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2020年2月14日 19:31

【前編】寺坂頼我(祭nine.) 主演映画を通し「お芝居の魅力に気付けた」 映画『バイバイ、ヴァンプ!』インタビュー

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

「祭nine.」の寺坂頼我が主演を務める映画『バイバイ、ヴァンプ!』が214日からユナイテッド・シネマ アクアシティお台場ほかで全国順次ロードショーされる。同作は、噛まれると同性愛者になってしまうヴァンパイアによって巻き起された騒動に立ち向かう高校生たちの姿を描いた青春ホラー。寺坂は、思いを寄せる美貴がヴァンパイアに噛まれて同性愛者となるのを防ぎ、自らと恋仲になるため、ヴァンパイアとの戦いに立ち上がる高校2年生の小日向京平役を演じる。「芝居がさらに好きになった」と笑顔で話す寺坂に、撮影の裏話や本作の見どころを聞いた。

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――本作は、2018年の『BD~明智探偵事務所』に続いての主演映画になりますね。まずは、ご出演が決まった時のお気持ちから聞かせてください。

「まさか僕が主演?」って驚きました。でも、植田尚監督は、祭nine.が主演を務めたドラマを担当してくださった方で、これまでにもご一緒させていただいたことがあったので、その植田監督にお声をかけてもらえたことはすごく嬉しかったです。

――最初に脚本を読んだ時は、どのような感想を持ちましたか?

すごいスケールの大きな話だなって驚きながらも、笑いながら読みましたね(笑)。ヴァンパイアがたくさん出てきますが、それがどうなるんだろうという期待感も大きかったです。僕は、ヴァンパイアというと身体能力がものすごく高くて超人的な姿をイメージしていたので、CGがすごいのかなとか、色々と考えを巡らせていました。

――今回、寺坂さんはどのようにして役作りをされましたか?

等身大の自分を当てはめて演じさせていただいたので、特別なことはしていません。ただ、今回は、ラブコメ要素も入っているので、そこはどうすればいいのか考えましたね。ラブコメはこれまでやってことがなかったので。

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――等身大で演じたということは、共感できるところも多かったのではないですか?

僕も妹がいるので、妹に言い負かされるシーンや世話を焼いてもらうシーンは僕もそうだなって思いました(笑)。妹と口げんかしたら絶対に負けますから、僕(笑)。それから、京平は学校の友達にいじられながらも愛されているキャラクターですが、僕自身も過去を振り返ってみると、学校生活は友人たちに支えられて成り立っていたので、そこは共感できますね。

――今作は同年代の役者さんが多くて、撮影中のコミュニケションも取りやすかったのではないですか?

そうですね。敵対する黒森大牙役の(高野)海琉は同い年でしたし、同級生役のみんなも年が近かったので、学生時代のような気持ちになって楽しく撮影できました。

――撮影で、印象に残っていることは?

僕、トマトが嫌いなんです。でも、今回、大量のトマトジュースを飲むシーンがあって…。とにかく頑張って飲みました(笑)。きっとこれから一生、飲むことはないだろうというくらいの量を飲みました(笑)。

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――それだけ飲んでも好きにはならなかったんですか?(笑)。

ならなかったです…。それから、撮影の最終日に、役者たちみんなで集まってトランプをしました。物語の中では敵だったりしても、現場ではみんなすごく仲良くなったので、いい思い出になりました。

――先ほどもお名前が挙がった高野さんとは本作が初共演ですよね。高野さんの印象は?

同い年ですが、すごく大人だなという印象がありました。海外に住んでいたり、いろいろな経験をしているので、しっかりした考え方を持っているなと会話していて思いました。でも、茶目っ気もありますし、一緒にいて気が楽でしたね。今回、一緒に作品を作れて本当に良かったと思いますし、海琉も僕がいてくれて良かったと言ってくれたので、お互いに支え合えたのかなと思っています。

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――今回、渡辺裕之さんや川平慈英さんという、ベテランの方もご出演されていますね。

はい、たくさんの大御所の方が出てくださっていて、とてもありがたく思います。渡辺裕之さんとは、現場で少しお話させていただく機会があったのですが、その時に、「自分の声をレコーダーに録ってそれを聞いてセリフを覚える」と教えてもらったり、今でもお芝居の勉強をされているというのを聞いて、とても驚いた思い出があります。これほどキャリアを積んでいる方でもまだまだだというなんて、それくらいお芝居は奥が深いものなんだなと改めて面白さを教えてもらいました。

慈英さんとは一緒にお芝居をさせていただくシーンはほとんどなかったんです。でも、慈英さんは僕が演じた京平の父親役で、大事なシーンで京平に言葉を投げかけてくれるという役どころだったので、どんな風に語りかけてくれているのかちゃんと見ておきたくて、撮影現場にお邪魔させていただきました。そこで、慈英さんから「白髪を抜くと福が終わるから抜かない方がいいよって自分に言い聞かせて絶対に抜かないようにしている」って話を教えてもらいました(笑)。そんなこだわりがあるんだって、僕もそれ以降、抜くのはやめようと思っています(笑)。

後編に続く~

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映画『バイバイ、ヴァンプ!』214日(金)よりユナイテッド・シネマ アクアシティお台場ほかで全国順次ロードショー。

 映画『祭りの後は祭りの前』36日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開。

 

 

 

 

 

 

 

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