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東儀秀樹×古澤巌×coba~三人の新たな伝説が始まる!コラボアルバム『TFC55』リリース会見で生演奏披露!(前編)

2014/9/21 23:39

取材: 記事/写真 RanRan Entertainment

 

伝統を大切にしながら、それぞれの分野で活躍し新しいチャレンジをし続けるアーティスト、東儀秀樹(雅楽師)、古澤巌(ヴァイオリニスト)、coba(アコーディオニスト)。2014年9月10日に、この3人だから成し得た“やんちゃな大人”が発信するアルバム『TFC55』がリリースされ、記者会見が行われた。

コンサートツアー真っ最中であるこの日、三人とも今年55歳を迎える、アルバムタイトルにも55という数字があるように、どのような思い入れでこのアルバムを製作したかなどアーティスト本人からの話に注目が集まった。

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―どのようにしてこのユニットが結成されたのか教えてください。―

東儀秀樹:僕と古澤さんは、もうずっと前からツアーを続けてきていて、去年ゲストにcobaさんに登場していただいたのです。その時また、違う空気が現れてアグレッシブなコンサートになり、そのことがとても印象的なものとなりました。それで、これをもう一回僕が味わいたかった(笑)。お客様からも「あれをもう一回見たい。」とオファーもありましたので、実現させたいと思い、またcobaさんにお願いをしました。今回はゲストとしてではなく、3人がイーブンな状況でステージに立つことになり、それにあたってcobaさんはcobaさんで去年の情熱を楽しんでくれていたんだなと思う証かしがあったのだなと。3人のための曲を思いついたと言ってくれまして、その曲をどうしようかと、勿論コンサートでは演奏しますが何か形に残したいと思いました。僕は僕でアルバムを製作していたし、古澤さんは古澤さんで製作していた時期でもあって、それにはテーマがあったりカラーがあったりするので“今回はこれで行く”ということのバランスがなかなか難しくて。だったら、ミニアルバムで3人のアルバムをリリースすることを考えられないかなと、閃いたのでcobaさんに提案したら、「それもいいんじゃないか。」と言っていただきました。どうせだったら1曲ずつぐらい曲を作り合って提供し、僕ら3人でしかできない、3人が集まったからこそできることを世に残していこうということになったのです。

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―全員が55歳ということで、歳を前面に出すということに抵抗はありませんでしたか。―

東儀:失礼な事言ってませんか(笑)。

古澤巌:僕のことですか?僕の顔を見ていっていましたね(笑)。この3人が同じ歳だというだけで、何かそれをステージで話をすると「お~!」みたいになることを東儀秀樹が楽しんでいる・・そういうことなんですね(笑)。

―これはギャグが入っているわけですよね、55というのは。―

東儀:勿論!こういうのは縁なわけで、3人とも同じ歳ということ。つまり、生まれて今まで同じような物を見聞きしてきた、それで価値観を共有できたということは非常に縁ででしかなく、運であるのでこれはこれで大切なものだと考えて、そんな名前を一緒になって面白がってもらおうと思ったんですね。

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―世界で唯一の珍しい楽器同士のユニットだと思いますが、こういった世界的なアーティストに曲を提供するときはどういう点に留意されますか―

coba:楽器の特性は勿論ありますが、大事なのはキャラクターです。やはり東儀さんの笙だし、篳篥(ひちりき)、古澤さんのヴァイオリンだし。ヴァイオリニストとは本当にたくさんの方とのお付き合いがありますが、やはり古澤さんしか出せない音があるのですね。そして自分は自分の音しか出せないのです。だから3人が例えばトゥッティ(奏者が一斉に音を出すこと)でユニゾン(オクターブを含む同じ音程)で同じフレーズで弾いてみるとき正直最初は怖かったのです。どんな音がするのだろうと。だって篳篥だってヴァイオリンだってアコーディオンだって、もの凄い倍音構成でこれを3人でやったら喧嘩になるんじゃないかな(笑)と。ところが実際に曲を聴いていただければわかると思いますが、とにかく凄いですよ。色々なことが上手くいっていて、オーケストラヒットにも匹敵するようなインパクトのある音、新しい発見ができて良かったと思っています。

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―古澤さんはヴァイオリニストであると、こういった楽器の方との共演はありえないですよね。最初はどうでしたか?―

古澤:そうですね、最初はこのユニットができて一番楽しいと思ったのは、東儀秀樹が作曲する曲、cobaが作曲をする曲・・僕、実は作曲って凄く苦手なのですが無理やり一曲(笑)お前も一曲どうだと言われ作ったのです。あまりにお二人が素晴らしい曲を書くのでそれを僕が弾けるというのもリアルタイムで僕は演奏家ですが、昔は作曲して演奏してそして一人前というのが普通だったでしょう。この二人は曲を作りながら演奏しながらずっときているという、その刺激がとても強かったです。そしてそういうものを一緒に演奏させていただける。なるべくヴァイオリンって篳篥とあわせて弾く最初から簡単ではなかったのです。普段適当に弾いてあわせるなんていうことでなく、十数年かかっているわけなんです。東儀君に会ってからそれぐらい経ちますから。やはりその訓練は大きかったです。一番難しかったのは心です。僕がB型で彼はA型なんです(笑)。

coba:僕は調べてないので、交通事故に遭ったら死んでしまうかも(笑)。

古澤:まあ、それは半分冗談ですが、和というか非常に宇宙的な音がする楽器に対して、何かヒョコヒョコとヴァイオリンを弾いていても、全然チグハクな感じがしていたのです。それでこれは精神的な宇宙感まで自分が近づいていくということ。元々そういうバックグラウンドがあってcobaさんの激しいラテンのような曲になってきて、皆でセッションになると、さっきcobaさんが言っていましたがそれができるのは、長い間東儀秀樹からのインパクトのおかげということで、ヴァイオリン弾きということじゃないですよ。

東儀:それをいつも古澤さんが言ってくれて、嬉しい話だなと思っていて僕は僕の演奏をしている。僕も僕自体のことだけでよく人に言われるのが、雅楽の楽器でよくそういうポップな洋楽的なことをできるものだねと言われるのです。でも僕には無理をして西の物と東の物、古い物と新しい物を一つにしようと頑張ったことは一度もありません。元々雅楽を始める前にロックが好きでギターを弾いていたり、バンドをやっていたということが全て上手く働いて、セッションすることにも臆することなくできたのです。閃いたことを自然に表現してきただけです。だから当たり前のようにやってきたことを古澤さんのような世界的な方に知らず知らずのうちに、影響になっていると聞くと、もっともっと話していてって思ってしまうのですが(笑)。

例えば、このコンサートを去年観に来てくださった方々も思っていらっしゃると思うのですが、ああ~このジャンルの違い、ヴァイオリンと篳篥とアコーディオンって合うものなんですねと皆さんおっしゃるんですね。“そうですよ”と自信を持って僕も言うのですが、これはそれぞれの楽器同士が合うということではなく、古澤さんと東儀秀樹とcobaさんだから合うということが絶対的にあるんですね。これが他の方では全くこのような調和と膨らみ、奥行ということはないと思います。表面的に音楽を演奏することはできたとしても、やはり人間なんだと思いますね。

―cobaさんはこのようなお二人の間に入って、最初はどうでしたか?―

coba:やはり、最初はとても入りにくかったですよ(笑)。

東儀:結構図々しく入ってきたじゃない!(笑)

coba:既に素晴らしいお二人の世界が出来上がっていたので、それに僕が割って入るのもなんとも申し訳ないし、そういう気持ちがしていましたよ。でもやり始めるとなるほど、これは楽しいな!と。ちょっとおこがましいですが、最近はコラボレーション流行りですよね。レコード会社さんやイベンターさんを前にして大変申し訳ないですが、群れていこうという感じが多いと感じていました。僕はアコーディオンという楽器で何か運命を変えたいという、自分なりの大きな使命を背負ってやってきまして、そういうことから群れたくないという気持ちがずっとありました。ですから、お二人でおやりになっているところに僕が入って、いかにもお得ですよ!みたいなことになったら元も子もないし、ミイラ取りがミイラになるとも正直思いました。

でも、やってみると面白い!コラボレーションというのは会話と同じなんですね。お互いに自立しあった大人が、相手が好きだから一緒にやれる。だから抱き合ってチューするのと同じですよ(笑)。つまり“解ける”。取材でもそうです。一時間半も取材を受けていても、この人とは出会えなかった(本心と)ということがあります。だから本当に好きだからお互いが解け合って理解しあって、だから接着するわけです。そこがあると本当の意味でのコラボレーションがあり、戦略的なコラボレーションではなく、困った時には助け合いがある。それが大人としての僕らがちょっと失いかけている感覚なんじゃないかと。そういうところから、何か新しいことが生まれていくべきだし、一過性のものではなく古くならずに残るものに僕らは憧れますから、そういうことが東儀さんと古澤さんとだったらできるかなと思った次第です。本当かどうか演奏を聴いてみてください。

古澤:(曲名をもじって)Love Fat(太っている)Trickじゃないですよ(笑)Love Hat(ハット) Trickです!

東儀:(タイトルの)TFCのFCはT、Fファット、Cキュートじゃないですよ(笑)

★★ここで収録曲の『Love Hat Trick/作曲:編曲coba』を記者の前で披露!(★その模様はランラン編集部のyou tubeにて動画公開されていますので、是非ご覧下さい!)

こちらから観れます→  http://youtu.be/ii6WPbqR9Vk

後半に続く

★★アルバム『TFC55』2014年9月10日発売/CD:UCCY-1042/定価\1,500+税

【収録曲目】

①Love Hat Trick

②TFC(Treasure Finding Cruise)

③はじまりの風景

④Liberportango~タンゴ自由の扉~

⑤Highland Nostalgia

★★東儀秀樹×古澤巌×coba 全国ツアー2014「TFC55」

8月9日(土)身會岐神社 能楽殿(山梨県)

9月12日(金)神戸文化ホール 大ホール(兵庫県)

9月20日(土)NHK大阪ホール(大阪府)

9月23日(火・祝)愛知県芸術劇場コンサートホール(愛知県)

9月28日(日)Bunkamuraオーチャードホール(東京都)

10月4日(土)周南市文化会館(山口県)

10月9日(木)札幌コンサートホールkitara大ホール(北海道)

10月12日(日)はつかいち文化ホール(広島県)

10月13日(月・祝)都城市総合文化ホール 大ホール(宮崎県)

10月19日(日)大宮ソニックシティホール(埼玉県)

★海外公演「スイス日本国交樹立150周年記念公演」

10月22日(水)ジュネーブ公演・BFMホール

10月24日(金)ベルン公演・世界遺産ベルン大聖堂

★★コンサート情報はこちら

http://www.togifurusawacobe,jp/

 

 

 

 

 

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