役所広司、小栗旬、映画『キツツキと雨』舞台挨拶&記者会見に登壇!

2011/10/29 04:13


10月23日、東京・六本木ヒルズ他で開催中の第24回東京国際映画祭で、映画『キツツキと雨』に出演した俳優役所広司と小栗旬、そして沖田修一監督が舞台挨拶と記者会見を行なった。

本作品は、今回のコンペティション部門に唯一日本映画として出品され、映画『南極料理人』で多くの映画賞に輝く沖田監督のもと、日本を代表する俳優役所広司と、人気・実力で高い評価を得ている小栗旬の初共演作品として早くから話題を集めていた。


舞台挨拶に立った役所は、「たくさんの作品が上映されている中、本作品が東京国際映画祭で上映されて本当に嬉しいです。『キツツキと雨』という映画は、ほんわかと心温まる、未来に向かって前向きになれる映画なので楽しんで観ていただきたいです。」と挨拶。


役所と小栗の初共演について、役所は「小栗君のイメージは、やんちゃ小僧で聞かないヤツと思っていたんですが、実際はとても大人でした。俳優として真剣にまじめに取り組む人です。芝居の話や人生の話もしましたし、(たいした話じゃないですけど(笑))本当に素晴らしい人。」と絶賛した。

それに対し、小栗は「役所さんは子供の頃から映画俳優として見ていて、どんな人なんだろうと興味がありました。この映画で役所さんが演じる克彦さんは、優しい普通のおじさんなんですが、現場でお会いした役所さんは、いい意味で本当に普通のおじさんでビックリしました(笑)。」とコメントし、会場を沸かせた。


また、小栗は映画『シュアリー・サムデイ』で、役所は『ガマの油』で共に映画監督デビューを果たしている。幸一という新人監督役を演じた小栗は、多く共感するところがあったという。「僕も映画を撮っているときに、“明日雨が降らないかな~”“帰りたいなぁ”と逃げたくなる思いがずっとあったので、気持ちはすごくわかりました。」と明かした。


キコリ役の役所は、「映画の中で映画を撮っているのか、本当に自分たちが役者として芝居をしているのか・・・いい意味で曖昧に撮影した感覚があって、思い出に残るような貴重な撮影を経験できました。」と振り返った。


足がガクガクして緊張していると話した沖田監督も「すごく時間をかけて話を考え、丁寧に作り上げた映画です。」と自信を見せた。すると、小栗から「今日、監督はあまりの緊張で舞台挨拶で着るための上着を電車においてきちゃったんですよ!」と暴露。役所も「今日のため新しく買ったやつです。」とダメ押し。沖田監督は「はい、今着ているのは、そこの六本木ヒルズで買いました。」と伝えると、会場は大爆笑!

「そんな素敵な監督が作っているので、この映画は温かい雰囲気が出ているのだと思います。」と小栗が笑顔でPRした。


その後、場所をかえて行われた記者会見でも、ユーモラスな3人のトークは止まらず、絶妙なバランスをかもし出していた。


沖田監督の独特のユーモアに対し、役所は「これだけ面白い台本だったので、演じた時にこれより面白くなくなったらどうしようという不安がありました。ユーモアとして狙っているのではなく、普段生きている中で理由のある行動の“おかしみ”が監督が狙っていることなんだろうなと思いまいした。」と語った。


小栗は「監督は、何がダメというわけではないが、“もう一回いいですか?”と撮ることがありました。きっと、監督にしかわからない微妙なズレがあると思います。何も考えずに演じても次はOKだったり・・・。監督特有な感性なんだろうと思います。」と、撮影エピソードを伝えると、沖田監督は「何かその時の雰囲気が違うということがあるのかも。理由はないけど、もう一度撮ったら違うものが撮れるかも・・・とお願いすることがありますね。」と自己分析し、そのゆるい話ぶりに、会場がほのぼのとした空気に包まれた。


映画『キツツキと雨』は、小さな山村を舞台に、映画の撮影隊と村人たちとのおかしくも温かい関係を描いたもの。山村に住むキコリの克彦(役所)が、突然やってきたゾンビ映画の撮影隊を無理やり手伝うハメに。気弱な新人監督(小栗)と接していき、初めは距離を置いていた二人が徐々に奇妙なコレボレーションを生み出していく。

 『キツツキと雨』は、2012年2月11日(土)より全国ロードショー!

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