2024年7月16日 05:00

⼤⻄流星「クラスメイトと7月の⻘春を過ごした気持ちでいっぱい！」映画『恋を知らない僕たちは』“恋僕胸キュン祭り ”完成披露試写会

映画『恋を知らない僕たちは』“恋僕胸キュン祭り” 完成披露試写会が7月15日(月･祝)に、都内劇場で行われ、映画初出演の⼤⻄流星、共演の窪塚愛流、⿑藤なぎさ、莉⼦、猪狩蒼弥、志⽥彩良、そして酒井⿇⾐監督が登壇した。

原作は⽔野美波による超⼈気少⼥コミック「恋を知らない僕たちは」（集英社マーガレットコミックス刊）。思い悩み、時にはぶつかりながらも、それぞれの“本気の恋”に向き合う 6⼈の⾼校⽣たちをリアルに描き出す。

本イベントは、“恋僕胸キュン祭り”ということで、全員が浴衣姿で登場。大西は「皆さん本当に素敵で、また撮影のときの制服とはまたガラリと変わって、ちょっと大人っぽくも見えたり、この作品と照らし合わせて見ていただけると、改めて全然違うキャラクターを演じたんだなと思って、ドキドキしてます」と興奮気味だった。

大西は自身が演じた英二について、「恋より友情を優先してしまうという、恋を知らないピュアな男の子なんですけれども、中学生の頃から幼なじみだった泉（莉子）や直彦（窪塚）と関わっていく中で、泉への恋心があるけれど、（泉と付き合っている）直彦とは友達としての関係性を崩したくないたいな、ドギマギしながらもいろんな人と出会い、恋をしていく。英二くんの成長がすごく丁寧に描かれている。自分から見ても、めちゃくちゃ少年すぎて、すごく眩しい子だなって思いました」と感想を漏らすと、猪狩は「スクリーンを⾒たらすごいピッタリ。いい意味で、なにわ男⼦の大西さんとはイメージと違って凄いと思った」などと熱演ぶりを絶賛。大西は「まさか⾃分がラブストーリー漫画の実写化で主演をさせてもらえるとは思ってもみなかったし、エンドロールの初めに⾃分の名前が出ることに実感が湧かない中で、5名がめちゃくちゃ僕を支えてくださいましたし、同じクラスメイトと7月の⻘春を過ごした気持ちでいっぱいです」と自信を覗かせていた。

直彦を演じた窪塚は「直彦はなんか大人っぽい。高校生で包容力とまっすぐな振る舞いを友達にも、彼女にもしてあげる性格は、当時の僕には全くなかったので憧れました。クールでかっこいいけど、それをキザにやってない。自然にやっている男の子を演じました」と振り返った。⼤⻄からは「愛流君が直彦を演じることで、すぐにイメージできた。真摯に本当の気持ちを伝える子なんだろうなというイメージがあったんですけど、実際会ってみたらめちゃくちゃ可愛らしい一面を持っていて、皆から赤ちゃん（愛流ちゃん）と呼ばれてました」とのエピソードを紹介した。猪狩も「本当にいろんな一面を持った俳優さんと思ったし、あまりにも可愛かった。愛流ちゃんは僕にとってはヒロインです」と視線を送っていた。

恋に恋する恋愛迷⼦・⼩春役の⿑藤は「好きになった人には尽くして尽くして好きになってもらいたいという全力投球できる恋に恋する⼥⼦。自分自身も共感できる部分が多かったし、世の中の⼥の⼦もきっとこういう感じに⼀度はなったことがあるはずと思いながら、可愛らしさも出せるよう演じてました」と話した。

恋に真っ直ぐなポジティブ⼥⼦・泉役の莉⼦は「泉はとにかくまっすぐ。そこを映像化するからには、皆さんに愛されるキャラクターであるように。そのためには、セリフに嘘がないように、どれだけまっすぐに演じられるかを意識しました」と苦心した点を明かした。

⼀途な恋⼼を抱くバンドマン・太⼀役の猪狩は「僕自身も一番好きなキャラクター。自分の幸せはもちろん、他の人の幸せもちゃんと願えて、そこに対して行動できる。まさに俺だなと思って、役作りはほとんど必要なかったです。監督からは全部アドリブでいいぐらいの感じだった。いざ現場に入ってから、それを言われたのは俺だけみたいで、アドリブに対して皆が笑ってくれない瞬間とか、笑いが起きるまでカットしない監督とか、撮影は僕にシビアでした」と笑わせた。

恋を知りたい⽂学少⼥・瑞穂役の志⽥は「この中で一番ピュアで⼄⼥な⼀⾯を持っている⼥の⼦だったので、⾔葉ではちょっと偽って、⾃分の感情とは違う強がりを⾔いながらも、表情には素直な感情が出てしまう。そんな彼⼥の素直さを⼤切に演じました」と撮影を振り返った。

酒井監督は個性的なキャスト陣との撮影を振り返り「毎⽇が刺激的で、こんなアドリブが出るんだとか、芝居に対する引き出しがあるんだとか、毎⽇驚いていました。皆さんが真剣に役に向き合ってくれて、毎カット毎カット素晴らしいものになりました」と胸を張った。

イベント後半は、好きと⾔えない主⼈公を筆頭に「告⽩すること」の⼤切さを描く本作にちなみ、撮影中に⾔えなかったことを告⽩。⼤⻄は「⽂化祭でのお化け屋敷のシーンでは、僕がビビりなのをスタッフさんが知っていたのか、扉を開けた瞬間に骸⾻みたいのがバコーンと出てきた。⼤⻄流星として『ヒー』という驚き声を出してしまった」と⾚⾯告⽩。窪塚は「実はクランクインからクランクアップにかけて若⼲痩せていました」、⿑藤は「撮影終わりや時間があるときにずっと⼀⼈⾏動を取って、ただひたすら博多を歩きました」、莉⼦は「6⼈全員揃ってお弁当を⾷べたことがなくて⼼残り」、猪狩は「⼥性陣3⼈をどう呼んだらいいのかわからない。宣伝活動の際、⿑藤さんと呼んだら『ウケる！死ぬ！』と爆笑された」、志⽥は「撮影開始当初、猪狩と⼆⼈きりになった際「私が⼈⾒知り過ぎて、何を聞かれても⼀問⼀答になったのが申し訳ない」とそれぞれが明かした。