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2026年7月20日 20:23

安田章大 のん 登壇! 障がいのある兄と結婚を控える妹の感動の物語! 映画『平行と垂直』東京プレミアバリアフリー上映試写会

映画『平行と垂直』の東京プレミアバリアフリー上映試写会が7月19日(日) に新宿バルト9で行われ、W主演の安田章大、のん、そして小林聖太郎監督が登壇した。

本作は、⾃閉スペクトラム症の兄の⼤貴(安田章大)と、兄を幼い頃から⽀えてきた妹の希(のん)の兄妹が、希の結婚話をきっかけに、お互いのこれからとこれまでに向き合うことになる、心あたたまるヒューマンドラマで、安田章大が“作品のメッセージを届けたい”と企画から参加した。

安田は、ここまでの日々をふり返り「届けなきゃいけないことは、“皆が手を取り合うこと”。手を取るためには相手のことを知らなきゃいけないし、自分が一歩踏み出すこと、せめて半歩でも寄り添うことが大事なんだと知ることですね。きっかけが必要なんだなということは改めて感じています」としみじみと語った。

企画者として「どのようにこの映画を観客に届けるか?」ということも考える立場にもあるが、安田は「作り上げたものを皆さまがどう受け取ってくださるか? というのは人それぞれだとは思うので、全部委ねたいという一心です。そんなに簡単に世界は変わらないし、人と人も変わらないので、心の奥底でしっかりと自分がブレないようにあろうというふうには改めて思っています」と思いを口にし「味方であるということが、とにかく大事なんだと思っています」と力を込めた。

そんな、安田の覚悟や思いを受け止め、W主演として本作に出演することを決めたのんは「お話をいただいたときに、安田さんが山野(海/原案・脚本)さんと一緒に企画を立ち上げて、大事に育ててきた作品だというのをお聞きしたので『お受けするならば生半可な気持ちではいけないぞ…』っていう気持ちで、勇気を出して『やるぞ!』と気持ちを決めました」とふり返った。

のん自身、俳優という立場だけにとどまらず、様々な立場で作品づくりに関わってきた経験もあるが、この企画に触れて「この作品が持っているテーマや物語が、とても繊細で、かつ温かいものが流れているので、本当に安田さんたちが大切に企画を膨らませてきたんだなと感じました」と語り、「ひとつの作品を作るために、いろんな人と関わりながら、作品が良くなっていくように、いろんな話し合いを重ねたり、取材することもたくさんあったと思うんですが、安田さんの“受け止め力”みたいなものが大きいから、こういう作品になったんじゃないかなと私は思います」と安田の感性を称賛した。

小林監督は、本作への参加について「最初は本当に引き受けられるのか? 当事者ではないかもしれない…という、恐れや躊躇はあったんですけれども、この脚本はまだ改善は必要だと思いながらも、その先にちゃんと小さくて温かくて、いまの世の中に欠けているものが少しでも維持できるんじゃないかと思って、(参加に)踏み切った」ことを明かした。

苦労の末に完成した映画を最初に目にしたときの思いについて、安田は「『きっと届く…』と思いました」と述懐。「映画というのはファンタジーですし、観る側にとって、いろんな受け取り方があるはず。だけど、現実はこういうことが起きていたり、きっとこれからも考えたり、悩んだり、立ち止まったり、うまくいったり……ということが起きていくんだなと。それらが全て、ちゃんとつながりながら、嘘がないような描かれ方をしていると思えたので、素直に涙が流れるところや、笑ったり、第三者のような自分がいましたね」と満足そうに語った。

劇中、大貴と希の嘘のないやり取り、関係性が観る者の心を打つが、事前に2人の間で打ち合わせなどは行ったのか? という質問に、安田は苦笑いを浮かべ「してたら良かったのに…と思うくらい、何もないんです」と明かし、のんも「(取材などで)すごく聞かれますよね(笑)」とうなずいた。安田さんは「僕たち、空気感で存在し合った状態で(撮影が)進んでいったので、『この芝居はこうしよう』とか『こういうふうにセリフを言ってきたから、僕はこうする』みたいなものは、引き出しのどこを開いても入ってないんです」とあくまでも自然な空気感の中で2人の関係性が作り出されたと語った。

のんは「現場に行って、初日から安田さんとのシーンだったんですが、もう大貴がそこに存在していて、すごく腑に落ちました。『そういうことなんだ』という説得力があって、私はこの大貴に寄り添えばいいんだなというふうに、安田さんの演技によっていろいろ見えました」と感謝の思いを口にした。

一方、安田も「のんちゃんが演じてくれている希がそういう感じだったから、僕自身『あぁ、じゃあ僕はこうなっていくんだな』というのが、インストールされた瞬間を明確に覚えていて、勝手に成立していったものなんだと思います」とのんの佇まいによって大貴ができあがったと語り、互いへの信頼の深さをうかがわせた。

なお、安田ものんも、出身は兵庫県だが、のんにとって、関西弁で演技をするのは意外にも今回が初めての経験とのこと。安田は、のんの関西弁のセリフの中でお気に入りの言葉を尋ねられると「(希が口にする)『あかんあかん!』って好きですね。耳に残っています。見ていただくとわかると思いますが、愛らしさが出ていると思います」とニッコリ。

のんは「関西弁ではないんですが、大阪ならではのセリフで『ラピート』(※大阪・なんばと関西国際空港を結ぶ空港特急)というのがあって、すごく好きです!」と語っていた。

映画『平行と垂直』 8月28日(金) 全国公開
配給:東映ビデオ  ©2026「平行と垂直」製作委員会

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