永瀬廉&吉川愛W主演「本作の見どころはダンスシーン(永瀬)、玲夜に抱きついて柚子ちゃんが泣いているシーン(吉川)」 映画『鬼の花嫁』製作報告会

左から:西麻美プロデューサー、永瀬廉、吉川愛、池田千尋監督

 

映画『鬼の花嫁』の製作報告会が2月16日(月) に、代官山鳳鳴館で行われ、W主演の永瀬廉&吉川愛が和と洋の要素を取り入れた劇中衣装にて登壇。池田千尋監督、西麻美プロデューサーを交えて作品の制作秘話や魅力を語った。

原作は、2020年に刊行され多くの読者に支持されたクレハ著の同名小説。2021年には小説を原作とした富樫じゅん作画によるコミカライズがスタート。「コミックシーモア年間ランキング 2022・2023」少女コミック編では、2年連続1位を獲得、「コミックシーモアみんなが選ぶ!!電子コミック大賞 2023」では大賞を受賞するなど数々のランキングを席巻。あやかしと人間が共存する世界を舞台に、あやかしの頂点に立つ“鬼” 鬼龍院玲夜(きりゅういん・れいや)と、家族から愛されず虐げられてきた平凡な女子大生・東雲柚子(しののめ・ゆず)、運命に導かれた2人の究極のラブストーリー。

玲夜を演じる永瀬は「僕自身、真っ直ぐなラブストーリーをやらせていただくのはこの作品が初めてで、設定があやかしと人間というファンタジーな世界であって、どう描かれていくんやろな?とすごいワクワクしていました。鬼龍院玲夜を演じるにあたって、鬼というのを一旦置いといて、カリスマ性や生まれながらに当主になる宿命があったり、いろいろ教育も受けてきたとは思うので、立ち振る舞いには余裕感が出るように監督とも相談して、動きをゆっくりしてみたりとか、視線の運ばせ方とか細かいところまで話し合って、作っていきました。普段の僕はせっかちで俊敏なんですけど、それを抑えて演じました」と自信を覗かせた。

柚子を演じる吉川も「監督とは初めてお会いしたときから、とてつもない話し合いを重ねました。まず台本を読んで、お互いどういうふうな印象を持ったかとか、柚子ちゃんをどういうふうに作り上げて、柚子ちゃんが何を一番大切にしているかを監督と会った瞬間から話し合いました。特に、柚子ちゃんが家族思いなことを最優先にしたくて・・・。家族からはちょっと嫌なことをされてしまいますけど、家族の絆を大事にしたい、家族の愛が欲しい女の子なので、家族のことを主に話し合うことにしました」と池田監督と役作りに集中したことを明かした。

永瀬は、着用している衣装について、「我々(の衣装も)もそうですけど、今回エキストラさんの衣装も個性的で、メイク含め皆さんの個性を引き出すような細かいところまでこだわっている。僕もこれを着ることで、玲夜モードになりますね。和の感じとジャケットの洋の部分のバランス感がすごい。いい案配で、個人的にも大好きです」と衣装を絶賛した。

吉川も自身の衣装について「柚子ちゃんは(劇中では)洋服が多く、白のニットにジーンズ、スニーカーが多かったんですけど、この衣装を着るとピシッっとなりますし、ワンピースにこの赤の帯を合わせたときにはすごく感動しました。こんな発想なかったなと思ったので、着るたびに毎回嬉しかった。このぽっくりさんは履き慣れてなくて、歩くのが大変で、慣れるまでに時間がかかったんですけど、最終的にはこれを履いて走れるようになりました。もうお気に入りで今日もまた着られて嬉しいです」と笑顔で語った。

池田監督は衣装について「和と洋が合わさっているのは、あやかしと人間という別の種族が混ざり合って生きていることの象徴。明治・大正期のファッションも参考に、和装の人、洋装の人ではなくて、現代の日本とあやかしという古来の文化が混ざり合ったらどうなっているだろう?と思って、こういう衣装を作っていただきました」と解説した。

印象に残っている撮影シーンを問われた永瀬は「僕はダンスシーンです。クランクイン前からの練習、プラス撮影が早めに終わった後にダンスを練習したり、お互い撮影もある中で時間を見つけて頑張った。社交ダンスは初めてだったし、二人でやるダンスは息も合わせないといけないし、どちらかステップを間違うとその後が一気に崩れてしまうという緊張感があるので、息の合わせるタイミング含め、慣れるまで頑張って練習しました。本番は多くのエキストラさんに見られながらの環境だったので、そのシーンはすごい印象的でした」と振り返った。

吉川はダンスシーンについて「帯がとてつもなく重いんです。肩が凝るぐらいの重さだったんです。それを着けながらダンスをするのが難しくて、でもダンスに集中していたら、重さも忘れちゃって・・・。ダンスは社交ダンスと日舞を合わせたダンスで、そもそもダンスの経験もないので、まずステップから覚え、社交ダンスを覚え、途中から日舞が入ってきたので、ちょっと頭パンクしそうになったんですけど、ミスするわけにはいかないって思って、必死に食らいつきました」とその努力に胸を張っていた。

改めて、池田監督は二人の演技について「まず私はこの二人と一緒にお仕事ができて本当に楽しかったと思う。永瀬君は、当初不思議なものを持った人という印象だったのが、撮影してきて分かってきたことは、自分の中にある物語を人に簡単に見せたりしない。いつもさらっとそこにいて、さらっとやっているように見せているけれど、本当はいろんなものをたくさん背負っている。だから撮影が進んでいく中で、可能性をものすごく見させてもらった。愛ちゃんは芯が強いという印象があったんですけど、役に対する解像度の深さ(は凄い)。この人が思う柚子、この人の中で柚子としてセリフが通る・通らないが大切な基準になると思った。三人で手を繋いで撮影できたと思います」と二人を絶賛、そして感謝していた。

本作の見どころについて、永瀬はダンスシーンを挙げ、吉川は「玲夜に抱きついて柚子ちゃんが泣いているシーン。柚子ちゃんが一番メンタルをやられていて、役に入り込めるように努力したシーンだったので頑張りました」と自身のクランクインのシーンを挙げた。

本作の主題歌はKing & Princeの『Waltz for Lily』。永瀬は「今回の曲は『鬼の花嫁』という作品に寄せられたもので、それこそ和の要素も洋の要素もありますし、言葉の紡ぎ方も一語一句、この世界観と合っている曲に仕上げられたと思います。自分たちのグループが主題歌で関われることは本当にありがたいし、嬉しいです」とアピールしていた。

映画『鬼の花嫁』 3月27日(金) より全国公開
配給:松竹 ©2026「鬼の花嫁」製作委員会