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2025年11月5日 14:37

磯村勇斗×末澤誠也(Aぇ! group) W主演 吉田恵輔監督最新作 映画『mentor』制作決定 2026年秋公開!

磯村勇斗と「Aぇ! group」の末澤誠也がW主演を務める、吉田恵輔監督の最新作『mentor』(読:メンター)の制作が決定、2026年秋の劇場公開に向けて始動する。吉田監督は、『ミッシング』『空白』『ヒメアノ〜ル』など、観る者の心に鋭く切り込む“人間描写の鬼”。企画を担うのは、『新聞記者』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞するなど数々の話題作を手がけてきたスターサンズ。磯村勇斗とは 『月』(第47回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞作)以来のタッグであり、吉田監督とは『愛しのアイリーン』『空白』『ミッシング』に続く4度目の顔合わせとなる。

物語は、15年前の夏に起きたある火災事故から始まる。少年の無邪気な花火遊びがアパートを全焼させ、黒焦げの妻を抱えた男・埜本(のもと)が、燃えさかるアパートの一室から姿を現す。あまりにも強烈な記憶を前に、当事者であった少年たち——龍之介と拓海の時間は、あの日を境に止まってしまった。やがて大人になった二人は、まったく異なる道を歩んでいる。龍之介(磯村勇斗)は罪に蓋をし、アーチェリーのオリンピック日本代表候補として前へ進もうとする。一方、拓海(末澤誠也)はいまだ罪の記憶から抜け出せず、陰鬱な日々に立ちすくんでいた。そんな二人の前に、あの火傷の男・埜本が再び現れ る。しかし彼は恨みの言葉を口にすることなく、「君はもう、充分に償ったよ」と静かに語りかける。不気味なほどに優しいその姿は、やがて彼らにとっての “mentor/メンター”(助言者・導き手)となっていく——。

本作で龍之介を演じる磯村は、「監督の作品には以前から惹かれていて、いつかご一緒したいと思っていた」と語る。役柄としてのアーチェリー選手への挑戦も重なり、「“やってみたい”が揃った奇跡のような出会い」だとオファーを受けた時の思いをふり返る。そして、「どんな化学反応が起こるのか、自分でも予想がつかない。その“わからなさ”を楽しみにしながら、現場で生まれる瞬間を大切にしたい」と、撮影への意気込みを見せた。

一方、拓海役の末澤は、「個人として初の映画出演、しかも主演という形で吉田監督の作品に参加できることが本当に光栄」と語り、これまで演じたことのない役に挑むプレッシャーを抱えながらも、「この機会を全力で生かし、自分をアップデートしながら良い作品に していきたい」と決意をにじませる。

そして物語の鍵を握る“メンター”=埜本を誰が演じるのかは、現時点では明かされていないが、磯村が「とんでもない役者さん。想像をはるかに超えてくるだろう」と期待を語り、末澤が「ご一緒できるのが光栄」と語る“メンター役”とは、一体誰なのか——

「誰の心にも潜む“何か”を見逃さない」吉田監督が、磯村と末澤という異なる熱量を持つ俳優たちをどう“料理”するのか。人間の内面をえぐるようにして描きながら、観る者の痛みや赦しにもそっと触れる、渾身の一作となる。

※吉田恵輔監督の“吉”は土に口   ©『mentor』製作委員会

 

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