
スピッツの名曲から誕生したラブストーリー 映画『楓』の公開記念舞台挨拶が12月20日(土) にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、W主演の福士蒼汰と福原遥、共演の宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗(Travis Japan)、そして行定勲監督が登壇した。
須永恵(福士)と恋人の木下亜子(福原)は、共通の趣味の天文の本や望遠鏡に囲まれながら、幸せに暮らしていた。しかし朝、亜子を見送ると、恵は眼鏡を外し、髪を崩す。実は、彼は双子の弟のフリをした、兄・須永涼だった。1ヶ月前、ニュージーランドで事故に遭い、恵はこの世を去る・・・。

二役を演じた福士は「ついに昨日本作が公開されましたが、作品が公開されるたびに毎回ドキドキします。皆さんにどのように受け止めていただけるのか、これから沢山の方々に観ていただきたいです」と素直な心境を交えて挨拶。亜子役の福原は「無事に公開されたことを嬉しく思います。この作品がどんどん沢山の方に届いてほしいです」と笑顔を見せた。
『スピッツの名曲『楓』のアンサー的映画』という感想に福士は「皆さんそれぞれの『楓』があって、劇場で本作を通して『楓』を聴くとアンサーも変わっていったりします。映画を通してそれぞれの登場人物を思い浮かべて『楓』を聴くことになるので、それがまた違った印象になるんだと思います」と分析し、作品を経て楽曲の解釈が深まったことを明かした。

福原は『人と人とが想い合う尊い温かさが胸に広がる』という感想に触れて「この映画は相手を慮るからこそ、言えない思いや優しさ、温かさを丁寧に描いていて、それが皆さんに届いているのだと思います」と喜びを語った。

涼の幼馴染を演じた宮沢は『全ての伏線を忘れた状態で最初から観たい』との声に共感。「僕が演じた梶野茂は全てを知っている人物だったので、そんな梶野の葛藤を皆さんと共有出来ているのが嬉しい。最後にすべての伏線が回収されるので何度も観て欲しい」と呼び掛けた。

涼を慕う後輩の日和を演じた石井もその伏線回収に言及し、「私も『待って!亜子ちゃん、あの時あんな顔していたよね!?』と観終わった時に思うことがあって、2回目を観た時に新たな感動があります。それを皆さんにも体験してほしいです!」と『楓』リピートを熱望した。

亜子の行きつけの店の店長・雄介役の宮近はニュージーランドのシーンに触れて「ニュージーランドに行ったような体験ができる映画です。僕も行ってみたかったけれど、この映画を観て行ったのかもしれないと思いました。でもパスポートのスタンプを確認したらなかったので、行っていなかった。この映画は旅行体験もできるし、涙も止まらないし、伏線も回収し過ぎです!」と絶賛した。

イベント後半には、『楓』の登場人物にちなんだマルバツトークコーナーを実施。第1問 『涼のように、好きになったら自分より好きな人の気持ちを優先する』には全員がマルと回答。第2問 『恵のように、大切な人にサプライズされたい』には福原、石井、宮近の「サプライズされたい派」と福士・宮沢の「サプライズしたい側」に分かれた。さらに、第3問『亜子のように大切な写真は、いつも見えるところに飾りたい』では、福原だけが飾りたい派と答えた。「え~!」と驚く福原をよそに、写真が趣味の福士は「大切な写真があり過ぎて選べない。いったん全部閉まって見返す時間を作る。一枚を選んで飾るのは逆に難しい」と理由を述べた。ちなみに福原は「クランクアップ時の写真を沢山並べて飾っています。皆さんにも飾って欲しいです」と話し、トークで大いに盛り上がった。
イベント最後には、福原は「この作品は喪失を経験した二人が、自分たちのペースでゆっくりと前に行こうとする姿に背中を押され、そっと寄り添ってくれるような作品です。皆さんにも届いて、この作品が自分に寄り添う温かい作品になったら嬉しいです」と期待を込めた。そして、福士は「登場人物たちは偽りを抱えて生きているけれど、みんなピュアで、彼らを応援したくなります。伏線もあるので何度も観て色々な感情になっていただけたら嬉しいです」と呼び掛けた。行定監督は「素晴らしいキャスト、スタッフに恵まれて温かく切ない映画が出来ました。10年後も20年後も色褪せない映画になってくれることを願っています」とロングランヒットへの祈りを込めた。
映画『楓』 大ヒット上映中
配給:東映 アスミック・エース ©2025 映画『楓』製作委員会

