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2011年11月11日 07:53

「第7鉱区」11月12日(土)より、3D&2D同時公開

韓国初の本格3Dアクション誕生!

 11月12日(土)より、3D&2D同時公開、

新宿バルト9、梅田ブルク7ほかで全国ロードショー!

3D映画がかなりの勢いで増え続けている昨今。韓国でも、今年の第16回釜山国際映画祭では、『グエムル-漢江の怪物-』の3Dバージョンが公開され、話題騒然だった。ハリウッド映画でも、アクションシーンの3Dが次々登場しているが、何より、化け物やゾンビなど得体の知れないクリーチャーが3D化されるのが、一番、迫り来る恐怖が感じられ、効果的ではないかと思う。そういう意味でこの『第7鉱区』は、ぜひとも観ておくべき新作だ。

ストーリーは、日韓共同開発区域である「第7鉱区」を舞台に繰り広げられる。そこには石油や天然ガスなどのエネルギー資源があるとされ、開発計画が立てられたが、ボーリングを繰り返しても石油の採掘には至らず、ついに撤収命令が下される。

  この作業を行う船、エクリプス号で働くチャ・ヘジュン(ハ・ジウォン)は、荒くれた男の作業員たちに混じってどんな力仕事もやりこなし、そればかりか、身の危険を伴う作業でも自ら進んでその仕事を買って出る、勇敢で負けず嫌いな海底装備マネージャーだ。同じチームの中に、油質分析官のキム・ドンス(オ・ジホ)という恋人がいるが、彼とはライバルのような関係。

  そこに、ヘジュンの父の友人であり、みんなから信頼されるキャプテン、アン・ジョンマン(アン・ソンギ)が任務につく。彼は撤収命令を退け、ボーリングを進めると決定。しかし彼は、過去のある秘密を隠し持っていた。

 3ヵ月後。ヘジュンの後輩が事故で亡くなり、続いて生態研究員の女性が謎の落下死を遂げる。さらに、その死因を調べていた医療担当官は、女性の体に不審な体液がついているのを知るが、まもなく忽然と姿を消す。

  船という密室で、いったい何が起こっているのか。外部との交信も途絶え、やがて船員たちは、見たこともない巨大な深海生物が船に潜んでいることを知り、船員たちを次々襲う恐ろしい現実を目の当たりにする—。

監督は、『光州5・18』のキム・ジフン。この映画にも出ていた、アン・ソンギやパク・チョルミンが、重要な役割を担っている。かつてハリウッド映画では、シガーニー・ウィーバーが『エイリアン』でタフな女性主人公を演じて以降、戦う女がスクリーンで輝き始めた。今はアンジェリーナ・ジョリーやミラ・ジョヴォヴィッチだが、韓国では、ハ・ジウォンが「韓国のアンジェリーナ・ジョリー」と言われるほどのアクションスターになったといえる。その鍛えようは、アクションのキレのよさや、腕の筋肉のたくましさ、目ヂカラに表れていて、何ものにも屈しない強い精神力をも身に付けたようだ。

 ちなみにこの映画、オール国内CGでつくられた、記念すべき映画。最初の段階でとてもかわいいクリオネのようなクリーチャーが、おぞましい姿になっていく。その怖さを劇場で、3Dでぜひ体験してほしい。

文:西元まり

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