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2026年7月28日 07:54

坂口健太郎「いつの間にか涙腺が緩くなった」 早瀬憩、堀田真由も登壇! 中野量太監督の自信作! 映画『私はあなたを知らない、』完成披露上映会

映画『私はあなたを知らない、』の完成披露上映会が7月27日(月) に新宿ピカデリーで行われ、主演の坂口健太郎、共演の早瀬憩、堀田真由、倉田瑛茉(子役)、原田美枝子、そして中野量太監督が登壇した。

本作は、中野監督による完全オリジナル脚本で、狂おしいまでに”家族“という幸せの形を追い求め、愛する人を殺めてしまうという重い罪を犯してしまった孤独な青年の姿を描いた日仏共同製作、ヒューマンサスペンス。

天涯孤独の身である28歳の西山夕平(坂口健太郎)は、自分の中で決められたルーティンをこなすだけの日々を過ごし、その環境を寂しいとも思わないまま生きてきた。そんな彼の日常は、職場にやって来た新しいパート職員・東浜紗月(堀田真由)の存在により一変する。彼女と出会い、生きる喜びを得た夕平の毎日は輝いていく・・・。そして、自分を育ててくれた祖母(原田美枝子)が亡くなり一人ぼっちになった朝子(早瀬憩)が、13年前に母・紗月を殺した夕平の存在を知り、その真相を知るために服役中の夕平に会いに行く。夕平を弁護した弁護士・町村(滝藤賢一)は「『殺意はなかった』と口にすれば判決は違っていたかもしれない」と振り返る。娘のように愛した朝子から「本当のことを教えてほしい。私のために」の訴えに、夕平はどう答えるのか・・・。

オファーを受けたときの気持ちを問われた坂口は「最初に台本を見せていただいて、愛情とある意味の生々しさという監督の正直な気持ちを一気に受け取った気がしたんです。あまり多くは語れないんですけど、あるシーンが決してハッピーなシーンではなかった気がするんです。ただ、その瞬間の夕平の気持ちが痛いほど分かった。監督と最初にお会いしたとき、『このシーンがとっても好きなんです』と言いました」と回想した。中野監督は「僕はあのシーンがみんなに分かってもらえるか、不安で仕様がなかったです」と吐露。さらに、坂口は「ほんの少しの悪意まではいかないんですけど、いろんなものが夕平の中に渦巻いていくシーンがあるんですけど、きっと監督が本にして、どこか恥ずかしい瞬間でもあると思うんです。監督が誠実に捉えて書いてくださったので、ぜひご一緒させていただきたいという気持ちになりました」と中野監督の台本の魅力に取りつかれ、即OKしたことを明かした。

オーディションで朝子の役をつかんだ早瀬は「オーディションでは抜粋されたシーンのお芝居を監督に見ていただくということだったので、抜粋された少ない情報の中から、どれだけ朝子の輪郭を自分の中で捉えて落とし込んで演じられるかが鍵だった。監督とご一緒したいっていう気持ちと朝子を演じたいっていう気持ちで、結果が来るまですごくウズウズしていて、決まったと聞いたときは安心以上に朝夏の人生を自分が背負う責任感とプレッシャーが強かったです」と話した。

堀田は「私も10年ほど前『湯を沸かすほどの熱い愛』を映画館で観てすごく感銘を受け、自分のキャリアの中でいつか中野組に参加したいっていう思いがずっとありました。昨日もう一度見返したんです。そしたらまた違うところでグッとくるものがあった。この作品も長く愛される作品になればいいなと思っております」と中野組に初参加できた思いを語った。

子役で朝子の幼少期を演じた倉田は「初めて坂口さんと会ったときは、一緒にお弁当を食べました。監督さんにはたくさん演技を教えてくれました」と話し、坂口は「瑛茉ちゃんとのシーンがすごく多く、僕も瑛茉ちゃんのことを知りたかった。そういう時間を監督が設けてくださった」と振り返った。

中野監督の作品には14年ぶり3作目となった滝藤は「あの頃と変わらず非常に素敵で、作品に対する思いが深く、演出が明確。だからもうすごく安心して臨めました」とお互い全幅の信頼を寄せていた。

中野監督作品初出演の原田は「静かに物事が進んでいくような現場で、物語に出てくる人たちはみんな愛情深いんですけど、愛情表現が下手くそ」と評した。中野監督は「もう1回ってお願いするのもなかなかドキドキする。最初は『なんで?』って言われたんです。僕が思うものと原田さんが思うものが一緒になればと思って演出していきました」と回想した。

そして、中野監督は「10年ぶりの完全オリジナルで脚本を書いて作りました。オリジナルって、自由度がすごい高いんですけど、それだけに答えのないものを探して作っていくという面白さがありました。 ここにいるメンバーと共に毎日頑張ってこの物語を作り上げました。 自信作です」と胸を張った。さらに「人を殺めるというシーンをずっと避けていたんですが、今回チャレンジしました。でも、答えが出るような話ではないので、登場人物にとってこの先にどう生きていくのかを真摯に描くことが一つの答えなのかなと思って、ひたすら考えて、二人の未来を書いたつもりです」と力強く語った。

イベント後半は、13年前の事件の真相を探っていくストーリーにちなんで、最近知った真実や出来事を発表。坂口は「泣く芝居」と書いて「ドラマや映画だけではなくて、ちょっとした映像作品でも泣くことがすごく多い」と自己分析。本作にも泣きの芝居があり「面会室のシーンでは、ありがたいことに幼い頃の朝子と過ごした後に大人になった朝子とのシーンが撮れたので、憩ちゃんの声を聞いているだけで過去の思い出が蘇って泣いちゃう。いつの間にか僕も涙腺が緩くなった」などと打ち明けた。

早瀬は「坂口さんと好きな食べ物が同じだった」といい、坂口と「せーの!」で「卵!」と答え合わせをして大喜び。「私も1番好きな食べ物が茹で卵なので、一緒だ!と思ったのが最近知った真実です」と嬉しそうだった。

堀田は「この流れで全然作品と関係ないエピソードを持ってきてしまった」と恥ずかしがりつつ「体内時計が狂ってる!?」と回答。「仕事で体内時計を測るゲームをやって1分間目を瞑って60秒数えて満を持して目を開ける。私は絶対いけるという自信があったけれど、みんながクスクス笑って、そしたら2分だったんです」と驚かせた。「1分だと思って数えたんですけど、1、2、・・・とお風呂みたいな感じで数えてしまった。人よりマイペースに生きているんだなと最近知った出来事でした」と苦笑していた。

映画『私はあなたを知らない、』8月28日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開
配給:クロックワークス ©IDKYPs./Pyramide Productions

 

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