
吉田修一(『国宝』『横道世之介』)の短編集『逃亡小説集』(角川文庫)内に収められている『逃げろお嬢さん』が映画化、10月2日(金) に公開される。この度、主人公・康太(井口理)が“推し”のコンサートに心奪われる本編映像が解禁となった。
主人公の康太を演じるのは映画主演2作目となる井口理(King Gnu)。康太が長年推している元アイドル・鮎川舞子には深川麻衣。監督は、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(2008年)などの脚本家として活躍する一方、近年では、『ひとりぼっちじゃない』(2023年)で映画監督デビューをし(脚本・原作も担当)、同年には監督・脚本・原案を務めた『サイド バイ サイド 隣にいる人』が公開された伊藤ちひろ監督。井口とは、主演と監督としては2度目のタッグになり、絶対的な信頼関係で本作を作り上げた。
本編映像:https://youtu.be/OyGxYgStvGY
解禁となった本編映像は、康太が初めて推しのコンサートを見た学生時代を振り返る回想シーン。長年のファン・鮎川舞子がレギュラーを務めるラジオを聴く康太を捉え、部屋には舞子のポスターや雑誌の切り抜きがびっしり貼ってある。さらに時は康太の学生時代に遡る。学園祭に舞子がやって来ると聞いた康太は、興奮を抑えきれず、舞子が当日使用する予定の控室を訪れた。現実ではないけれど、舞子を身近に感じた瞬間だった。そして、迎えた学園祭当日。初めて見た舞子のコンサートに圧倒され、呆然と立ち尽くす康太を映す。親の跡を継ぎ、つつましやかに温泉宿を営む康太の淡々とした日常を、かけがえのない時間に変えてくれた舞子。その存在が康太にとってどれだけ大きいものだったのか。
本作のテーマについて、井口は「昔好きだった人や、一度お世話になった人のことをずっと好きでいるというのは、すごく自然な人間の感情。ファンと推しだった、2人の関係がどうなっていくのか。ファンと推しのレッテルを、どうやって剥がしていくのかというのが今回のテーマだと思っています。その人を信じたい、その人が失敗をしたときに支えてあげたいとか、そういうことを普遍的に描いている映画だと思うので、それが伝わったら嬉しいなと思います」とコメントし、ファンと推しの関係性を越えた、人間同士がどう出会い、関わっていくのかという物語の核心に触れた。
映画『逃げろお嬢さん』 10月2日(金) 全国公開!
配給:NAKACHIKA ©2026 吉田修一/KADOKAWA/In Her Room

