ふとしたときに垣間見える山田の無自覚な優しさに少しずつ惹かれていく茜。だが、相手は”恋愛に興味ゼロ”なのに“とにかくモテまくる”難攻不落の強敵だった・・・。
冒頭、作間は「公開日は昨日でしたけれど、無事に公開できて嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜びをあらわにした。そして、山下は「私は、昨日早速ひとりで映画館にこっそり『山田くん』を観に行って、いよいよ公開されたんだという達成感(を味わう)とともに、いろいろなプレッシャーや不安、そして大丈夫かなという気持ちでいっぱいだったんんですけど、皆さんから『観たよ!面白かったよ!』というお声が何よりも力になったので、ぜひそういうお声をたくさん聞けるよう、今日も頑張りたいなと思います」と今の心境を語った。
あらためて、作間は「未だに公開しているんだという実感が湧かなくて・・・。劇場に行けなくて、各地を回りたいぐらいです」と本音を漏らし、山下は「めちゃくちゃそわそわしました。公開前日は、全然寝れなくなって、大丈夫かなとか。原作ファンの方や原作を知らない方から『山田くん』という作品が映画を通してどう観られるか分からない不安もありつつ、Xでの温かいコメントも多くて、すごく救われました」と安堵の表情を浮かべていた。
撮影を振り返って、思い出に残るシーンを問われ、NOAは「焼肉のシーンがすごく思い出深いです。撮影前には皆さんと一緒にご飯に行く機会がなかったからこそ、すごく仲良くなれた瞬間だったかなと思いました」とギルト仲間が焼き肉店に集まるシーンをあげた。
月島も「私も焼肉のシーンがすごく思い出に残っていて、あの日は皆さんとたくさん話したんです。撮影が終わって欲しくないって思うぐらい、ずっと一緒にいて終始笑いも絶えなかったので、あのとき皆さんとの距離が縮まった気がして、すごく嬉しかったです。(皆さんは)焼肉をあんまり食べれなかった。でも、私めっちゃ食べちゃいました。NGテイクもあったので、結構お腹いっぱいいただきました」と満腹シーンを振り返った。そして、もぐらの焼き肉シーンをあげ、「打ち上げをやっている感じでした。食べたかったけれどあまり食べられず、食い物の恨みが残っています」と未だに残念がっていた。
茜の親友・桃子を演じた甲田も「私も焼肉のシーン」をあげるも、周りから「あれ?いましたっけ?」。あらためて甲田はプロデューサーさんの誕生日をアイスケーキでお祝いした現場での出来事をあげた。作間は「食べました、食べました。撮影が終わった後に(アイスケーキ)を掻き込みました」と思い出し、「僕も撮影中に誕生日を迎えたんです。スタッフさんからも山田くんをデコレーションされたケーキをいただいたりとかで、記憶の中でケーキかぶりがあったり・・・」と言い訳も。山下は「撮影現場でスタッフさんをお祝いすることは普段ないんですけど、スタッフさんとキャストの距離が近かったので、本当に家族みたいに温かくやってました」と述懐した。
山田の高校に通う同級生・岡本を演じた前田は、作間との共演シーンをあげ、「作間くんと共演シーンが多く、今回は『久しぶり!』って入ったんですけど、初日ってやっぱ緊張するので、作間くんに今回の現場はどんな感じで進んでいるかを聞いたとき、『今こういう感じで進んでいる』みたいな話をしてくれたときの作間くんの主演!としての風格!というか、デカい背中になったな!というのが印象的でした」と称賛していた。
本作の制作にあたり安川監督は「これだけの大人気原作の監督をさせていただくことは初めて。それだけ(多くの)の方が“刺さってる”っていうことは、心に刺さる強い要素が物語の中にあるからだと思ったので、それをちゃんと映画にも引き継がないといけないというプレッシャーを感じつつ、一人ひとりのキャラクターに詰まっている“今”の要素と役者さんの個性とキャラクターが混じり合わせることで、一人ひとりが生き生きする作品になればと思いました」と出来映えに胸を張っていた。
映画『山田くんとLv999の恋をする』 全国劇場にて絶賛上映中
©ましろ/COMISMA INC. ©2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
配給:KADOKAWA