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2018年11月17日 11:24

【前編】人気演出家・西田大輔の初映画監督作『ONLY SILVER FISH-WATER TANK OF MARY’S ROOM』に出演の松田凌&玉城裕規インタビュー!

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

舞台『煉獄に笑う』や『戦国BASARA』シリーズの人気舞台演出家・西田大輔が、映画監督デビューを果たした『ONLY SILVER FISH-WATER TANK OF MARY’S ROOM』が11月24日(土)より公開される。
本作は、20181月に上演された舞台「ONLY SILVER FISH」と同時に西田が書き下ろしたアナザーストーリーに、舞台版の出演者が別のキャラクターとして登場するという、今までにない新しい“舞台と映画の連動プロジェクト”。物語の舞台は、とある洋館。そこに集められた男女は、本当の名を呼ぶことで過去を振り返ることができると言われている“オンリーシルバーフィッシュ”という一匹の魚をめぐり、あるゲームを行う。そして、それぞれが持っている招待状の指令によって、一人、また一人とその場にいる人間が殺されていく。ミステリー作品の王道の設定を踏襲しながら、まったく新しい作品世界を構築した、見ごたえのあるごく上のサスペンスミステリーだ。
ランランエンタメでは、本作で、黒ネクタイの男を演じる松田凌と白ネクタイの男を演じる玉城裕規にインタビューを敢行。作品への思いを聞いた。

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松田凌  玉城裕規

——舞台版のキャストが揃って別の役で映画版に出演という、これまでにない試みの映画です。ご出演されてのご感想は?

松田:舞台と映画が連動した作品というよりは、別々の作品に出演しているような感覚でした。「とある魚が存在して、その名を知ることができれば過去を振り返ることができる」っていう設定だけは一緒ですが、それ以外はストーリーも違いますし、スタッフも違います。新しく作り、生み出すという感じでした。ただ、この作品のように、舞台と映画を同じキャストで違うストーリーでやるという経験はそうそうできるものではないので、楽しみでもありましたね。

玉城:実は、映画の撮影が舞台よりも先だったんです。なので、まずは映画の撮影、そして舞台の稽古、本番という順番でした。その一連の日々は非常に短期間で行われたので、濃い一カ月だったと、今振り返っても感じますね。それから、今回の作品が初共演の方も多かったのですが、舞台の前に映画を撮ったことが結果的にはよかったですね。劇中では、知らない人同士が集まるという設定なので、その「初めまして」感はプラスになっていると思います。

松田:確かに、「初めまして」という空気感はよかったよね。

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——複雑に入り組んだストーリーと、観る人によっていかようにも想像できるラストに感服しました。しかし、それゆえ、演じる上では気を使うことも多かったのではないですか?

玉城:僕は役柄上、そこまで深く考えることがなく、自然にできましたが、凌ちゃんは複雑だったのかなと思います。

松田:うん、複雑でした(笑)。

——松田さんの役柄は、演じていて混乱しそうですよね。

松田:でも、その混乱している様子やわからない、理解しがたいという気持ちが役柄に乗っていくような描写もあったので、(松田自身が混乱している方が)よかったという部分もあるとは思います。自分の中で答えを出しすぎないように演じようとは意識していました。「これがこの作品の伝えたいことです」「これが正解です」という表現はせず、観てくださった皆さんの、それぞれの想像にお任せしたかったんです。問いかけに対するアンサーを観せる作品ではないので、観客の皆さんが想像してもらえるような幅を残したいと思って演じてました。

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——同じキャストでありながら、映画版と舞台版では設定も関係性も違いますが、その点は演じる上で意外とすんなりいきましたか?

松田:そうですね。監督であり、演出家である西田(大輔)さんが割り切っていたので、僕たちも割り切れたんだと思います。西田さんは、作品をつなげていくという考えではなくて、「映画を撮影した。次は舞台。舞台が終わった、さあ、映画公開」というような、メリハリがありました。

玉城:切り替えはしやすかったですね。西田さんがはっきりとしていたので。それに、舞台の稽古もそんなにやってないもんね(笑)。

松田:やってない。10日間ぐらいかな。

——そんなに短かったんですね!

玉城:西田さんは1週間も来なかったかもしれない(笑)。だから、濃縮された濃い一カ月でしたね。

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——お二人はこれまでにも西田さんが演出された舞台には何度もご出演されていますが、映画監督をされている西田さんはいかがでしたか?

玉城:すごく楽しそうでしたよ、子どもみたいで(笑)。撮影が始まって2日目ぐらいには、「勝ったな」ってことを言ってました、まだ撮り終えてないのに(笑)。

松田:そんなクレバーな方なんですよね。でも、本当に采配も含めて素晴らしい才能をお持ちなので。それに、西田さんの元にはなぜか皆が集うんです。舞台の現場ではもちろんですが、映画の現場でもクルーの皆さんが、西田大輔の言葉や行動に感化されてました。

玉城:でも、僕はその西田さんワールドに着付いていかないようにとは思ってますけどね(笑)。お前の手のひらの上では転がされないぞって。そういう関係性でありたいし、そうであるからこそ、一緒にお仕事するのが刺激的で楽しいですね。

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——本作の撮影で印象に残っている出来事は?

玉城:キャストみんなで雑魚寝しました(笑)。撮影は寒い時期だったので、控え室にはストーブとヒーターがあったんです。控え室は畳でしたし、撮影がタイトで朝も早かったので、空き時間になるとみんなそこで寝ていました。

松田:あんなにも「川の字」っていう言葉が似合う状況は、今までの人生でなかったんじゃないかってくらい、川の字で寝てましたね(笑)。

玉城:川が二つぐらいできてたよね。

松田:うん、せせらぎが聞こえてきそうなぐらいだった(笑)。あと、僕は外ロケも印象に残ってますね。今回の撮影はほとんどが洋館の中での撮影だったんですが、ワンシーンだけ海岸沿いで撮影したんです。あれは嬉しかったですね。久しぶりに光を浴びることができて(笑)。緊迫感のあるシーンが続く作品でしたし、撮影時間もタイトでしたが、あの一瞬はホッとする時間を過ごさせてもらいました。出来上がった映像を見ても、あのシーンは好きなシーンの一つです。

——玉城さんは、印象に残っているシーンはどこですか?

玉城:銃を撃つシーンですね。一番最初に人が死ぬので。でも、全てが緊迫感のある撮影で、どのシーンも刺激的で楽しかったです。

——共演者の方たちについても教えてください。お二人は今まで何度も共演のご経験がありますが、それ以外の方は初共演ですか?

松田:ほとんどが初めての方ですね。

後編に続く~ https://ranran-entame.com/wp-ranranentame/movie/58195.html

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映画『ONLY SILVER FISH -WATER TANK OF MARY’S ROOM』

出演:松田凌、皆本麻帆、玉城裕規、高柳明音(SKE48)、伊藤裕一、山口大地、小槙まこ、双松桃子、菊地美香、辻本耕志、中村誠治郎、川本成
原作・脚本・監督:西田大輔
音楽:和田俊輔
企画・製作:メディアミックス・ジャパン
配給:ベストブレーン
(C)2018「ONLY SILVER FISH」製作委員会

11月24日(土)よりシネ・リーブル池袋にて公開ほか、全国順次公開

公式サイト www.mmj-pro.co.jp/onlysilverfish
公式Twitter @onlysilberfish

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ストーリー
人里から離れた古い洋館。
その屋敷に置かれた大きな水槽の中には、ONLY SILVER FISHと呼ばれる1匹の魚がいる。
そこに集まった、黒ネクタイの男(松田凌)、ネックレスの女(皆本麻帆)、白ネクタイの男(玉城裕規)、チョーカーの女(高柳明音)ら、名前も素性もわからない十数名の男女。
そしてその中の一人が持っていた招待状には、次のような謎の言葉が…。
「ようこそ。消したい過去のある皆様へ。取り戻すことのできない過去を取り戻す幸運さをその魚は知っている。但し、その魚の名を当てる事が出来れば、一度だけ、過去を振り返ることができる」
そして、それぞれが持っている招待状の指令によって、一人、また一人とその場にいる人間が消されていく。
なぜそんな不条理な連続殺人事件が起きるのか?
なぜ彼らは洋館に集められたのか?
恐るべき陰謀による、時空を超えた命がけのゲームが、今、始まる!

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プレゼント
今回、ランランエンタメでは松田凌さん玉城裕規さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼントいたします!どしどしご応募ください。
<応募方法>
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<応募締切>
2018年11月26日(月)23時59分

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