サラ オレイン、天性のボーカリストにインタビュー!
2012/6/4 11:47
美しく天使のような容姿と透明感あふれるその歌声が聴く者の心に深く響き、癒しと不思議なパワーを与えてくれる天性のボーカリスト、サラ オレインさんがインタビューに応じてくれました。
オーストラリア国内のヴァイオリン・コンクールで優勝を重ね、シドニー音楽院に入学。その後、シドニー大学に進学し、東大に留学、3か国語(英語、イタリア語、日本語)を自在に操り、翻訳も手がけ、任天堂Wiiゲームソフト「ゼノブレイド」エンディングテーマ『Beyond the Sky』や、スクウェアエニックス発売iPhone向けRPG「ケイオスリングス オメガ」のテーマソングを担当などなど、多方面にわたり活躍中の彼女の待望のデビューアルバム『セレステ』が、6月20日ユニバーサルミュージックより発売されます。
Q:4月19日のショーケースが終わられていかがでしたか?
雰囲気のある教会でショーケースができて、とても満足しています。
Q:シドニー出身ということですが、現在はどちらにお住まいですか?
日本です。
Q:日本での生活はいかがですか?
とても住みやすいです。
Q:とても綺麗な日本語ですが勉強はどのようになさったのですか。
オーストラリアの大学で1年間勉強しまして、その後、東京大学交換留学生として1年半日本で勉強しました。ひらがながやっとという状態で日本に来ましたから、本当に大変でした。パソコンで打つことはできますが、今だに漢字は書けないです。
(とても綺麗な日本語でお話しされています)
Q:初めはヴァイオリンを習われたとか、ご自分からそれともご両親からの勧めで習われたのですか?
小さなときだったのではっきりと覚えていないのですが、母が言うには、何かの映像を観ていた時にヴォイオリニストが演奏する姿を見て、自分から習いたいと言ったそうです。
色々な習い事に興味がありましたが、母の教育方針が一つのことを続けるということでしたので、ヴァイオリンだけを習っていました。
Q:歌はいつからおけいこしたのですか?
小さな頃から歌うことが大好きで一人で歌っていました。少しクラシックの先生についたことも有りましたが、今は自分一人で練習しています。
Q:子供の時はどんな子供だったのですか?
「子供らしくない子供」だと言われました。外で遊ぶよりも一人で本を読んだり、詩を書たりするのが好きでした。
Q:普段はどのような音楽を聞かれていますか?
ジャンルを問わず、何でも聞きます。
Q:シドニー音楽院には何歳の時から通われたのですか?
オーディションを受けて中学生の時に入学しました。
Q:今まで一番影響のあった方は?
ヴァイオリンの先生、ぺリー・ハート氏です。(弱冠20歳でベルリン・フィル、コンサートマスターに就任したヴァイオリニスト、シモン・ゴールドベルクの高弟)
ヴァイオリンをとおして音楽、詩、人生等すべてにおいて影響を与えてくれた素晴らしい先生でした。
先生はなかなか生徒をとらない方でしたが、私を特別に生徒にしてくださいました。特に小さな子供には教えてらっしゃらなかったので、子供では私が最初で最後の生徒でした。
Q:どのようないきさつで弟子になられたのですか?
6才の時に初めて、マスタークラスに参加したのがきっかけです。その時は、弟子にして下さるとははっきりとは言わず、「来週戻ってきて」とおっしゃいました。始めは15分位のレッスンでしたが、だんだん長くなり30分、そして2時間になりました。2002年までレッスンが続きました。
Q:ヴァイオリンの魅力は?
歌う楽器だというところではないでしょうか。ヴァイオリンの音色は人間の声に最も近いと言われています。私は歌うことが一番好きなので、ヴァイオリンを弾く時も楽器を通して歌っています。
Q:勉強、ヴァイオリンの練習ととても大変ではなかったですか?練習方法とか?
はい、大変でした。でも、やりたい事が沢山あったので、いつも一日のタイムスケジュールを考えて生活していました。
今でも、今日やるべき事は今日中にします。時間は限られていますから。
Q:練習や勉強が嫌になったことはないのですか?
音楽は大好きでしたし、クリエイティブなことが好きなので嫌になったとこは無いですね。
Q:苦手なことはないのですか?
スポーツはあまりしたことがありません。ヴァイオリンをしていたので、指を怪我しないようにと母に運動を止められていました。ですから、今でも自転車には乗れません(笑)
Q:親に反抗したことは?
反抗といいますか、歌をうたうことを反対されました。小さい時からヴァイオリンを習っていたので、特に母はヴァイオリンだけお稽古してほしいという気持ちが強かったようです。それに音楽の仕事は決して安定性のある職業ではないので音楽は趣味にして、他の職業について欲しかったようです。
でも、私は音楽が大好きで音楽の無い生活は考えられないし、チャンスがあるならチャレンジしてみたいと思っていました。
Q:ユニバーサルミュージックからCD『セレステ』(6月20日発売)を出されますが・・・。
東大在学中から広告代理店でコピーライターと翻訳の仕事をしていました。その時に作っていたデモテープが、現在マネージメントをしていただいている会社に渡り、そしてレコード会社のプロデューサーに渡りました。ほんとに奇跡的な出来事でした!!
Q:翻訳を手がけられた創作絵本「オレ・ダレ」(越野民雄著・講談社刊)の英語版「Who?Me!」はどんな本ですか?
この本も留学中に翻訳させて頂きました。この本はいろいろな言語に翻訳されていましたがまだ英訳だけされていませんでした。はじめてこの本を日本語で読んだ時に、是非翻訳してみたいと思いました。いくつか訳したものを原作者の方に読んで頂いたところ、とても気に入ってくださり、講談社の編集の方へお話がいき出版が決まりました。
Q:大変ではありませんでしたか?
ぜんぜん!! とても楽しかったです!
会話とは違った美しい表現を選んでいく作業はとても面白かったです。もっと翻訳のお仕事にも挑戦してみたいです。
創作絵本「オレ・ダレ」(越野民雄著・講談社刊)の英語版「Who?Me!」は三菱商事による社会貢献活動の一環として、世界の子供達に配布されている。サラ オレイン自身も絵本の読み聞かせ会に参加するなど積極的にボランティア活動を行っている。
Q:好きな言葉は?
ラテン語で「カーペイディエム」です。
日本語でいうと「今を生きろ!」という意味になるでしょうか。挑戦したい事が沢山ありますので、一瞬一瞬を無駄にせず、一つ一つ積み重ねて行きたいです。
Q:今までに一番嬉しかったことは?
やはり、夢がかなったこのCD『セレステ』(6月20日発売)ができたことですね!
ほんとうに、一番嬉しいです!(満面の笑顔で)
Q:タイトル名『セレステ』とはどんな意味があるのですか?
ラテン語が由来で「この世のものとは思えないほど美しいもの、完璧なもの、天使」という意味です。フランス語やイタリア語でも存在する素敵な言葉なので選びました。
Q:タイトルに合わせて選曲なさったのですか?
はじめに曲を決め、それからタイトルを決めました。
Q:選曲はどのように決められたのですか?
クラシックやジャズなどのジャンルに捉われずに、幅広くいろいろな世代、いろいろな国の人に愛されるような曲を選びました。
Q:曲の順とかは?
自分で決めました!理由を聞かれると説明が難しいのですが全体の流れですね。一曲目に「イフ」を選んだのは、皆さんが良くご存じで、歌とヴァイオリン演奏の両方入っていること。そして皆さんにまず初めに聞いて頂きたかったのでこの曲を選びました。
CDを前半と後半に分けると、ちょうど真ん中にオーストラリアの曲がきます。オーストラリア大陸の真ん中に、国のシンボルであるエアーズロック(大きな赤い岩)があるように、私の生まれ育った国、オーストラリアへの想いを込めて、アルバムの中心に「I Still Call Australia Home」という曲を入れました。
Q:11月のコンサートがございますが?
アルバムに入っている曲を全曲歌います。それに加えてヴァイオリン・ソロも演奏する予定です。ほかに、コンサートのために書き下ろした新曲も披露します。
Q:現在使用しているヴァイオリンはどんな楽器ですか?
1878年にフランスで製作されたもので2007年から弾いています。弓もフランス製です。高音も綺麗ですが、低音がヴィオラやチェロのように深く響いて、弾いていてとても気持ちが良いです。
世界中から集めたヴァイオリンを見せて頂けるという機会があり、そこで出会いました。このヴァイオリンを弾いた瞬間に自分に合っていると思い、美しい音色も気に入りました。
Q:これからの活動について
歌手やヴァイオリニストとしての活動以外にも、いろいろな事にチャレンジしていきたいと思っています。
★野外ジャズ・フェスティヴァル『真夏の夜のJAZZ in HAYAMA2012』
昨年に引き続き、ジャズ/フュージョン界の一流プレイヤーとスペシャル・ゲスト・ヴォーカリスト参加による野外ジャズ・フェスティヴァル『真夏の夜のJAZZ in HAYAMA2012』が今年も葉山マリーナにて開催決定! 今年は2DAYSに拡大。サラ オレインは7月27日に出演します。ご期待ください!
5月1日(火)よりファミリーマートにて独占先行予約スタート!
『真夏の夜のJAZZ in HAYAMA2012』
日時:
7月27日(金) ~Friday Crossover Night~
7月28日(土) ~Saturday Jazz Night~
15:00開場/16:00開演~20:00終了(予定)
会場:葉山マリーナ 特設ステージ
【出演予定アーティスト】
7月27日(金) ~Friday Crossover Night~
☆シャカタク ☆村上“ポンタ”秀一 meets 高中正義 with 斉藤ノヴ ☆レ・フレール ☆斎藤圭土 ☆樹里からん ☆サラ オレイン
7月28日(土) ~Saturday Jazz Night~
☆山中千尋 with Special Guest 稲垣潤一 ☆PONTA BOX ☆ハクエイ・キム with Special Guest Crystal Kay
and more!
【チケット】
5月27日(日) 一般発売
5月1日(火)~15日(火) ファミリーマートにて独占先行予約
ベンチ席:¥8,500(全席指定)/テーブル席:¥9,800(全席指定)
このほか、6名様テーブル席(\57,000)や豪華特典が付いたプラチナ・チケット(\29,800)も販売
詳しくは、オフィシャルサイトをご覧ください。
【オフィシャルサイト】 um-jazzfes.jp
『セレステ』
2012年6月20日発売
初回限定盤SHM-CD+Blu-ray UCCY-9014 3,675円(税込)
(限定盤特典ボーナス・ブルーレイ・ディスク付 高音質SHM-CD仕様)
通常盤UCCY-1025 2,854円(税込)
1.If
Composed by David Gates
2.Koppangen(コッポンゲン)
English Text:Pereric Moraeus
3.Both Sides Now(青春の光と影)
Composed/Lyrics by Joni Mitchell
4.My Favorite Things(私のお気に入り)
Composed by Richard Rodgers
Lyrics by Oscar Hammerstein
5.私の好きな月「枕草子」より
作詞:一倉宏、作曲:上田知華
6.I Still Call Australia Home
Composed/Lyrics by Peter Allen
7.Nuovo Cinema Paradiso(ニュー・シネマ・パラダイス)
Composed by Andrea Morricone/Ennio Morricone
Lyrics by Alessio De Sensi
8.Summer Rain
Composed/Lyrics by Jeffrey Franzel/Hayley Westenra
9.比べられない「枕草子」第68段より
作詞:一倉宏、作曲:上田知華
10.L’Appuntamento(Sentado A Beira Do Caminho)(約束)
Composed/Lyrics by Erasmo Carlos/Roberto Carlos
11.言葉にできない
作詞/作曲:小田和正
12.Breathe in me(ブリーズ・イン・ミー)
Composed by Sarah Alainn/Edward Elgar
Lyrics by Sarah Alainn
13.The Final Time Traveler
「タイムトラベラーズ」エンディング・テーマ
作・編曲:坂本英城、作詞:イシイジロウ(日本語詞)
作詞:サラ オレイン(英語詞)
サラ オレイン オフィシャルサイト
http://www.sarahalainn.net/
公式facebook & Twitter開設!
http://www.facebook.com/sarahalainn.net
https://twitter.com/#!/SarahAlainn
photo:Yasuhiko Akiyama
サラ オレインさんのサイン入り色紙を3名さまにプレゼント致します。
1、サラ オレイン 色紙プレゼント
2、お名前
3、連絡先
4、好きなアーティスト、取り上げてほしい内容の記事
をお書きの上お申し込みください。
プレゼント申し込み
締切 6月20日