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2014年1月25日 02:09

ミュージカル「RUN TO YOU ~俺たちのストリートライフ~」出演者にインタビュー!どうしても感謝の気持ちを伝えたかった。

2月2日まで東京・アミューズ・ミュージカルシアターにて上演中の超新星のゴニルとグァンスがWキャストで出演する話題のミュージカル『RUN TO YOU ~俺たちのストリートライフ~』に出演中のキャストに話を聞いた。

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『RUN TO YOU ~俺たちのストリートライフ~』は、日本でDJ OZMAがヒットさせた「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」の原曲「RUN TO YOU」を歌う韓国で絶大な人気を誇るHIP HOPグループ“DJ DOC”のヒット曲にのせておくる、音楽にかける若者たちの熱い青春ストーリー。歌手デビューを夢見てナイトクラブで働くジェミン(ゴニル、グァンス Wキャスト)、スチャン、ジョンフンの3人が、成功と挫折を味わいながらも、立ち上がるという青春ストーリー。2011年創作ミュージカルとして韓国で初演され、今まで2回再演されている。昨年は大阪松竹座にて東京公演と同じく超新星のゴニルとグァンスがミュージカルに初挑戦し、話題となった。

今回は、本作品に初参加となる、ジェミンの彼女セヒ役のアン・サンウン、そのセヒを思い続けるスチャン役のキム・ヨンナムとチョ・ソンジェ(Wキャスト)、2年付き合った彼女に振られるもデキる男になるために努力するジョンフン役として初演から出演しているカン・ホンソクがインタビューに応じ、本作品の見どころなどを語った。

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-本作品の見どころを教えてください。

カン・ホンソク:この作品には2つの魅力があります。演じる者の“若者が秘める情熱を爆発的・情熱的にどう観せるか”それと音楽の持っている力がとても強いのでどの国の人が観ても、“音楽の力で伝わる”というところです。だからこそ気楽に観ることができます。

アン・サンウン:ストーリーに、DJDOCのジュークボックスミュージックと歌詞がとってもマッチしているところです。以前、歌詞とストーリーがマッチしていない作品を観た事がありますが、この作品は演じる側としてもとっても演じやすく、観客の皆さんにも直接的で分かりやすい作品だと思います。

キム・ヨンナム:この作品は、アンサンブルにいたるまでしっかりと描かれたキャラクターがちゃんとあるのも魅力だと思います。

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-自身のオススメシーンは?

カン・ホンソク:僕はコメディーの部分を担当しているので、愉快で楽しい笑いをお届けしています。その部分を楽しみたい方は、是非!僕を見てください(笑)。

アン・サンウン:セヒが持っている音楽に対する情熱や強い意志と、恋人のジェミンとスチャンへの接し方の違い、それとアルバイトをしているカラオケの場面での(すこしテレながら)ちょっとセクシーな部分です。

キム・ヨンナム:終盤に出てくる「待ってる」という曲の歌詞は、4人のそれぞれの心境や状況を説明してくれているので、自分も含め全員の見どころですし、本作品のハイライトだと思います。

チョ・ソンジェ:スチャンは、3人の中で中間的な役割をしていますが、その立場でありながらも、自分が秘めている情熱や男らしさを強く見せているので、注目してください。

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-カン・ホンソクさんは初演から出演されていますが、このチームの魅力は?

カン・ホンソク:今回、昨年の大阪公演のメンバーがほとんど参加していて、より絆が深まり強く目を見ただけでお互いが“何を要求して、何を求めているのかが分かる”くらいどのチームよりも結束力が強い、すべての面で優れたチームになっています。

-東京公演向けに、変更されたところはありますか?

キム・ヨンナム:アン・サンウンさんが参加しているのが一番の変更点です(笑)。

カン・ホンソク:それと男性がさらにイケメン揃いになっています(爆笑)。

-楽曲「RUN TO YOU」の振り付けに“ジャクソン”が取り入れられていますが、笑顔の裏に、身体中の筋肉を使っているのでは?
※「スムーズ・クリミナル」(マイケル・ジャクソン)の直立のまま前傾する振り付け。「ゼロ・グラヴィティ」とも言われている。

アン・サンウン:1人の力ではなく、下で支えるパートナーがいます。でも信頼がないと出来なくて、その気持ちを持って踊ると、自分はまったく苦になりません。でも下で支えているパートナーの方は大変です(笑)。

カン・ホンソク:僕、稽古場で試しにやったんです。本当に大変でした(一同大爆笑)。下の人は40~50キロ位を持ち上げるくらいの力がいるんですよ。

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 本作は、演者と観客が一緒に盛り上がれるのも話題のひとつです。東京と大阪で観客の反応の違いはありましたか?

カン・ホンソク:大阪公演は2階席まであり、最初の頃は「一緒に楽しみましょう!」とアピールをしてもおとなしかったんです。でも東京の劇場は舞台と客席が近く、最初からノッテくれて、最後列の方の表情まで見えて、感じてくれているのが分かり演者としてもやりやすいです。

-チョ・ソンジェさんは昨年デビューですが、ストリートライフの初心が「ヒップホップクラブ」なら、チョ・ソンジェさんの「初心」は?

チョ・ソンジェ:まだまだ初心です(笑)。実は来日してから父のように慕っていた叔父が亡くなりました。その事を聴いた時、いろいろな事を見つめ直したんですが、この作品は稽古の時から、初心に戻りいろいろと考えて役作りしたことを思い出したんです。だから、何年か経って初心に戻りたくなったら、この公演を思い出すと思います。

-先日、休演日がありましたが、どのように過ごされましたか?

カン・ホンソク:来日してから毎日舞台稽古や本番が続いていて17日が久しぶりの休日でした。そこで、前日にゴニルさんが「ご飯を食べに行こう!」と誘ってくれてみんなで食事に行き、サンギョプサルを食べて、焼酎を飲んだんです。その味が“日本では味わえない”と思っていた本場韓国の味で、すごく楽しく過ごしました。大久保にある日本で有名なお店だそうです。

一同:すごく美味しかったです!

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と、ここでインタビューが終了する予定だったが、カン・ホンソクさんから「どうしても伝えたい事があります。実は日本はとっても乾燥していて、僕たちもどの調子が100%ではありません。でも、観客の皆さんが熱く声援をおくってくれるので、毎日頑張っています。本当に感謝しています。この事を皆さんに伝えたかったんです。この舞台にもう1人キャストがいるとしたら、それはお客様です。一緒に笑って、一緒に踊って、一緒に楽しんでください」とメッセージを伝えてくれた。

 

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