
藤本タツキの人気漫画を、是枝裕和が監督・脚本・編集した実写映画『ルックバック』(2026年9月11日公開) は、「第83回ヴェネチア国際映画祭 コンペティション部門」への正式出品、「第51回トロント国際映画祭 スペシャル・プレゼンテーション部門」出品も決定し、世界中から熱い視線が注がれている。実写映画『ルックバック』より、主人公の藤野と京本が、一心に漫画制作に没頭する本編映像が初解禁となった。
新本編映像<漫画制作シーン>:https://youtu.be/BliYu5YUvvc
解禁されたのは、藤野の部屋でともに机に向かい漫画を描く藤野(出口夏希)と京本(蒔田彩珠)の日常を切り取ったシーン。キャラクターを描く藤野と背景を描く京本がそれぞれペンを走らせる音や、原稿の紙が擦れる音が印象的に響く中で、描き上げた原稿を覗き込みながら「そこもう少しシンプルな方がキャラクターが立つかな」と藤野、「そっか、つい描きすぎちゃった」と京本。二人の自然体な会話が聞こえてくる。「主人公の男の子の名前決めてなかった…」と、独りごちながらペンを走らせる藤野の声に、楽しそうな微笑みで聞き耳を立てて、「しゅー、しゃー、しゅー、しゃー」と、自身が描く線の音を口ずさみながら背景を埋めていく京本。ひたむきに漫画に情熱を捧げた二人の、かけがえのない時間を覗き見るような映像となっている。
クランクインの約4カ月前から漫画を描く練習に打ち込み、撮影期間中も時間を見つけてはペンを握っていたという出口と蒔田。本編中でも実際に二人が描いている手元が使われており、「手元の寄りは緊張して震えちゃって。でも完成した映像を見たら、ちゃんと上達していく感じが出ていたので練習して良かったと思いました」と蒔田。出口も「ちゃんと練習をやってきたし、自信がないと線に出ちゃうと思って自信満々に描いていました」と、練習を繰り返した成果に自信をのぞかせた。
また、是枝監督は、藤本タツキ先生の「ベテランアシスタントがペンで迷いなく線を引く『シャッ』という音がかっこいいんです」という話から、実写で本作を描いていく上での着想を得たということを明かし、そんな藤本先生の言葉をまさに具現化した漫画を描くシーンの“音”へのこだわりについて「やっぱり音がだんだん変わらないといけないと思っていた。そこは実写ならではの部分だったから。最初は、子供だった二人が恐る恐る描いていた線が、成長した時に『シャッ、シャッ』という音になってないとダメ。それは伝えられたと思います」と語った。漫画制作ならではの“音”にも注目して、劇場のスクリーンに映し出される藤野と京本の姿を見届けていただきたい。
実写映画『ルックバック』9月11日(金) 全国公開
配給:K2 Pictures ©藤本タツキ/集英社 ©2026 K2 Pictures・集英社

